【リスボン美食】Web Summit会場周辺の救世主。本格タイ料理「Eat Thai」で疲れた夜を癒やす

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リスボンの夜風が、熱気を帯びた頬を優しく撫でていきます。

 

世界最大級のテクノロジーカンファレンス、Web Summit。そのオープニングナイト(詳細なレポートはこちら)が終了し、会場であるMEOアリーナから吐き出された数万人の参加者たちの波に揉まれながら、私は心地よい疲労感と共に「ある切実な問題」に直面していました。

 

それは、強烈な空腹です。

 

熱狂的なピッチ、眩しい照明、そして絶え間ないネットワーキング。脳をフル回転させた後の体は、ただひたすらに美味しいエネルギーを求めていました。しかし、MEOアリーナ周辺のオリエンテ駅エリアは、同じように腹を空かせたテックの民で溢れかえっています。どこもかしこも長蛇の列。

 

「これでは夕食難民になってしまう」

 

私は喧騒を逃れ、宿泊しているホテルのあるパルケ・ダス・ナソンイス地区の静かなエリアへと足を向けました。そして今夜、この場所で、予期せぬ素晴らしいディナー体験に出会うことになります。

 

今回は、Web Summit リスボン 会場周辺での夕食選びに迷ったあなたへ、MEOアリーナから徒歩圏内で出会える本格タイ料理レストラン「Eat Thai」をご紹介します。CityNomixが実食し、そのクオリティに太鼓判を押すこのお店は、カンファレンスで疲れた体に染み渡る、至福のオアシスでした。

 

予定調和ではない、旅の偶然が生んだ出会い

 

ホテルにはレストランがなく、近くのヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターのフードコートに行く気力も残っていませんでした。私が求めていたのは、落ち着いて座れて、温かい食事ができる場所。

 

当初の目的は、ホテル至近にある「Páteo Restaurante」でした。ポルトガルに来たのだから、まずは地元の味を、と思ったのです。しかし、店の前まで行くと賑やかな声が。「今日は貸し切りなんだ。ごめんね!」とスタッフさんが申し訳無さそうに、でも飛び切りの笑顔で教えてくれました。「明日なら大丈夫だから、また来てよ!」その温かい対応に、明日の夕食はここにしようと心に決めつつ、私は再び夜の街へ視線を戻しました。

 

「さて、どうしようか」

 

ふと、以前この通りを歩いた時に気になっていた看板を思い出しました。タイ料理。「Eat Thai」。

リスボンのパルケ・ダス・ナソンイス地区にあるタイ料理レストラン「Eat Thai」の、夜のライトアップされた外観と看板
リスボンのパルケ・ダス・ナソンイス地区にある「Eat Thai」。夜のライトアップが上品な雰囲気を醸し出す、本格タイ料理レストランのファサードです。

洗練されたベージュの壁に、シックな紺色の看板。夜のライトアップに照らされたそのファサードは、観光地の派手さとは一線を画す、落ち着いた佇まいを見せていました。ポルトガルでタイ料理? と思われるかもしれませんが、疲れた時にはアジアの味が恋しくなるもの。スパイシーな刺激とハーブの香りは、疲労回復の特効薬です。

 

外から見る限り席は空いている様子。よし、今夜はここにしよう。直感を信じてドアを開けました。

 

MEOアリーナ近くの隠れ家的な雰囲気

 

店内に入ると、予想以上に活気がありました。Web Summit帰りの参加者らしきグループもいれば、地元のカップルや家族連れも。ウェイターさんは若く、きびきびと動いており、家族経営のような温かさとプロフェッショナルな空気が同居しています。

 

幸運にもすぐに席に通されました。まずは渇いた喉を潤すために、迷わずビールを注文します。

レストランの白い大理石のテーブルに置かれた、黒いクージー(保冷カバー)に入ったタイのシンハービールのボトル
黒いクージーで冷やされた、タイを代表するラガービール「SINGHA(シンハー)」

運ばれてきたのは、タイを代表するラガービール、SINGHA(シンハー)。黒いクージー(保冷カバー)に包まれているのがなんとも気が利いています。大理石調のテーブルに置かれたその姿は、ここがリスボンであることを一瞬忘れさせ、東南アジアの湿った夜を連想させます。

 

一口飲むと、キレのある苦味が喉を駆け抜ける。生き返る瞬間です。

 

本格的なメニュー構成に迷う幸せ

 

ビールで落ち着いたところで、メニューを広げます。写真付きで非常に分かりやすく、観光客にも親切な設計です。

「Eat Thai」のメニュー表。35番カオパッド、36番パッタイ、37番パッシーイウ、38番パイナップルチャーハンの写真と価格リスト
写真付きで分かりやすい「Eat Thai」のライス&ヌードルメニュー

「Rice & Noodles」のページには、カオパッド(タイ炒飯)、パッシーイウ(太麺の醤油炒め)、そして王道のパッタイが並びます。どれも12〜18ユーロ程度。リスボンの物価上昇と観光地価格を考慮すれば、納得の範囲内です。

「EAT THAI」レストランのメニューページ。上段にはタイ風グリルビーフ(SUEA RONG HAI)やグリルポーク(KOR MOO YANG)などのグリル特選料理、下段にはトムヤムクンヌードルやバーミー(卵麺)などの麺料理が写真と価格付きで掲載されている。
グリル料理と麺料理のメニューページ。トムヤムクンヌードルや各種バーミーなど、食事のメインとなる料理が並びます。

さらにページをめくると、グリル料理やスープヌードルも充実しています。「Suea Rong Hai(タイ風グリルビーフ)」や「Kor Moo Yang(グリルポーク)」はビールのアテに最高でしょうし、トムヤムクンヌードルで汗をかくのも悪くありません。

EAT THAIのメニュー表。グリーンカレー、レッドカレー、イエローカレー、マッサマンカレーの写真と説明
種類豊富なタイカレーのメニューページ。どれもジャスミンライス付きで本格的です。

カレーもグリーン、レッド、イエロー、マッサマンと完璧なラインナップ。胃が万全ならグリーンカレーにいきたいところですが、今日は長旅とカンファレンスの疲れを考慮し、胃への負担が少なそうなものをチョイスすることにしました。

 

今日の気分は、パッタイ。甘酸っぱいタマリンドソースの味を想像するだけで、食欲が刺激されます。

 

実食:リスボンで出会う「正解」のパッタイ

 

シンハービールをお代わりして待っていると、お待ちかねのパッタイが運ばれてきました。

黒い皿に盛られたパッタイ。砕いたピーナッツ、唐辛子、ライムが添えられている。
米麺、卵、もやしが入ったパッタイ。ナッツやライム、唐辛子で自分好みに味を調整できる丁寧な盛り付け。

一目見て、「これは美味しいやつだ」と確信しました。

 

黒いシックな皿に盛られたそのビジュアルは、屋台料理のそれではなく、レストランの一皿として美しく構成されています。麺の艶、もやしのシャキシャキ感、そして芳醇な香り。

 

特筆すべきは、サイドに添えられた調味料です。砕いたピーナッツ、粗挽きの唐辛子、そしてフレッシュなライム。これらを自分で混ぜ合わせ、好みの味に調整できるスタイルは、本格的なタイ料理店ならではの作法です。

 

ライムをぎゅっと絞り、ピーナッツと唐辛子を全体に絡めて一口。……美味しい。

 

米麺のもちもちとした食感に、甘み、酸味、辛味、塩味のバランスが絶妙に絡み合います。リスボンという異国の地で、これほどちゃんとしたタイ料理に出会えるとは。東京・市ヶ谷にある名店「オールドタイランド」(レビュー記事はこちら)を彷彿とさせる、手抜きのない本格的な味わいです。

 

「タイ料理にハズレなし」とはよく言われますが、実際には甘すぎたり、麺が伸びていたりと、残念な経験も少なくありません。しかし、ここEat Thaiは間違いなく「当たり」です。箸(フォーク)が止まらず、ビールとの相性も抜群。MEOアリーナ周辺の喧騒から離れ、ここで食事をとる選択をした自分を褒めてあげたい気分になりました。

 

食後のサプライズ:ココナッツアイスの誘惑

 

パッタイを完食し、程よい満腹感。当初はグリーンカレーもいけるかと思いましたが、やはりパッタイ一皿で正解でした。しかし、ここで終わるには名残惜しい。メニューを見たときに気になっていたデザートで締めることにしました。

EAT THAIのメニュー表:サイドディッシュ(蒸し米、もち米)とデザート(マンゴースティッキーライス、ココナッツアイス、揚げバナナ)のページ
デザートも充実している「EAT THAI」のメニュー。マンゴースティッキーライスやココナッツアイスが楽しめます。

マンゴースティッキーライス(カオニャオ・マムアン)も魅力的ですが、もう少しさっぱりと食事を終えたい。そこで選んだのが、ココナッツアイスクリームです。

 

運ばれてきたデザートを見て、思わず笑みがこぼれました。

黒いスレートプレートに乗った、ココナッツフレークたっぷりのココナッツアイスクリームと背景のシンハービール
ココナッツの風味が広がる、スパイシーな食事の後に最適な濃厚アイスクリーム

「意外と大きい!」

 

ガラスの器に盛られたアイスクリームは、想像以上のボリューム。そして、その上には雪のようにたっぷりとココナッツフレークが降り注がれています。黒いスレートプレートに乗せられたプレゼンテーションもスタイリッシュです。

 

一口食べると、濃厚なココナッツミルクの風味が口いっぱいに広がりますが、後味は驚くほど軽やか。シャリシャリとしたフレークの食感がアクセントになり、スパイシーな料理の後の口直しとして完璧な役割を果たしてくれます。多すぎるかと思った量も、その美味しさにあっという間に平らげてしまいました。

 

まとめ:Web Summit参加者のための賢い夕食戦略

 

食後、店員さんが笑顔でビールを勧めてくれましたが、さすがにお腹いっぱいです。「ごちそうさま」と告げ、店を後にしました。

 

MEOアリーナやオリエンテ駅周辺のレストランは、Web Summit期間中はどこも戦場のような混雑を見せます。しかし、少しだけ足を伸ばしてパルケ・ダス・ナソンイスの住宅街方面へ歩けば、こうした落ち着いた良店に出会うことができます。

 

Eat Thaiのおすすめポイント:

 

    • 本格的な味: 観光地向けに妥協していない、スパイスとハーブが効いた本物のタイ料理。

 

    • 落ち着いた空間: MEOアリーナの喧騒から離れ、ゆったりと食事を楽しめる。

 

    • 明朗会計: メニューは写真付きで価格も明確。安心して注文できます。

 

    • 一人でも入りやすい: カウンターはありませんが、スタッフがフレンドリーで一人飯でも居心地が悪くありません。

 

 

Web Summitでリスボンを訪れ、ポルトガル料理に少し飽きてきた時、あるいはとにかく美味しいもので体力を回復したい時。Web Summit リスボン 会場周辺の夕食として、「Eat Thai」は非常に賢い選択肢です。

 

明日は、今日入れなかった「Páteo Restaurante」にリベンジする予定ですが、もしまたあそこが満席でも、私にはこの「Eat Thai」という頼れるバックアップがある。そう思えるだけで、明日のカンファレンスも心安らかに乗り切れそうです。

 

Shop Information

 

Eat Thai – Parque das Nações

住所:Alameda dos Oceanos 85, 1990-212 Lisboa, Portugal

Web:eatthai.pt

 

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