石畳の路地を抜ける風、焼き立てのパステル・デ・ナタの甘い香り、そして夜遅くまでグラスを傾ける人々の賑わい。リスボンという街が持つ引力は凄まじい。デジタルマーケターとして世界中の都市を飛び回る私、CityNomixにとっても、この街は特別だ。しかし、仕事(例えばWeb Summit)と観光、その両方を限られた時間で最大限に楽しもうとした時、最大の課題となるのが「拠点選び」である。
テックカンファレンスの会場に近い近代的なエリアを選ぶか、それとも情緒あふれる旧市街に身を置くか。この二律背反する悩みに、一つの明確な解を提示したい。それが、今回紹介する「ホテル サンタ ジュスタ (Hotel Santa Justa)」だ。

リスボンの心臓部、バイシャ地区に佇むこの4つ星ホテルは、単なる宿泊施設ではない。それは、効率的なビジネス動線と、五感を刺激する旅の体験を両立させるための「戦略的拠点」なのだ。
1. 【立地】リスボンの「ど真ん中」に泊まるという戦略的選択
旅におけるホテルの立地は、単なる物理的な位置ではない。それは時間を買う行為であり、体験の質を決定づける投資だ。ホテル サンタ ジュスタの最大の強みは、まさにそのロケーションにある。
観光のゴールデンエリア
ホテルを一歩出れば、そこはもうリスボンのハイライトだ。ホテルの名前にもなっている有名な観光スポット「サンタ・ジュスタのリフト (Elevador de Santa Justa)」は、文字通り目と鼻の先にある。朝一番、観光客が押し寄せる前にこの美しい鉄塔を見上げることができるのは、宿泊者だけの特権と言えるだろう。
また、テージョ川に面した壮大な「コルメシオ広場 (Praça do Comércio)」へも徒歩数分。朝霧に包まれた川沿いを散歩し、大航海時代の栄華に思いを馳せてから一日を始める。そんな贅沢なルーティンが、ここでは日常になる。
Web Summit会場へのアクセスと「Bleisure」の実現
私がこのホテルを選んだもう一つの理由、それはWeb Summitへの参加だ。会場となる「MEOアリーナ」があるパルケ・ダス・ナソンイス地区は、確かに会場へは徒歩圏内だが、夜の街歩きやローカルな食事を楽しむには少々無機質すぎる。せっかくリスボンまで来たのに、ホテルと会場の往復だけで終わるのはあまりに惜しい。
ホテル サンタ ジュスタからMEOアリーナへは、配車アプリ(UberやBolt)を使えば20分程度、地下鉄を利用しても乗り換えなしでアクセス可能だ。日中は最先端のテックトレンドに触れ、夜は旧市街の石畳に戻り、ワインと干しダラのコロッケで乾杯する。この切り替えこそが、ビジネスとレジャーを融合させる「Bleisure(ブレジャー)」スタイルの真骨頂である。

客室の窓から見下ろすと、夜遅くまで賑わう通りの様子が見て取れる。仕事で疲れた頭を、この街の活気が優しく解きほぐしてくれるようだ。
2. 【美食】期待を裏切るクオリティ:1階レストランと絶品朝食
「ホテルのレストランは高いだけで味はそこそこ」というステレオタイプは、ここでは通用しない。ホテル サンタ ジュスタの1階にあるレストランは、宿泊客以外も訪れるほどの人気店だ。
街の喧騒をBGMに楽しむディナー
私は到着した日の夜、疲労もあり遠出を避けてホテルのレストランを利用したのだが、これが嬉しい誤算だった。提供されるポルトガル料理は本格的で、素材の味が活きている。特にテラス席の雰囲気は格別だ。

幾何学模様の石畳(カルサーダ・ポルトゲーザ)と、レストランの温かい灯りが織りなす風景は、まさに「リスボンの夜」。この景色を眺めながら味わうヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)は、長旅の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれた。
パステル・デ・ナタも食べ放題!至福の朝食ビュッフェ
翌朝、私を待っていたのは、想像以上に豪華な朝食ビュッフェだった。朝食会場はモダンで清潔感があり、スタッフの挨拶も心地よい。

まず目を引くのは、色とりどりのコールドミールコーナー。新鮮なカットフルーツ(スイカ、パイナップル、メロン)や、上質なハム、チーズ、スモークサーモンが美しく並べられている。ビタミン補給はこれで完璧だ。

