Bom dia! CityNomixです。
リスボンの眩しい陽光が石畳を白く輝かせる11月。デジタルマーケターとしての血が騒ぐ季節がやってきました。そう、世界最大級のテックカンファレンス、Web Summitの開幕です。
私は今、この熱狂の渦に飛び込むため、ポルトガルの首都リスボンに来ています。街全体が「テクノロジーの未来」を歓迎するムードに包まれ、どこを歩いてもクリエイティブなエネルギーを感じずにはいられません。
今回は、いよいよ始まるWeb Summit本番に向けて、最も重要かつ最初の一歩である「チェックイン(参加登録)」のプロセスを、私の実体験に基づいて徹底的に解説します。単なる手続きの説明ではありません。会場の空気感、注意すべきポイント、そしてスムーズにイベントを楽しむためのCityNomix流のハックを交えてお届けします。
テージョ川の風を感じて:会場へのアプローチ
私のWeb Summitの旅は、会場近くのホテル「Ikonik Lisboa」でのチェックインから始まりました。モダンで機能的なこのホテルは、カンファレンス期間中の拠点として最適です。
Ikonik Lisboaでの滞在については、こちらの記事で詳しくレビューしていますので、ホテル選びの参考にしてください。
【宿泊記】Web Summitに最適!Ikonik Lisboaのデザインと快適性をレビュー
ホテルで荷物を解き、身軽になった私は、はやる気持ちを抑えつつ会場であるMEO Arena(メオ・アリーナ)を目指します。ホテルを出て、まずはテージョ川沿いへ。リスボンのパルケ・ダス・ナソンイス地区(Parque das Nações)は、1998年のリスボン万博の会場跡地であり、近代的な建築と広々とした水辺の空間が融合した美しいエリアです。

川沿いのプロムナードは、まさに「開放感」そのもの。青い空に映える白い旗竿、遠くに見えるロープウェイ(テレカビネ)、そして穏やかに流れるテージョ川。この景色を見ているだけで、長時間のフライトの疲れが吹き飛んでいくようです。ここを歩いて会場に向かう時間は、これから始まる激動の数日間に向けて、思考を整えるための貴重な儀式のように感じられます。
Web Summitとは?参加前に知っておくべきこと
会場に向かう道すがら、少しだけWeb Summitについておさらいしておきましょう。
Web Summitは、毎年リスボンで開催される世界最大規模のテクノロジー・カンファレンスです。スタートアップ、投資家、メディア、そして世界中のテックリーダーが7万人以上集結し、未来のトレンドを形作る場所です。単なる展示会ではなく、街全体がネットワーキングの場と化す、まさに「テック界の祭典」です。
過去のWeb Summitの様子や、2025年のトレンド予習については、こちらのまとめ記事をぜひご覧ください。
Web Summit完全ガイド:2025年のトレンドと歩き方
さて、初日は夕方から「オープニングサミット」が開催されます。ここでは、イベント全体のテーマが発表され、基調講演には毎回豪華なゲストが登壇します。このオープニングサミットに参加するためには、当然ながらその前にチェックインを済ませておく必要があります。
チェックインに必要な「2つの神器」
会場に到着する前に、必ず準備しておかなければならないものがあります。それは、Web Summit公式アプリとパスポート(身分証明書)です。
1. Web Summit公式アプリ
チケットを購入したら、すぐにアプリをダウンロードし、ログインを済ませておきましょう。このアプリは、単なる入場券ではありません。イベント期間中のあなたのコンパスであり、名刺代わりでもあります。
プロフィールを充実させておくことで、興味のあるセッションをスケジュール登録したり、他の参加者と事前にチャットでコンタクトを取ったりすることが可能です。「会期中に気になるあのCEOとコーヒーを飲む」なんて約束も、このアプリがあれば実現できるかもしれません。デジタルマーケターとしては、このアプリのUX/UI設計自体も非常に勉強になるポイントです。
2. パスポート(ID)
これは物理的に必須です。デジタルチケットがあっても、本人確認ができなければリストバンドはもらえません。海外からの参加者はパスポートを持参しましょう。
会場到着:国を挙げての歓迎ムード
テージョ川沿いを歩き、MEO Arenaの敷地に入ると、巨大な構造物が見えてきます。天井からは大きなバナーが吊るされ、イベントの規模感を視覚的に訴えかけてきます。

見上げると、「Our strategic partners welcome you to Web Summit」というメッセージと共に、ポルトガル政府やリスボン市、観光局などのロゴが並んでいます。これを見ると、単なる一企業のイベントではなく、ポルトガルという国全体が国策としてこのカンファレンスをバックアップし、世界中のイノベーターを歓迎していることが伝わってきます。この「本気度」が、Web Summitを特別なものにしている要因の一つでしょう。
いざ、チェックイン会場へ:ディズニーランドのような動線?
MEO Arenaに到着しましたが、チェックイン会場へは正面からそのまま入れるわけではありません。多くの人が集まるため、動線は厳格に管理されています。

案内表示に従って進むと、コンクリートの大きな庇の下に設置された巨大な白いテントが見えてきました。どうやら、このテントをぐるりと大回りして入口に向かうスタイルのようです。まるでディズニーランドのアトラクションに並ぶ時のようですね。
「これだけ歩かされるのか」と一瞬思うかもしれませんが、心配は無用です。至る所に「Volunteer」と書かれたTシャツを着たスタッフが配置されており、笑顔で誘導してくれます。迷うことはまずありませんし、この少し長いアプローチが、これから「参加者(Attendee)」になるための期待感を徐々に高めてくれます。

ちなみに、テントの裏側には「Exit only」の出口が見えます。チェックインを終えた人々が、誇らしげにリストバンドを巻いて出てくる姿を見ると、「早くあちら側に行きたい」という気持ちが逸ります。
スムーズな手続き:ボランティアスタッフの活躍
テントの中に入ると、そこは熱気と秩序が共存する広大な空間でした。参加者のカテゴリー(Attendee, ALPHA, BETA, Investor, Mediaなど)ごとにカウンターが分かれています。

私は一般参加者なので「Attendee」の列に並びます。数多くのカウンターが稼働しており、ボランティアスタッフたちが手際よく対応しているため、行列の見た目ほど待つことはありません。ここでもデジタルマーケティングの視点で見ると、オペレーションの効率化が徹底されていることに感心します。
自分の番が呼ばれたら、笑顔で「Ola!(こんにちは)」と挨拶を交わしましょう。そして、準備しておいたアプリのQRコードとパスポートを提示します。手続き自体はホテルのチェックインのようにスムーズで、ほんの数分で完了します。
儀式の完了:リストバンドとネームホルダー
本人確認が終わると、スタッフがその場でリストバンドを手首に巻いてくれます。そして、ネームホルダーを受け取ります。

これでチェックイン完了です!手首に巻かれたこの布製のバンドと、首から下げるネームホルダー。この2つを手に入れた瞬間、私は単なる「リスボンへの旅行者」から、「Web Summitの当事者」へと変わりました。
【重要】リストバンドの鉄の掟
ここで一つ、非常に重要な注意点があります。このリストバンドは、イベント終了まで絶対に外してはいけません。
会場への再入場はもちろん、ナイトサミット(夜の交流イベント)への参加など、あらゆる場面でこのリストバンドとネームホルダーの提示が求められます。ホテルに戻ってシャワーを浴びる時も、寝る時も、ずっとつけたままです。
チケットは非常に高額(数万〜十数万円)なため、不正譲渡や転売を防ぐための厳格な措置です。締め付けがきつすぎないかスタッフが確認してくれますが、もしきつい場合はその場で調整してもらいましょう。一度締めると緩めることができない構造になっていることが多いので注意が必要です。
まとめ:準備は整った。次はオープニングサミットへ!
無事にチェックインを済ませ、リストバンドを装着した私の腕には、Apple Watchのワールドタイムと共に、Web Summitのロゴが輝いています。この一連のプロセス自体が、参加者のマインドセットを「日常」から「非日常のイノベーション空間」へと切り替えるための優れたUXデザインであると感じました。
さあ、これで準備万端です。いよいよ会場の深部へと足を踏み入れます。次回の記事では、熱狂の幕開けとなる「オープニングサミット」の様子を、現地の熱量そのままにお伝えします。今年のテーマは何なのか、どんなサプライズゲストが登場するのか。どうぞお楽しみに!
以上、リスボンの風に吹かれながら、CityNomixがお届けしました。



