平日限定の贅沢。丸ビル『リストランテ・ヒロ』で楽しむ、午後を乗り切る極上パスタコース

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CityNomixです。東京のビジネスの中心、丸の内。高層ビルが立ち並び、足早に行き交うビジネスパーソンたちの靴音が、この街特有のリズムを刻んでいます。デジタルマーケティングの世界に身を置く私にとって、この街は情報の最前線であり、同時に戦場でもあります。張り詰めた空気の中で午前中のタスクを捌ききった後、ふと訪れるランチタイムの空白。この貴重な時間をどう過ごすかは、午後のパフォーマンス、ひいてはその日のQOL(Quality of Life)を決定づける重要な戦略です。

 

コンビニエンスストアで済ませる効率性も否定はしません。しかし、感性を研ぎ澄まし、クリエイティブな発想を生み出すためには、日常から少しだけ離れた「非日常」の体験が必要です。そこで私が自信を持って提案したいのが、丸ビル35階に位置する『リストランテ・ヒロ チェントロ』でのランチ体験です。特に平日限定で提供されているパスタコースは、コストパフォーマンス、クオリティ、そして満足度のすべてにおいて、丸の内ランチの「最適解」の一つと言えるでしょう。

 

今回は、私が実際に平日の昼下がりに訪れ、心身ともに満たされた『リストランテ・ヒロ』の体験を、Photomo読者の皆様にシェアします。単なる食レポではなく、忙しい現代人があえて足を運ぶべき理由を、ロジカルかつ感覚的に紐解いていきましょう。

 

天空の隠れ家へ:丸ビル35階からのリセット

 

丸の内ビルディング、通称「丸ビル」。そのエレベーターに乗り込み、35階へと上昇する数十秒間は、ビジネスモードのスイッチを一時的にオフにするための儀式のようなものです。扉が開くと、そこには地上とは異なるゆったりとした時間が流れています。

 

『リストランテ・ヒロ チェントロ』のエントランスを抜けると、まず目に飛び込んでくるのは開放的な窓からの眺望です。東京の街並みを一望できるこのロケーションは、視覚的な開放感を与え、凝り固まった思考をほぐしてくれます。モダンで洗練されたインテリア、整然と並べられたカトラリー、そしてスタッフのスマートな身のこなし。これらすべてが、これから始まる食事が単なる栄養補給ではなく、一つのエンターテインメントであることを予感させます。

ワインボトル、金色のポインセチアの装飾、平日限定パスタコースのメニュー表が置かれたレストランのテーブル
金色のポインセチアが華やかなテーブルと、今回オーダーした平日限定パスタコース「Pranzo del Centro」のメニュー表。

案内されたテーブルには、金色のポインセチアが飾られ、華やかでありながら落ち着いた雰囲気を演出していました。今回オーダーしたのは、平日限定の「パスタコース(Pranzo del Centro)」。4,500円(税込・サ別)という価格設定は、丸の内のハイエンドなランチ相場を考えると、驚くほど手頃です。さらに上のランクには6,500円、10,000円といったコースもありますが、ビジネスランチとしてのバランスを考えると、このパスタコースこそが「賢者の選択」と言えるでしょう。

 

平日昼の特権:罪悪感なき乾杯のアプローチ

 

「午後も仕事があるのに、ワインなんて…」そう思ったあなたにこそ、提案したいスタイルがあります。それは、「あえてのノンアルコール・ペアリング」です。近年のノンアルコールドリンクの進化は目覚ましく、妥協ではなく「積極的に選びたくなる」クオリティのものが増えています。

水滴がついたピエール・ゼロ シグネチャー シャルドネのノンアルコールスパークリングワインのボトル
アルコール0%の高品質スパークリング「ピエール・ゼロ シグネチャー シャルドネ」

私がこの日選んだのは、「Pierre Zéro Signature Chardonnay(ピエール・ゼロ シグネチャー シャルドネ)」。アルコール度数0%のスパークリングワインテイスト飲料です。ボトルに浮かぶ水滴が、よく冷えていることを物語っています。

白いテーブルクロスの上のグラスに注がれた黄金色のスパークリングドリンク
繊細な泡が立ち上る、乾杯用のノンアルコール・スパークリング・シャルドネ

グラスに注がれた黄金色の液体からは、シャルドネ由来の華やかな香りが立ち上ります。口に含むと、繊細な泡が弾け、爽やかな酸味と果実味が広がります。単なるブドウジュースとは一線を画す、発酵を経たような複雑味。これなら、ワインを飲んでいるような高揚感を味わいつつ、午後の仕事のパフォーマンスを落とす心配もありません。まさに、スマートな大人のための選択肢です。

赤いカーネーションの一輪挿しと氷が入ったアイスドリンク
赤いカーネーションと冷たいドリンクが彩る、優雅なテーブルセッティング。

テーブルに飾られた一輪のカーネーションと、冷たいドリンク。このビジュアルだけで、心がすっと整っていくのを感じます。背景の幾何学模様の壁面も、空間のモダンさを引き立てていますね。

 

前菜:冷と温のコントラストが描く序章

 

コースの幕開けは、2皿の前菜から。リストランテ・ヒロの魅力は、パスタだけでなく、この前菜のクオリティの高さにもあります。

 

水牛のモッツァレラチーズ “ブッファラ” カプレーゼ

大きな黒い皿の中央に上品に盛り付けられた、トマトと水牛モッツァレラのカプレーゼ
前菜:水牛のモッツァレラチーズ「ブッファラ」のカプレーゼ

一皿目は、イタリアンの王道「カプレーゼ」。しかし、ただのカプレーゼではありません。使用されているのは、水牛の乳から作られる希少なモッツァレラチーズ「ブッファラ」。ナイフを入れると、もちっとした弾力があり、口の中で濃厚なミルクの甘みが溢れ出します。

 

黒いプレートに映えるトマトの赤、チーズの白、バジルの緑。シンプルだからこそ、素材の鮮度と質の高さがダイレクトに伝わります。オリーブオイルの香りもフレッシュで、ピエール・ゼロの酸味と完璧なマリアージュを見せてくれました。

 

真鱈とミネストローネ

白いボウルに盛られた真鱈と白インゲン豆のミネストローネスープ
前菜:真鱈とミネストローネ – 野菜の旨味が溶け出した温かいスープ

続いて登場したのは、「真鱈とミネストローネ」。冷たいカプレーゼの後に、温かいスープを持ってくるという温度のコントラストが心憎い演出です。

 

透明感のある黄金色のスープには、野菜の旨味が凝縮されています。そこに、ふっくらとした真鱈の身と、ほくほくした白インゲン豆。一口飲むごとに、体に染み渡るような優しさを感じます。派手さはありませんが、実直で丁寧な仕事ぶりが光る一皿。胃が温まり、これから迎えるパスタへの準備が整いました。

 

パスタ2種盛り:ロングとショートが織りなす極上の旋律

 

さて、いよいよメインイベントです。このコースの最大の魅力は、なんといっても「パスタが2種類楽しめる」こと。通常、パスタランチといえば1種類を選んで終わりですが、ここではロングパスタとショートパスタ、性格の異なる2つの味を少しずつ味わうことができるのです。これは、優柔不断な私のような人間にとって、あるいは「あれもこれも食べたい」という欲張りな美食家にとって、最高のシステムではないでしょうか。

 

1. ブロッコリーと小柱のスパゲッティーニ アンチョビ風味のパン粉とともに

青い縁取りの白い皿に盛られた、ブロッコリーと小柱のスパゲッティーニ。上にはアンチョビ風味のパン粉がたっぷりとかかっている。
ブロッコリーと小柱のスパゲッティーニ アンチョビ風味のパン粉とともに

一皿目のパスタは、オイルベースのスパゲッティーニ。細めのパスタに、くたくたになるまで煮込まれて甘みを増したブロッコリーと、プリッとした食感の小柱が絡みます。

 

特筆すべきは、トップにたっぷりとかけられた「アンチョビ風味のパン粉」です。カリカリとした食感と共に、アンチョビの塩気と旨味が口の中で弾けます。これが、淡白になりがちなオイルパスタに強烈なアクセントと奥行きを与えているのです。パスタの茹で加減はもちろん、完璧なアルデンテ。フォークを巻く手が止まらなくなる、中毒性の高い一皿でした。

 

2. 牛バラ肉のトマト煮込みをリガトーニで

白い皿に盛られた牛バラ肉のトマト煮込みソースのリガトーニと削りチーズ
牛バラ肉のトマト煮込みをリガトーニで:濃厚なソースが絡むショートパスタ

二皿目は、トマトベースのショートパスタ「リガトーニ」。太い筒状のパスタは、濃厚なソースを受け止めるのに最適です。

 

牛バラ肉は、繊維がほぐれるほど柔らかく煮込まれており、トマトソースに肉の旨味が溶け込んでいます。リガトーニの噛み応えのある食感と、濃厚なラグーソースの絡み具合が絶妙。仕上げに削られたチーズがコクを加え、一皿目とは全く異なる重厚な満足感を与えてくれます。この「軽やかさ」と「重厚さ」のバランスこそが、ヒロのコース構成の妙と言えるでしょう。

 

ドルチェ&カフェ:至福のフィナーレ

 

パスタの余韻に浸っていると、デザートが運ばれてきました。甘いものは別腹、とはよく言ったものですが、このドルチェを見れば、満腹でもスプーンを手に取らずにはいられません。