ホットミールも充実している。カリカリに焼かれたベーコン、ジューシーなソーセージ、マッシュルームのソテー、そして完璧な焼き加減の目玉焼き。朝からしっかりとエネルギーをチャージできる。

そして何より特筆すべきは、ポルトガル名物「パステル・デ・ナタ(エッグタルト)」がビュッフェラインに並んでいることだ! 街中のカフェで並んで買うのも良いが、ホテルの朝食で好きなだけ食べられる幸福感は何物にも代えがたい。サクサクのパイ生地と濃厚なカスタードクリームのハーモニーは、コーヒーとの相性が抜群だ。

私はトーストにハム、半熟の目玉焼き、ベーコンを乗せた即席のオープンサンドを作ってみた。黄身をとろりと崩しながら食べるこの瞬間、今日という日が素晴らしいものになると確信できる。
3. 【客室】旅の疲れを癒やすモダンな空間と静寂
リスボンの中心地に泊まる際、懸念されるのが「騒音」と「設備の古さ」だ。しかし、ホテル サンタ ジュスタはその両方をクリアしている。
日本人も納得の清潔な水回り
海外ホテルで最もストレスを感じやすいのがバスルームだが、このホテルは非常に優秀だ。白を基調とした大理石調のバスルームは、モダンで清潔感にあふれている。

洗面ボウルは使いやすく、拡大鏡やドライヤーもしっかり完備されている。アメニティの質も良く、細部まで気が利いている。

特筆すべきはシャワーブースだ。天井には大型のレインシャワーが設置されており、たっぷりの湯量で全身を包み込んでくれる。また、ブラインド内蔵風のガラス壁がプライバシーを保ちつつ、圧迫感のない空間を演出しているのもデザイン性が高い。
静寂と賑わいのバランス
外は賑やかな通りだが、窓を閉めれば驚くほど静かだ。防音対策がしっかりと施されており、ぐっすりと眠ることができる。朝、バルコニーに出て街の目覚めを感じ、夜は静かな部屋でリラックスする。このメリハリこそが、質の高い滞在を生む。
4. Photomo的視点:なぜこのホテルを選ぶべきか
数あるリスボンのホテルの中でおすすめとして私がここを推す理由は、その「バランス感覚」にある。
高級ホテルのようなサービスと設備を持ちながら、どこかアットホームな温かさがある。観光の中心地にありながら、ビジネスユースにも耐えうる機能性がある。そして何より、スタッフのホスピタリティが素晴らしい。チェックイン時の笑顔や、レストランでのおすすめワインの提案など、随所に「ゲストを楽しませたい」という思いが感じられた。
もしあなたが、初めてのリスボン旅行で失敗したくない、あるいはWeb Summitなどのイベント参加で効率的に動きたいと考えているなら、ホテル サンタ ジュスタは間違いなく最良の選択肢の一つになるはずだ。
5. リスボン旅行者のためのQ&A:さらに深い体験のために
最後に、リスボン滞在をより充実させるための情報を、よく検索されるキーワードに基づいて補足しておこう。
リスボン観光のコツとエリア選び
リスボン観光の中心となるのは、やはりこのホテルがあるバイシャ地区、そしてシアード地区だ。ここを拠点に、トラム28番に乗ってアルファマ地区へ向かったり、電車でベレン地区へ足を伸ばしたりするのが王道ルートだ。
リスボンのホテル事情:安い vs 高級
「リスボン ホテル おすすめ 安い」を探している場合、バイシャ地区の中心はやや予算オーバーになるかもしれない。その場合は、地下鉄で数駅離れたエリア(マルケス・デ・ポンバル広場周辺など)を検討すると良いだろう。逆に「リスボン ホテル 高級」を求めるなら、リベルダーデ大通り沿いのラグジュアリーホテルが候補になる。しかし、ここホテル サンタ ジュスタのような「手の届く贅沢」こそが、満足度(コスパ)の観点では最も高いと私は感じている。
日本人旅行者へのアドバイス
「リスボン ホテル 日本人」という検索も多いが、このホテルは治安の良いエリアにあり、フロントも24時間対応なので、日本人旅行者、特に女性の一人旅やカップルにも安心しておすすめできる。英語が通じやすく、親切なスタッフが多いのも安心材料だ。
リスボンという街は、歩けば歩くほど新しい発見がある。その冒険の拠点として、ホテル サンタ ジュスタを選んでみてはいかがだろうか。きっと、あなたの旅の記憶をより鮮やかなものにしてくれるはずだ。
公式サイト:https://www.hotelsantajustalisboa.com/
Google Map:



