ロンドンのグルーヴを求めて:CityNomixが誘う、魂のレコードハンティング紀行
こんにちは、PhotomoのCityNomixです。普段はデジタルマーケティングの世界で戦略を練る日々ですが、ひとたびオフィスを離れれば、カメラを片手に国内外の街を彷徨い、その土地ならではのカルチャーの息吹を追い求める旅人となります。「歩いて、撮って、書く」――それが私の信条であり、Photomoを通じて皆さんと共有したい体験の核心です。特に音楽は、私の旅において欠かせない羅針盤であり、インスピレーションの源泉。そして、その音楽体験を最も濃密に感じさせてくれるのが、一枚一枚に物語が宿るアナログレコードではないでしょうか。
今回、私が皆さんを誘うのは、世界屈指の音楽都市、ロンドンでのレコードハンティングの旅です。歴史的な名盤が生まれたこの街には、今もなお、音楽愛に満ちたレコードショップが数多く点在し、私たちのような探求者を温かく迎え入れてくれます。なぜ今、ロンドンでレコードなのか? それは、単に懐古趣味に浸るためではありません。デジタルが主流の現代において、あえてフィジカルなメディアに触れることで得られる感動、ジャケットアートの美しさ、針を落とす瞬間の高揚感、そして何よりも、店主や他のコレクターたちとの予期せぬ出会い――。これらすべてが、Photomoが大切にする「記録ではなく体験を、日常ではなく感覚を伝える」というテーマに深く共鳴するからです。
このピラーページでは、私が実際に足を運び、心を揺さぶられたロンドンの珠玉のレコードショップたちを、それぞれの個性や魅力、そして私自身のリアルな体験談(時にはちょっとした失敗談も交えつつ!)と共にご紹介します。ブリックレーンのカルチャー発信基地から、Oasisファン感涙の聖地、ジャック・ホワイトの世界観が炸裂するショップ、そしてインディーズ音楽の最前線まで。この旅路を通じて、皆さんの知的好奇心を刺激し、次のロンドン旅行、あるいは新たな音楽探求への一歩を踏み出すきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。さあ、CityNomixと一緒に、ロンドンの奥深いレコードカルチャーの渦へと飛び込んでいきましょう。
なぜ今、ロンドンでヴァイナルなのか? アナログの逆襲と「体験」を求める心
デジタルの波が世界を席巻し、音楽もストリーミングで手軽に楽しめるようになった現代。しかし、そんな時代だからこそ、アナログレコード――ヴァイナルの持つ温もりや質感が、再び多くの人々を魅了しています。ここ数年、世界的にヴァイナル市場は拡大を続け、「アナログ回帰」とも呼べる現象が起きています。では、なぜ今、人々はヴァイナルに惹かれるのでしょうか?そして、なぜその探求の地にロンドンを選ぶべきなのでしょうか?
まず、ヴァイナルが提供するのは、単なる「音源」以上の「所有する喜び」と「体験」です。大きなジャケットアートはそれ自体が芸術作品であり、歌詞カードやインナースリーブに込められた作り手の想いに触れることができます。レコード盤をプレーヤーにセットし、針を落とすという一連の儀式は、音楽と真摯に向き合う時間を与えてくれます。ストリーミングでは得られない、このフィジカルな手触りや手間こそが、音楽をより深く味わうためのスパイスとなるのです。私がデジタルマーケティングの世界で日々最適化や効率化を追求しているからこそ、この非効率とも思えるアナログの営みに、逆に人間的な豊かさや本来的な価値を見出してしまうのかもしれません。
そして、そのヴァイナル探しの旅の舞台として、ロンドンは比類なき魅力を放っています。この街は、ザ・ビートルズ、ローリング・ストーンズ、セックス・ピストルズ、クイーン、オアシス、コールドプレイといった、時代を象徴する数えきれないほどのアーティストたちを生み出し、世界の音楽シーンに多大な影響を与え続けてきました。パンクムーブメント発祥の地であり、ブリットポップが花開いた場所でもあり、常に新しい音楽トレンドが生まれる土壌があります。街を歩けば、伝説的なライブハウスやレコーディングスタジオの跡地に出くわし、まるで音楽の歴史そのものに触れているかのような感覚に包まれます。
ロンドンのレコードショップは、そんな音楽史のアーカイブであり、現在進行形のカルチャー発信地でもあります。老舗の風格漂う中古盤専門店では、廃盤となったレアな一枚や、青春時代に夢中になったあのレコードとの再会が待っているかもしれません。一方、インディペンデント系のショップでは、まだ見ぬ才能が放つ斬新なサウンドや、限定盤といったコレクターズアイテムに出会うチャンスが広がっています。そして何より、そこには音楽を愛する人々が集い、知識豊富なスタッフや同じ趣味を持つ客との会話から、新たな発見やインスピレーションが生まれることも少なくありません。これは、アルゴリズムがリコメンドするデジタルな音楽体験とは全く異なる、人間的な温かみに満ちたインタラクションです。
私が今回訪れた各ショップも、それぞれが独自の個性と哲学を持って運営されていました。例えば、Rough Tradeのようにレーベルとしての歴史を持ち、インストアライブなどを通じて積極的に音楽文化を育む場所もあれば、Sister RayやReckless Recordsのように特定のジャンルやアーティストの聖地としてファンに愛され続ける店もあります。また、Third Man Recordsのようにアーティスト自身の強烈な美学が貫かれた空間や、Phonica Recordsのように先鋭的なエレクトロニックミュージックやカセットテープといったニッチな需要に応える店も存在します。これらの多様性こそが、ロンドンのレコードシーンの豊かさであり、私たち探求者を飽きさせない魅力なのです。
Photomoのテーマである「歩いて、撮って、書く」は、まさにこのレコードハンティングの旅そのものです。未知のレコードショップを目指して街を歩き、心惹かれるジャケットや店構えをカメラに収め、そこで得た感動や発見を言葉にする。それは、単なる「買い物」を超えた、五感をフルに使った「体験」の記録。そして、その体験は、時に予期せぬ出来事――例えば、FOPPでのクレジットカード置き忘れ事件や、Music & Video Exchangeでのカセットテープ買い逃しといった小さな失敗談さえも、旅の忘れられない1ページとして刻まれます。こうしたリアルな体験こそが、読者の皆さんの心を動かし、次の行動を後押しする力になると私は信じています。
この後のセクションでは、そんなロンドンの魅力的なレコードショップでの具体的な体験を、一軒一軒丁寧に紐解いていきます。それぞれの店の雰囲気、品揃え、そして私がそこで何を感じ、何を見つけたのか。CityNomixならではの視点で切り取ったロンドンの音楽シーンの断片を、どうぞお楽しみください。
【本編】ロンドンのレコードハンティングの旅を巡る旅
さあ、ここからは私が実際にロンドンの街を歩き、その足で稼いだ珠玉のレコードショップでの体験を、一つ一つ詳しくご紹介していきます。それぞれのショップが持つ独自の雰囲気、心躍る品揃え、そしてそこで待ち受けていた忘れられない瞬間や、時にクスッと笑えるようなエピソードまで。Photomoのレンズを通して切り取った、ロンドンのヴァイナルカルチャーのリアルな息吹を感じていただければ幸いです。
Rough Trade East – ブリックレーンの鼓動、カルチャーが生まれる場所

曇り空がロンドンらしい情緒を醸し出す11月のある日、私は東ロンドンの流行発信地、ブリックレーンの一角に佇むRough Trade Eastの扉を開けました。ここは単なるレコードショップという言葉では語り尽くせない、まさに「音楽発信基地」。1976年の創業以来、ポストパンクやUKロックシーンを牽引し、The Strokesをはじめとする数多くのインディーバンドを世に送り出してきた伝説的レーベル、Rough Tradeの息吹を色濃く感じられる場所です。
一歩足を踏み入れると、広々とした空間に圧倒されます。新品が約9割、中古が1割という構成で、特にRough Trade限定仕様の新譜が充実しているのはファンにはたまりません。ロック、ポップ、インディーを中心に、ジャンルの垣根を越えた多彩なラインナップが迎えてくれます。店内奥にはカフェスペースやライブ用のステージも併設されており、私が訪れた日も、多くの音楽ファンがビール片手に談笑したり、熱心にレコードを試聴したりしていました。床にデザインされた過去のアルバムアートや、トイレの壁紙に至るまで遊び心満載のアートワークは、隅々にまでRough Tradeらしさが宿っている証。まさに、音楽カルチャーそのものを体現する空間です。
この日、私の心を掴んだのは、Thus Loveの『All Pleasure』というアルバム。Rough Tradeの「アルバム・オブ・ザ・マンス」にも選出され、店頭でも大きくフィーチャーされていました。90年代のブリットポップを彷彿とさせるギターリフと、どこかArctic Monkeysを思わせるサウンドに一瞬で心惹かれ、試聴後すぐに購入を決意。エクスクルーシブ仕様のパッケージも所有欲を満たしてくれます。これぞ、レコードショップで「Digる」醍醐味。予期せぬ素晴らしい音楽との出会いは、旅の最高のスパイスです。
Photomo的視点から見ると、Rough Trade Eastは被写体の宝庫。広大な店内、整然と並ぶレコード、試聴に没頭する人々、そしてライブが行われればその熱気。どこを切り取っても絵になります。特に、自然光が差し込む大きな窓際や、壁一面のレコードジャケットは、モノトーンで撮影してもミニマルで美しいでしょう。ここは、ただレコードを買うだけでなく、音楽が生まれる瞬間に立ち会えるような、そんな特別な感覚を味わえる場所。ロンドンで「今」の音楽を感じたいなら、絶対に外せない聖地と言えるでしょう。
このRough Trade Eastでのより詳細な体験や、店内の雰囲気、購入したレコードについては、こちらの記事で詳しく語っています。
ロンドン旅行中に訪れたおすすめレコードショップ – Rough Trade East
Sister Ray – Oasisファンの聖地、Berwick Streetで鳴り響くロックの魂

雨がそぼ降る2024年11月13日の午後、私はロンドンのSOHO地区、Berwick Streetに立っていました。ここは、Oasisの歴史的名盤『(What’s The Story) Morning Glory?』のジャケット写真が撮影された場所として、世界中のロックファンにとって特別な意味を持つストリートです。昨年再結成を果たし、ワールドツアーを控えるOasisへの想いを胸に、この聖地を訪れることは私にとって長年の夢でした。そして、そのジャケット写真にも写り込んでいる老舗レコードショップこそが、今回ご紹介するSister Rayです。
2000年に初めて訪れて以来、今回で4度目の訪問となるSister Ray。その魅力的な佇まいと、音楽愛に溢れるウィンドウディスプレイは、いつ訪れても私の心を捉えて離しません。1階はCDが中心のフロアで、壁一面に広がる棚は圧巻。レジ前にはお得な新品CDが並び、中古コーナーでは時折レアなプロモーション盤に出会えることもあります。しかし、やはりSister Rayの真骨頂は地下のアナログレコードフロア。新品も中古もアーティストごとに綺麗に整理され、非常に探しやすいのが特徴です。特に新品の品揃えは充実しており、時間を忘れてレコードの海に溺れてしまいます。
もちろん、私が真っ先に向かったのはOasisのセクション。期待通り、今回も貴重なプロモ盤との出会いがありました。『(What’s The Story) Morning Glory?』のリマスター盤リリース時に配布された「Acquiesce」の片面12インチプロモ盤(RKID74T)や、『Be Here Now』リマスター盤リリースのプロモ「Stand by me」の12インチ。これらを発見した時の高揚感は、まさに宝探しの醍醐味です。さらに、Liam Gallagherのソロ7インチシングル4枚や、ほぼ同時期に夢中になって聴いていたThe Smashing Pumpkinsのベスト盤『Rotten Apples: Greatest Hits』の初アナログ盤(180グラム重量盤)といった運命的な出会いもあり、まさに感無量でした。
Photomo的視点では、Sister Rayの持つ歴史とオーラは格好の被写体です。Oasisのジャケ写と同じアングルでBerwick Streetを撮影するのはもちろんのこと、店内の薄暗い照明に照らされるレコードの棚、真剣な眼差しでレコードを選ぶ人々、そしてフレンドリーなスタッフとの交流。その全てが、SOHOの音楽文化を象徴する光景です。特に地下フロアのレコードに埋もれるような感覚は、訪れた者にしかわからない特別な体験となるでしょう。ここは、Oasisファンならずとも、全ての音楽好きが訪れるべき「音楽の宝庫」です。
このSister RayでのOasis聖地巡礼の記録や、感動的なレコードとの出会いについては、こちらの記事で詳しくレポートしています。
【ロンドン音楽旅】Oasis聖地Sister Rayでレコード発掘!限定盤と再会の記録
Reckless Records – Berwick Streetのもう一つの顔、中古盤ディグの桃源郷

Oasisの聖地、Berwick StreetにはSister Rayという絶対的な存在がありますが、その向かいに位置し、双璧をなす名店がReckless Recordsです。2024年11月2日、典型的な英国の曇り空の下、私はこの店のカラフルなファサードに引き寄せられるように足を踏み入れました。Sister Rayが持つ重厚な雰囲気とは対照的に、ポップで明るい印象。このコントラストこそが、Berwick Streetの音楽文化の多様性を物語っているかのようです。
店内に入ると、まずジャンル別に整理された新品レコードのセクションが目に飛び込んできます。私が訪れたタイミングでは、ちょうどリリースされたばかりのColdplayのニューアルバム『Moon Music』を発見。旅の記念にと迷わずキープしました。新品レコードの棚の上には、さらに貴重なレア盤が展示されており、まるで小さな博物館のよう。しかし、Reckless Recordsの真骨頂は、その奥に広がる広大な中古レコードの山。全体の7割以上が中古品で、レコードだけでなくCDやカセットテープも扱っています。壁一面に広がるジャケットアートは圧巻で、一つ一つ丁寧に見て回るだけでもあっという間に時間が過ぎていきます。
丹念に「Digging(ディグる)」こと数十分。ついに探し求めていた一枚と出会いました。それは、90年代UKロックシーンを代表するThe Stone Rosesの名曲「One Love」の12インチアナログシングルレコード。45回転仕様で音質が良いとされるこの盤は、まさに一期一会の宝物です。Reckless Recordsの魅力は、この中古レコードの豊富さと、訪れるたびに品揃えが変わるライブ感にあります。「昨日あったものが今日はない、今日なかったものが明日にはあるかもしれない」というスリルと期待感がたまりません。また、レコード本体はレジ奥にきれいに保管され、ジャケットだけを見て選び、状態の良いものをレジで受け取れるシステムは、購入者にとって非常に安心できるポイントです。
