待ってたぜ。Oasisグッズに染まる渋谷、その熱狂の中心へ
2025年10月、東京・渋谷。街を歩けば、至る所で彼らの姿が目に飛び込んでくる。リアムとノエル、ギャラガー兄弟。僕らが待ち焦がれたOasisが、この街に帰ってきた。いや、正確には「帰ってくる」という熱烈な期待感が、街全体を覆い尽くしている、と言うべきだろうか。Photomoを運営するCityNomixとして、この現象を見過ごすわけにはいかない。デジタルマーケティングの仕事の合間を縫って、僕はその熱源である「oasis live ’25 TOKYO FAN STORE」へと足を運んだ。目的はただ一つ。そのすべてを体験し、記録し、そしてこの感覚を読者であるあなたと分かち合うためだ。今回は、単なるショップレポートではない。Oasisというカルチャーが2025年の東京でどのように鳴り響いているのか、その最前線からのライブな記録である。
Oasisグッズを求める旅路:ファンストア訪問前の心構えと高揚感
目的地は渋谷の新たなランドマーク、MIYASHITA PARK。しかし、この旅はただ現地に行けば完結するものではない。ファンならばこそ知っておくべき、いくつかの重要なステップが存在する。僕自身の体験、そして少しばかりの失敗から得た教訓を、まずは共有したい。
セカンダリキーワード対応H3: 予約必須!oasis fan store レポはここから始まる
このファンストアの最も重要なポイント、それは完全予約制であるということだ。公式サイトから事前にスロットを予約しなければ、たとえ店の前がガラガラでも中に入ることはできない。僕ももちろん、数日前にPCの前で待機し、無事14時からの枠を確保した。ふらっと立ち寄って…という気軽さは無いが、その分、ストア内は快適な環境が保たれている。これは、じっくりとOasis グッズを選びたいファンにとっては、むしろ歓迎すべきシステムだろう。
公式サイト: https://reservation-system.jp/s/oasis25
訪問当日、僕は予約時間の30分前、13時半にはMIYASHITA PARKに到着していた。少し早めに入場できるかもしれない、という淡い期待を抱きつつ。しかし、スタッフの方に確認すると、入場開始は予約時間の15分前からとのこと。つまり、僕が入れるのは13時45分から。あと20分、この高ぶる気持ちをどこに持っていけばいいのか。
宮下パークに佇むギャラガー兄弟との邂逅
時間を持て余した僕は、MIYASHITA PARKを散策することにした。すると、サウスエリアの2階に、巨大な彼らがいた。

モノクロームの写真の中で、リアムとノエルが並んでこちらを見ている。ただの広告ポスター、そう言われればそれまでだが、このサイズ感とロケーションが、否が応でも期待を煽る。思わずスマートフォンを取り出し、何枚も写真を撮ってしまう。自分でも浮足立っているのがわかる。情報が整理できない。とにかく、この瞬間を切り取っておかなければ、という衝動に駆られた。
遂に潜入!Oasisグッズ溢れるファンストア体験レポ
13時45分。ついにその時が来た。入り口で予約画面を見せ、中へと足を踏み入れる。まず手に取ったのは、グッズを入れるための半透明のショッパー。さあ、狩りの始まりだ。インダストリアルな内装、鳴り響くOasisのアンセム。五感のすべてが、ここは特別な場所だと告げていた。

店内の雰囲気と限定グッズの誘惑
店内に入ってまず目に飛び込んできたのは、ライブ会場のバックステージを彷彿とさせるクールなメインディスプレイだ。山積みの機材ケースの上にはレコードが並び、「oasis」のロゴが鎮座している。そして、その傍らには今回の目玉の一つ、東京ファンストア限定Tシャツが飾られていた。

紫色の文字で「TOKYO」とプリントされたデザイン。正直、最初は「ライブ当日に販売されるであろう東京ドーム限定Tシャツを買うから、これは見送ってもいいか」と考えていた。しかし、この空間で実物を見ると、その考えは少しずつ揺らぎ始める。この場所でしか手に入らない、という限定性がじわじわと物欲を刺激してくるのだ。
Oasis Tシャツのラインナップと選び方
メインディスプレイの右側には、様々なデザインのOasis Tシャツが並んでいた。30周年記念のデザインから、クラシックなロゴTシャツまで。ファンにとっては、どれも魅力的だ。ここで重要なのは、サイズ感の確認だろう。幸い、店内には各サイズのサンプルが用意されており、実際に体に当ててみることができる。オンラインショップではできない、このリアルな体験こそがポップアップストアの価値だ。僕は前回のツアーで買ったTシャツのサイズを思い出しながら、もし限定Tシャツを買うならどのサイズにすべきか、入念にシミュレーションを行った。
必見のOasis公式グッズと賢い買い物のコツ
Tシャツ以外にも、店内には魅力的なOasis 公式グッズが溢れていた。左手にはタオル類。特に、リアムの顔がプリントされたサッカースカーフ風のマフラータオルは、フットボールカルチャーと深く結びついた彼ららしいアイテムだ。



僕は既に通販で購入済みだったが、実物を見るとやはり格好いい。そして、その隣で僕の心を捉えたのが、東京限定のトートバッグだった。刺繍で施されたロゴは高級感があり、非常に惹かれた。しかし、色が赤。個人的には白か黒が良かった、という些細なこだわりが頭をもたげる。悩んだ末、今回は50円という驚きの価格で提供されていたショッパーを記念に購入することに決めた。(後になって、このショッパーを2枚買っておけばよかったと少し後悔することになるのだが)
ツアーパンフを求めて:通販では手に入らない貴重なOasisグッズ
店内をさらに進むと、僕がこのストアに来た最大の目的の一つが目に飛び込んできた。ツアーパンフレットだ。これは通販での取り扱いがなく、ライブ当日に売り切れてしまう可能性も高い。実際、ファンストアがオープンした当初は早い段階で品切れになった、という情報をSNSで目にしていた。だから、在庫があるかどうかが一番の心配事だったのだ。