白いボウルに盛られた四角い自家製プリンと塩ミルクジェラート、その上に乗った茶色いカラメルの泡
自家製プリンと塩ミルクジェラート カラメルの泡を添えて

「自家製プリンと塩ミルクジェラート カラメルの泡を添えて」。四角くカットされたプリンは、卵の風味が濃厚なクラシックスタイル。隣に添えられた塩ミルクジェラートは、さっぱりとしたミルクの甘みの中に微かな塩気が感じられ、口の中をリフレッシュさせてくれます。

 

そして、何より目を引くのが、上に乗った「カラメルの泡(フォーム)」。口に含むとシュワっと消えてなくなる儚い食感ですが、香ばしいカラメルの香りをしっかりと残します。伝統的なプリンを現代的に再構築した、目でも舌でも楽しめる一皿です。

ハートのラテアートが施されたガラスカップのカプチーノと、奥に置かれたエスプレッソと砂糖ポット
食後のひとときに。ハートのラテアートが可愛いカプチーノと濃厚なエスプレッソ。

食後は、ハートのラテアートが施されたカプチーノでほっと一息。奥に見えるのは、濃厚なエスプレッソでしょうか。KIMBOのロゴが入ったグラスが、イタリアン・バールの雰囲気を醸し出しています。

 

CityNomixの視点:4500円は「投資」である

 

今回頂いた平日限定パスタコース、4,500円。これを「ランチにしては高い」と捉えるか、「この体験でこの価格は安い」と捉えるか。私は間違いなく後者だと断言します。

 

丸の内という一等地で、35階からの眺望を楽しみ、プロフェッショナルなサービスを受け、前菜2品、パスタ2品、ドルチェ、カフェまで付く。しかも、その一つ一つのクオリティは、妥協のないリストランテの味です。この1時間の体験がもたらす精神的な充足感と、午後の仕事へのモチベーションアップを考えれば、これは極めてリターンの高い「自己投資」と言えるのではないでしょうか。

 

単に空腹を満たすだけではない、心を満たすランチ。それが『リストランテ・ヒロ』にはあります。

 

リストランテ ヒロ ガイド:知っておきたいポイント

 

最後に、これから『リストランテ・ヒロ』を訪れようと考えている方のために、いくつかのキーワードに沿って情報を整理しておきます。

 

リストランテ ヒロ 青山

 

『リストランテ・ヒロ』の歴史は、1995年に南青山でオープンしたことから始まりました。青山店は本店として、伝説的なシェフ山田宏巳氏のイズムを継承しつつ、常に進化を続けてきたイタリアンの名店です。丸ビル店(チェントロ)は、その本店のスピリットを受け継ぎつつ、より丸の内という場所に合わせた、洗練さと使いやすさを兼ね備えた店舗と言えます。青山店の隠れ家的な雰囲気に対し、丸ビル店は眺望という圧倒的な武器を持っています。

 

リストランテ ヒロ 丸ビル メニュー

 

今回ご紹介した平日限定パスタコース(4,500円)以外にも、メインディッシュが付くランチコース(6,500円〜)や、ディナーコースも充実しています。季節ごとに旬の食材を使ったメニューに変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力です。特に、その時期にしか味わえないフルーツを使った冷製パスタなどは、ヒロの代名詞とも言えるメニューです。

 

リストランテ ヒロ ランチ

 

ランチタイムは予約が必須です。特に平日でも12時台は近隣のビジネスパーソンで満席になることが多いです。狙い目は、少し時間をずらした13時以降か、事前にWEB予約を入れておくこと。個室もあるため、接待や記念日ランチにも重宝します。

 

リストランテ ヒロ メニュー

 

アラカルトでの注文も可能ですが、ヒロの世界観を存分に味わうなら、やはりコースがおすすめです。シェフが計算し尽くした構成で料理を楽しむことで、一皿ごとのポテンシャルがより引き立ちます。また、ソムリエが厳選したワインリストも充実しており、今回のようにノンアルコールのペアリング相談にも快く乗ってくれます。

 

リストランテ ヒロ シェフ

 

「リストランテ・ヒロ」グループからは、多くの才能あるシェフが輩出されています。それぞれの店舗でシェフが個性を発揮しつつも、「素材の味を最大限に引き出す」というヒロの哲学は共通しています。丸ビル店でも、確かな技術に裏打ちされた、大胆かつ繊細な料理を楽しむことができます。

 

まとめ
たまにはPCの画面から目を離し、美しい料理と景色に向き合ってみませんか?丸の内『リストランテ・ヒロ』でのランチは、あなたの日常に彩りと活力を与えてくれるはずです。

 

Photomo – CityNomix
歩いて、撮って、書く。都市のカルチャーを紡ぐデジタルマーケター。

 

SHOP DATA

リストランテ・ヒロ チェントロ 丸ビル店
住所:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 35F
アクセス:JR東京駅 丸の内南口より徒歩1分
公式サイト:http://www.r-hiro.com/
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