Photomo的観点から言えば、Reckless Recordsのカラフルでポップな外観は、SOHOのストリートフォトに彩りを添えてくれます。店内は、壁一面のレコードジャケットが織りなす万華鏡のような光景が広がり、どこを切り取っても「音楽愛」が伝わってくるでしょう。中古盤の棚を熱心に漁る人々の姿や、レア盤が並ぶショーケースもまた、この店ならではの魅力的な被写体です。Sister Rayとは異なるアプローチで、Berwick Streetの音楽シーンを体感できる貴重な場所。中古レコードの深い沼にハマりたい方には、特におすすめしたい一軒です。
このReckless Recordsでの具体的なレコード探しの冒険や、見つけたお宝については、こちらの記事でその興奮を余すところなくお伝えしています。
【ロンドンレコード探訪】Berwick Streetの雄「Reckless Records」でOasis、Coldplay、Stone Rosesを探す旅
FOPP London – 新品レコードの楽園、偶然の出会いと心温まるサプライズ

2023年11月12日の昼下がり、私はロンドンの中心部、美味しいと評判の「Monmouth Coffee Company」を目指してEarlham Streetを歩いていました。すると、ストリートが分岐する角地に、なんともユニークなデザインの建物が目に飛び込んできたのです。常にドアが解放されているその店の名はFOPP。特に目的があったわけではないのですが、その魅力的な佇まいに吸い込まれるように足を踏み入れると、そこはまさに音楽好きの楽園でした。
一歩店内に足を踏み入れると、壁一面に並べられた新品レコードの数々に息を呑みます。ニューリリースから往年の名盤まで、オールジャンルのレコードが熱量を持ってレコメンドされており、まさに音楽の海。CDの品揃えも豊富で、奥には膨大な数のバンドTシャツがディスプレイされています。地下フロアにはDVDと書籍がぎっしり。そして2階へ上がると、さらに圧巻の光景が。これでもかというほどの新品レコードがフロアを埋め尽くしていたのです。特に感動したのは、Coldplayのレコードの充実ぶり。初期のアルバムから最新作まで、ほぼ全てのスタジオアルバムが揃っており、長年探し求めていた盤も見つけることができました。まさに五感を刺激する体験です。
さらにFの棚に目を移すと、探し続けていたFoo Fightersの『Wasting Light』の45回転仕様重量盤を発見!これはもう運命としか言いようがありません。結局、Coldplayのアルバム4枚とFoo Fightersの重量盤の計5枚を購入。これらのレコードは、私のロンドン旅行の素晴らしい思い出の一部となりました。しかし、FOPPでの体験はこれだけではありません。実は、レコード購入後、別の店でクレジットカードがないことに気づき顔面蒼白に。記憶を辿るとFOPPのレジに置き忘れたようでした。大急ぎで戻ると、スタッフの方が私のカードを手に待っていてくれたのです!「ロンドンを楽しんでね!」という温かい言葉と共に。この親切な対応は、ロンドンという街の印象をさらに素晴らしいものにしてくれました。
Photomoの視点では、FOPPのユニークな角地の建物自体が面白い被写体です。店内は、各フロアごとに異なるメディアが展開され、その物量と熱気に満ちたディスプレイは撮影意欲を掻き立てます。特に2階の新品レコードフロアは、その圧倒的な在庫量を広角で捉えたり、特定のアーティストのコーナーをクローズアップしたりと、様々なアングルで楽しめます。そして、何よりもFOPPの魅力は、スタッフの方々の温かさ。そのホスピタリティもまた、記録に残したい「体験」の一つです。新品レコードを幅広く探している方には、絶対におすすめしたい素晴らしいショップです。
このFOPP Londonでの感動的なレコードとの出会いや、心温まるエピソードの詳細は、こちらの記事でじっくりとご紹介しています。
ロンドンFOPP体験記:新品レコードの聖地!ColdplayとFoo Fightersのアナログ盤をゲット
Phonica Records – SOHOの奥座敷、未知の音とカセットテープが誘う探求の旅

ロンドンの心臓部、SOHO地区。その喧騒から一本入ったPoland Streetに、Phonica Recordsはひっそりと、しかし確かな存在感を放っています。2024年11月17日の夕暮れ時、仕事帰りの人々で賑わい始めるSOHOの独特の活気の中、私はこの店のウィンドウに並ぶアートギャラリーのようなレコードジャケットに足を止めました。エレクトロニックミュージックを中心に、新旧問わず幅広いジャンルのレコードを取り扱うこの店は、DJや熱心な音楽コレクターはもちろん、私のように新たな音楽との出会いを求める者にとって、まさに聖地のような場所です。
私がロンドンを訪れるたびにPhonica Recordsのドアを叩くのには、2つの明確な理由があります。一つは、新品のカセットテープの充実したセレクション。インディペンデントレーベルの先鋭的な作品が多く、「こんな音楽があったのか!」という新鮮な驚きと発見に満ちています。そしてもう一つは、質の高い中古レコードの豊富なラインナップ。じっくりと棚を掘り進めれば、思わぬお宝に出会えるかもしれません。さらに、充実した試聴コーナーとフレンドリーなスタッフのホスピタリティが、心ゆくまで音楽と向き合える時間を提供してくれます。
今回の訪問で私の心を掴んだのは、やはりカセットテープでした。入口すぐ右手のショーケースに宝石のように並ぶテープの中から、Dane Law & Chantsの「Gurum Triads」という一枚を発見。アコースティックギターのサンプルと即興演奏、セルフサンプリングされたビートと生ドラムが織りなす「近未来チェンバージャズ」とも評される未知の音風景に衝撃を受け、迷わず購入。もう一つは、完全に「ジャケ買い」したText Chunkの「New Reality」。ガンダムを彷彿とさせるメカニカルなデザインのジャケットから飛び出す、エッジの効いたエレクトリックビートは期待を裏切りませんでした。実は見送って後悔しているミックステープもあり、音楽との出会いはまさに一期一会だと痛感させられました。
Photomo的視点から見ると、Phonica Recordsのウィンドウディスプレイ自体が素晴らしい撮影対象です。店内は、ミニマルながらもセンス良く配置されたレコードやカセットテープが、独特の美学を醸し出しています。特にカセットテープが並ぶショーケースは、そのカラフルさやデザインの多様性が目を引きます。試聴コーナーでヘッドフォンを装着し音楽に没入する人々の姿も、この店ならではの光景。SOHOの喧騒の中で、独自の音楽世界を追求するPhonica Recordsは、新しい音楽体験を求める探求心旺盛な旅人にとって、必ず訪れるべき一軒です。
このPhonica Recordsでの刺激的なカセットテープとの出会いや、店内の詳細な様子については、こちらの記事でその魅力を深掘りしています。
【ロンドンSOHO】レコードの聖地!Phonica Recordsで未知の音楽とカセットテープに出会う旅
Rough Trade West – ノッティングヒルの夕暮れ、予期せぬライブとの邂逅

2023年11月11日の夕刻、ロンドン到着初日。ヒースロー空港からの地下鉄移動でいきなり洗礼を受け(エレベーターのない駅でのスーツケース運搬は想像以上の重労働でした!)、ようやくノッティングヒルのホテルにチェックイン。まだ明るさが残っていたので、有名なポートベローマーケット方面へ散歩に出かけました。その途中、「そういえば、この近くにRough Trade Westがあったはずだ」と思い立ち、期待に胸を膨らませて足を速めました。
ホテルから歩くこと約15分、象徴的な看板が見えてきました。Rough Trade Westです。しかし、店の前に着くと何やら普段とは違う雰囲気。店内が妙に混雑しており、入口には「SOFY IN-STORE LIVE TODAY」の文字が! なんと、ロンドン出身のアーティスト、SOFYのインストアライブに偶然遭遇したのです。アコースティックギターの心地よい音色と透明感のある歌声は、まさに今のロンドンの空気感を体現しているかのよう。アーティストとファンの距離が驚くほど近く、手を伸ばせば届きそうな親密な雰囲気は、大手レーベルの会場では味わえないローカルな音楽シーンの醍醐味でした。ライブ後、サインを貰おうか迷ったものの、気後れして声をかけられなかったのは今でも小さな後悔として残っています(笑)。
気を取り直して店内を探索。1階はすべて新品のレコードのみで、ミニマルで洗練された陳列はさすがRough Trade。地下フロアはすべて中古レコードのコーナーです。品揃えは悪くないものの、SOHOの老舗と比較するとやや物足りなさを感じたのが正直なところ。しかし、ノッティングヒルというエリアで新品と中古の両方を扱っている点では貴重な存在です。結局この日は何も購入しませんでしたが、SOFYのライブという素晴らしい体験ができただけでも十分すぎる収穫でした。
Photomoの視点では、Rough Trade Westは「偶然の出会い」を切り取るのに最適な場所です。インストアライブの熱気、アーティストとファンの親密な交流は、ドキュメンタリータッチで撮影するのにぴったり。店の外観やポートベローマーケットへ続く道の雰囲気も、ノッティングヒルらしいカラフルで魅力的な被写体です。もし訪れる際は、公式サイトでイベントスケジュールをチェックすることをおすすめします。音楽との予期せぬ出会いは、旅の最高のスパイス。それを実感させてくれるのがRough Trade Westです。
このRough Trade Westでの予期せぬライブ体験や、店内の様子、そして小さな後悔(笑)については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。
【ロンドン音楽体験記】ノッティングヒルRough Trade WestでSOFYのインストアライブに遭遇!予期せぬ感動とレコード探しのヒント
Third Man Records London – SOHOに輝く黄色の衝撃、ジャック・ホワイトの世界観に浸る

私の音楽的ルーツの一つでもあるガレージロック。そのアイコン、ジャック・ホワイトが設立したレーベル、Third Man Recordsのロンドン店は、私にとって絶対に訪れたい場所の一つでした。2023年11月17日、曇り空の午後3時。ロンドンの流行発信地SOHO地区、お洒落なセレクトショップ「End.」のすぐ近くに、その店はありました。目に飛び込んできたのは、まさに「ド派手」という言葉がふさわしい、鮮やかな黄色のファサード。一度見たら忘れられない強烈なインパクトは、Third Man Recordsのアイデンティティそのものです。
一歩足を踏み入れると、そこは外観の印象を裏切らない、黄色を基調とした空間。壁一面にレコードがぎっしりと並び、オリジナルグッズも所狭しとディスプレイされています。アナログレコードの独特の匂いと視覚的な情報量の多さに、一瞬で心を奪われました。店内は単なるレコードショップというより、Third Man Recordsという一つのカルチャーを発信する基地のような雰囲気。スタッフの方もフレンドリーで、音楽愛に溢れているのが伝わってきます。
Third Man Records Londonの大きな魅力は、このレーベルでレコーディングされた作品が豊富に揃っていること。特に7インチレコードのセレクションは圧巻で、まさに天国。長考の末、私はThe White Stripesの初期衝動が詰まった7インチシングルを4枚、そしてBeckの7インチシングルを1枚選びました。さらにレジへ向かう途中、Jack Whiteのソロカセットテープ(鮮やかな水色のデザイン!)を発見し、こちらも購入。アナログレコードだけでなくカセットテープにも力を入れているのが、Third Man Recordsらしいこだわりを感じさせます。
Photomoの観点から見ると、Third Man Records Londonはどこを切り取っても絵になる、強烈な個性を放つ空間です。鮮烈な黄色の外観はもちろん、黄色で統一された内装、壁一面のレコード、デザイン性の高いオリジナルグッズなど、被写体に事欠きません。特に7インチレコードが並ぶ棚は、そのカラフルなレーベルデザインと共に撮影すると非常に魅力的。ここは、本物のロックンロールの息吹を感じたい、ジャック・ホワイトの美学に触れたいと願う全ての音楽ファンにとって、時間を忘れて楽しめる特別な場所です。
このThird Man Records Londonでの興奮冷めやらぬ体験と、手に入れた魂を揺さぶる戦利品の詳細は、こちらの記事で熱く語っています。
【ロンドンSOHO】Third Man Records London訪問記:ジャック・ホワイトの世界観に浸るレコード探しの旅
Rough Trade Vintage (Rough Trade SOHO) – ファッションと音楽が交差する、地下の隠れ家

ロンドンのSOHOは、音楽だけでなくファッションの最先端が集まる刺激的なエリア。2023年11月17日、金曜日の夜7時、週末を目前にした高揚感に満ちたSOHOの石畳を歩きながら、私はアパレルショップ「rag & bone」の地下にひっそりと佇むというRough Trade Vintage (Rough Trade SOHO) を目指しました。ファッショナブルな店の地下にレコードショップがあるという意外性が、まさに灯台下暗し。控えめながらも存在感を放つ黒い看板が、秘密の隠れ家への入り口のように私を誘います。
階段を降りると、そこは音楽好きにはたまらない空間。店内の半分ほどがRough Trade SOHOの売り場で、壁一面にレコードジャケットがアートのように飾られています。空気は少しひんやりとしていて、古い紙とインクの匂いが混じり合い、独特の落ち着いた雰囲気を醸し出しています。品揃えは新品が約4割、残りの6割が中古レコード。Rough Tradeといえば新品のイメージが強いかもしれませんが、ここSOHO店は中古レコードのセレクションが豊富なのが特徴です。そしてレジ前には、なんとカセットテープのコーナーも!The Beatlesのカセットが多く目につきましたが、コレクターズアイテムなのか価格は少々お高めでした。
逸る心を抑え、まずは中古レコードの棚をじっくりと物色。狙うはブリットポップの至宝、Oasisの初期シングルでしたが、残念ながら「Supersonic」の7インチシングルは高価で手が出ず…。しかし、諦めずに中古コーナーを探っていると、カセットテープの棚でPaul Wellerのシングルカセットを発見!これは珍しいと迷わず購入。ささやかですが確かな戦利品です。SOHOのど真ん中という絶好のロケーションゆえ、商品の回転は非常に速いと推測されます。掘り出し物を見つけるには、こまめに足を運ぶ努力が必要でしょう。
Photomo的視点では、Rough Trade SOHOの魅力は「隠れ家感」と「新旧のコントラスト」。アパレルショップの地下という意外なロケーション、薄暗い照明に照らされるレコードの棚、そしてヴィンテージ感漂うカセットテープの陳列は、独特の雰囲気を醸し出しています。ファッションと音楽が融合するSOHOならではの空間を、ぜひ写真に収めてみてください。ここは、アナログメディアの宝庫であり、宝探しのようなワクワク感を常に提供してくれる場所です。