あった!平積みにされたパンフレットを見つけた瞬間、安堵のため息が漏れた。迷わず一冊を手に取る。これで今日のミッションの半分は達成されたようなものだ。
小物コーナーの誘惑と売り切れアイテム
次に足を運んだのは、キーホルダーやステッカーなどが並ぶ小物コーナー。ここもまた、ファンの心をくすぐるアイテムで満ちていた。

クリアタイプのステッカーは購入済みだったが、実物を見たかったブラックタイプも想像以上にクールで、思わずカゴへ。SNSで見かけて気になっていたタオルホルダー、カタカナのロゴが可愛いイエローのキーホルダー、そしてキラリと光るピンバッジ。次から次へと、僕のコレクター魂を刺激する。一方で、振り返った中央テーブルには、無情にも「SOLD OUT」の札が貼られた湯呑みのサンプルが。

この湯呑みがいかに人気だったかを物語っている。手に入れられなかった悔しさもまた、リアルな体験の一部だ。

混雑状況とレジの待ち時間
一通り店内を物色し、カゴもだいぶ重くなってきた。ここで気になるのがレジの混雑状況だろう。店内は多くのファンで賑わっていたが、レジカウンターは複数用意されており、僕が向かったタイミングでは全く待つことなく会計を済ませることができた。

これは完全予約制の恩恵だろう。ストレスなく買い物を終えられる配慮は、非常にありがたい。
PUB FOREVERで至高の一杯とOasisグッズ戦利品公開
会計を済ませ、購入品をショッパーに詰めるためのスペースへ。そこでふと左手を見ると、「BEER」の文字とネオンサインが。これがあの「PUB FOREVER」か!

ここはマンチェスターか?PUB FOREVER体験レポ
このファンストアには、なんとブリティッシュパブを模したスペースが併設されているのだ。僕は迷わずレジに戻り、ビール引換券を購入した。パブスペースへと向かう入口のガラスブロックには、「oasis live ’25」のステッカーが貼られている。それだけで、もうテンションが上がる。

そして、カウンターの奥に広がる空間は、まさに圧巻だった。むき出しの配管、トタンの壁、そして所狭しと貼られたOasisのポスター。ここは東京か?いや、マンチェスターの路地裏にある、音楽好きが集うパブそのものではないか。

カウンターでビールを受け取る。注がれたグラスは、もちろん「oasis live ’25」のロゴ入り。さらに、特典として「PUB FOREVER」と刻まれたコースターが付いてくる。これは使えない。丁重にポケットにしまい、記念に持ち帰ることを誓う。

大音量で流れる「Live Forever」。その中で飲む、キンキンに冷えた生ビール。美味くないわけがない。これほどまでに幸福感に満たされるビールが、今までにあっただろうか。思わず口ずさみながら、黄金色の液体を喉に流し込む。最高の体験だ。

CityNomixが選んだOasisグッズ戦利品たち
最高のビール体験を終え、僕は改めて自分の戦利品を確認した。まずはファンストアで購入したものたち。

ショッパー、ステッカー、キーホルダー、タオルホルダー、ピンバッジ。そして、割れてしまった時のための予備として購入したビアグラス。以前リブ・フォーエバー展で購入したグラスをヘビーユースしていた僕にとって、これは必須アイテムだった。
そして、一度は諦めたはずの東京ファンストア限定Tシャツと、ツアーパンフレット。結局、店を出る直前に「ここで買わずに後悔する未来」が脳裏をよぎり、レジに引き返して購入してしまったのだ。

ファンストアを出た後も僕の推し活は終わらない。MIYASHITA PARK内のadidasストアに立ち寄ると、そこにはOasisとのコラボトラックパンツが。これも運命だと感じ、購入。もはや勢いだ。

渋谷の街へ:「待ってたぜ。」を叫びに
ビールで満たされ、両手には戦利品。このまま帰るのはもったいない。僕はタワーレコード渋谷店へと向かった。目的は、あの看板を見ることだ。

「待ってたぜ。」
巨大な看板に掲げられた、ファン全ての想いを代弁する一言。心の中で、僕も叫ぶ。「待ってたぜ!」と。タワレコの特設コーナーをパトロールし、異常がないことを確認。こうして、僕の濃厚なOasis推し活の1日は幕を閉じた。
まとめ:Oasisグッズ探訪で得た体験と次への期待
今回訪れた「oasis live ’25 TOKYO FAN STORE」は、単なる物販の場ではなかった。それは、Oasisという巨大なカルチャーを五感で体験できる、ファンにとっての聖地のような空間だった。事前に予約が必要というハードルはあるものの、その分快適に買い物ができ、PUB FOREVERのような特別な体験も用意されている。もしあなたがOasisを愛しているのなら、足を運ぶ価値は十二分にあると断言できる。
僕が購入したOasis グッズたちは、単なるモノではない。あの日の高揚感、鳴り響いていた音楽、ビールの味、そのすべてを記憶したタイムカプセルのようなものだ。そして、この熱狂は、来るべき「live ’25」への壮大な序章に過ぎないのかもしれない。さあ、次はライブ会場で会おう。その日まで、僕はこの戦利品たちを眺めながら、来るべき日を待ち続けることにする。
【oasis live ’25 TOKYO FAN STORE at MIYASHITA PARK】
場所: MIYASHITA PARK South 1F & 2F
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