このRough Trade SOHO (Rough Trade Vintage) でのレコードハンティングの詳細や、店内の雰囲気については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
ロンドンSOHOの地下に眠る音の宝庫 – Rough Trade Vintageでヴィンテージレコードとカセットを探す旅
Music & Video Exchange – ノッティングヒルの老舗、思い出とディープな探求が交錯する場所

ロンドンのノッティングヒル。カラフルな家並みやポートベロー・マーケット、そして映画『ノッティングヒルの恋人』の舞台として知られるこの街は、私にとって学生時代からの特別な思い入れのある場所です。当時、Oasisへの熱狂と共に初めてこの地を訪れ、ホテルの電話帳を頼りに見つけたのがMusic & Video Exchangeでした。Oasisのレア盤を求め、期待に胸を膨らませて向かったあの日が、この店との長い付き合いの始まりです。
2023年11月11日の夕暮れ時、久しぶりにその店の前に立ちました。鮮やかな赤い看板は記憶の中のそれと少しも変わっていませんが、かつてノッティングヒル界隈に5店舗以上を展開した中古音楽メディアの帝国も、現在は1店舗と系列店が数えるほどに。時代の移り変わりを感じずにはいられません。それでも、この赤い看板を見上げると胸が躍るのは、かつてここで体験した「発見の喜び」が鮮やかに蘇るからでしょう。
一歩足を踏み入れると、そこはまさに中古レコードの海。壁一面にぎっしりと並べられたレコードジャケットは圧巻で、CDやカセットテープも豊富。オールジャンルを網羅する品揃えは健在です。学生時代の私は、ここでプロモーション盤やレア盤を血眼になって探しました。Oasisの片面プロモ盤やテストプレス盤を見つけた時の興奮は忘れられません。しかし、近年のレコードブームの影響もあり、かつてのようなお宝に巡り合うのは容易ではなくなりました。今回も1時間ほど念入りに棚を物色しましたが、「これぞ!」という一枚には出会えず。さらに、Coldplayの初期のカセットテープを見つけたものの、一瞬の逡巡で他の客に買われてしまうという小さな後悔も…。この店では、気になるものを見つけたら迷わず確保すべし、という教訓を改めて胸に刻みました。
Photomoの視点から見ると、Music & Video Exchangeの赤い看板と、店内に積み上げられたレコードの山は、ノッティングヒルの風景に欠かせないアイコニックな存在です。歴史を感じさせる店構え、無数に並ぶレコードの背表紙、真剣に盤を探す人々の姿。これら全てが、時の流れと音楽への変わらぬ愛情を物語っています。たとえお目当ての盤が見つからなくても、この空間に身を置くだけで満たされる何かがあります。それは、この場所が単なる「モノ」を売る店ではなく、音楽を通じた「体験」や「記憶」と深く結びついているからでしょう。
このMusic & Video Exchangeでのノスタルジックな再訪と、レコードハンティングのリアルな体験については、こちらの記事で詳細を綴っています。
ノッティングヒルの誘惑:Music & Video Exchangeで探す、私だけのロンドン音楽旅行の宝物
今回訪れたロンドンのレコードショップ まとめ
今回のロンドン・レコードハンティングの旅で訪れた、個性豊かなショップたち。それぞれの基本情報を一覧にまとめました。あなたの音楽探求の旅の参考に、そして次のロンドン訪問の計画に、ぜひお役立てください。
名称 | 公式リンク | 住所 | 特徴 |
---|---|---|---|
Rough Trade East | 公式サイト | Old Truman Brewery, 91 Brick Ln, London E1 6QL イギリス | ブリックレーンにあるカルチャー発信基地。新品中心(約9割)、限定盤多数。ライブスペース、カフェ併設。音楽愛に満ちた空間。 |
Sister Ray | 公式サイト | 75 Berwick St, London W1F 8RP イギリス | SOHO、Berwick Street。Oasis『(What’s The Story) Morning Glory?』ジャケ写の聖地。ロック中心、新品・中古共に充実。プロモ盤の発見も。 |
Reckless Records | 公式サイト | 30 Berwick St, London W1F 0PS イギリス (※クラスター記事の住所と異なる可能性あり。公式サイト確認推奨) | SOHO、Berwick Street。中古盤が豊富(7割以上)。ポップな外観。CD、カセットも扱う。掘り出し物探しの楽しさ。 |
FOPP London | 公式サイト | 1 Earlham St, London WC2H 9LL イギリス | ロンドン中心部。新品レコードの圧倒的品揃え。Coldplayなど人気アーティストのバックカタログも充実。DVD、書籍、バンドTシャツも。親切なスタッフ。 |
Phonica Records | 公式サイト | 51 Poland St, London W1F 7LZ イギリス | SOHO。エレクトロニックミュージック中心だがオールジャンル。新品カセットテープのセレクションが秀逸。中古レコードも豊富。試聴コーナー充実。 |
Rough Trade West | 公式サイト | 130 Talbot Rd, London W11 1JA イギリス | ノッティングヒル。新品レコード中心、地下に中古盤。インストアライブが頻繁に開催される。ポートベローマーケット近く。 |
Third Man Records London | 公式サイト | 1 Marshall St, Carnaby, London W1F 9BA イギリス | SOHO。ジャック・ホワイト設立レーベルの直営店。鮮やかな黄色の外観。レーベル作品、7インチ、限定盤、オリジナルグッズ、カセットテープが充実。 |
Rough Trade Vintage (Rough Trade SOHO) | 公式サイト | 50-54 Beak St, London W1F 9SJ イギリス (※アパレルショップ rag & bone の地下) | SOHOのアパレルショップ「rag & bone」地下。中古レコードが6割。ヴィンテージカセットテープも扱う隠れ家的ショップ。 |
Music & Video Exchange (Notting Hill) | 公式サイト | 38 Notting Hill Gate, London W11 3HX イギリス (※クラスター記事では1店舗に集約されたとの記述あり。公式サイト確認推奨) | ノッティングヒルの老舗中古店。圧倒的な中古レコード、CD、カセットの在庫量。プロモ盤やレア盤探しの聖地だったが、近年は状況変化も。 |
※店舗情報、特に住所や営業形態は変更される可能性があります。訪問前に必ず公式サイト等で最新情報をご確認ください。
結論:ロンドンの街角で見つけた、音と記憶のタペストリー – あなたの旅もここから始まる
ロンドンの空の下、石畳の道を歩き、一軒また一軒とレコードショップの扉を開ける旅。それは、単に音楽メディアを探し求める行為を超えて、この街が持つ豊かな音楽文化の深淵に触れ、私自身の記憶や感覚と対話し、そして新たな発見に胸を躍らせる、まさに「体験」そのものでした。
今回ご紹介した9つのレコードショップは、それぞれが独自の個性と哲学を持ち、訪れる者に異なる刺激と感動を与えてくれました。Rough Tradeの各店舗が見せる、インディペンデント精神とカルチャー発信への情熱。Sister RayやReckless Recordsが息づくSOHOの歴史的な空気感と、Oasisを始めとするUKロックの魂。FOPPの圧倒的な物量と、不意に訪れた心温まる交流。Phonica Recordsの先鋭的なセレクションと、未知の音への探求心。Third Man Recordsの強烈な美学と、ロックンロールのエナジー。そしてMusic & Video Exchangeの、ノスタルジーと宝探しのドキドキ感が入り混じる独特の雰囲気。
これらの体験を通じて見えてきたのは、ロンドンという都市が、いかに多様な音楽的価値観を許容し、育んできたかという事実です。新品も中古も、メジャーもインディーも、ロックもエレクトロも、そしてアナログレコードもカセットテープも。あらゆる音楽が等しく尊重され、愛され、共有される場所。それがロンドンのレコードシーンの素晴らしさなのだと、私は改めて実感しました。そして、それはPhotomoが伝えたい「多様なカルチャーを掬い上げ、発信する」という精神にも通じるものがあります。
デジタルマーケターとしての私は、日々データと向き合い、効率や最適化を追求しています。しかし、このロンドンでのレコードハンティングの旅は、そんな日常とは対極にあるような、非効率で、偶発的で、だからこそ人間的な豊かさに満ちた時間でした。一枚のレコードを求めて街を歩き、棚を丹念に探し、試聴し、店員や他の客と言葉を交わす。そのプロセス全てが、かけがえのない「体験」として心に刻まれました。時にはサインをもらい損ねたり、お目当ての盤を買い逃したりといった小さな失敗もありましたが、それすらも愛おしい旅の記憶です。
この記事を読んでくださったあなたが、もし少しでもロンドンのレコードショップに興味を持ったり、アナログメディアの魅力に触れたいと感じていただけたなら、CityNomixとしてこれほど嬉しいことはありません。Photomoは、単なる情報発信者ではなく、あなたの知的好奇心を刺激し、次の行動を後押しする信頼できるナビゲーターでありたいと願っています。そして、いつかあなたがロンドンの街角で、自分だけの特別な一枚、忘れられない音楽体験と出会うことを心から楽しみにしています。
さあ、カメラと好奇心を手に、あなた自身の「歩いて、撮って、書く」旅を始めてみませんか? ロンドンの街角には、まだまだ発見すべきカルチャーが溢れています。そして、その一つ一つの出会いが、あなたの日常を少しだけ豊かに、そして感覚を鮮やかに彩ってくれるはずです。次回のPhotomoの記事で、また新たな街角の物語をお届けできることを楽しみにしています。