【搭乗記】ブリティッシュ・エアウェイズで向かうロンドンからリスボンへの旅路|機内食と空の絶景

ヒースロー空港の喧騒を背に、私はブリティッシュ・エアウェイズのラウンジを後にしました。デジタルマーケティングの仕事で頭をフル回転させた後の、この移動時間は私にとって特別なリセットボタンのようなものです。

 

ゲートへ向かう足取りは軽く、これから始まるポルトガル・リスボンへの旅への期待が高まります。ロンドンの曇り空の下、駐機場に佇む機体が見えてきました。

雨の駐機場に停まっているブリティッシュ・エアウェイズのエアバスA321neoの機体側面とエンジン
今日搭乗するブリティッシュ・エアウェイズのAirbus A321neo。雨に濡れた駐機場の風景。

雨のロンドンから、光の街リスボンへ

 

今回搭乗するのは、ブリティッシュ・エアウェイズのAirbus A321neo。雨に濡れた機体が、独特の旅情を誘います。「リスボンまで、よろしく頼むよ」と心の中で語りかけ、タラップを上がりました。

 

機内に足を踏み入れると、そこは3列-3列のシンプルな構成。欧州域内路線のビジネスクラス「クラブ・ヨーロッパ(Club Europe)」は、座席自体はエコノミーと同じですが、真ん中の席をブロックしてテーブルとして使うスタイルです。この「少しの余白」が、旅の質を大きく変えるのです。

ブリティッシュ・エアウェイズ エアバスA321neoの機内安全のしおり。機体のイラストと多言語による案内が記載されている。
ブリティッシュ・エアウェイズ エアバスA321neoの機内安全のしおり

空の上のレストランでメニューを開く

 

席に着くと、すでにメニューが配られていました。離陸前のこの時間は、これからの数時間をどう過ごすかを計画する楽しいひとときです。今回のフライトの最大の関心事は、やはりブリティッシュ・エアウェイズの機内食です。

ブリティッシュ・エアウェイズの機内食メニューカード。ランチ・ディナーの選択肢としてサーモン、野菜のタルト、コールドプレートなどが英語で記載されている。
ロンドン発リスボン行き、ブリティッシュ・エアウェイズ「CLUB EUROPE」の機内食メニュー。

メニューに目を通します。メインコースの選択肢は3つ。
・スコットランド産サーモンのグリル
・手作り野菜のタルト
・ブリティッシュ・コールドプレート

ブリティッシュ・エアウェイズ「CLUB EUROPE」のランチ・ディナーメニュー表。メイン料理にスコットランド産サーモンなどが記載されている。
ブリティッシュ・エアウェイズ「CLUB EUROPE」の機内食メニュー。メインはサーモンのグリルに決めました。

「サーモンか…」私の脳裏に、ふとフィンランド・ヘルシンキの記憶が蘇ります。あの老舗レストランKappeliで食べた絶品のサーモンスープ。あの味の記憶が、私に「サーモンを選べ」と囁きます。よし、今日はサーモンにしよう。

 

空飛ぶパブ? 限定IPAとの出会い

 

食事を決めたら、次は飲み物です。ドリンクメニュー「THE BAR」を開くと、シャンパンやワインのリストが並びますが、私の目はある一点に釘付けになりました。

「THE BAR」と書かれた機内ドリンクメニュー表。シャンパン、ワイン、スピリッツ、ブリティッシュ・エアウェイズ限定のBrewDogビールなどが記載されている。
シャンパンやワイン、限定IPAなどが並ぶ機内のドリンクメニュー「THE BAR」。

「BrewDog Speedbird OG Transatlantic IPA」。
スコットランドのクラフトビールメーカー「ブリュードッグ」が、ブリティッシュ・エアウェイズのために特別に醸造した限定IPAです。機内限定と聞けば、試さないわけにはいきません。

機内のトレイテーブルに置かれたブリュードッグの缶ビール「SPEEDBIRD OG」と、ビールが注がれたグラス
ブリティッシュ・エアウェイズ限定のブリュードッグ「SPEEDBIRD OG」

運ばれてきた缶は、ブリティッシュ・エアウェイズのロゴをあしらった特別なデザイン。グラスに注ぐと、柑橘系の爽やかな香りが漂います。一口飲むと、ホップの苦味とフルーティーさが絶妙なバランス。これぞ、空の旅の醍醐味です。

 

雲の上の静寂と美食体験

 

離陸してしばらく経ち、窓の外に目をやると、そこには息を呑むような光景が広がっていました。

飛行機の窓から見る、深い青色の空と一面に広がる白い雲海
上空に広がる深い青と、眼下を埋め尽くす幻想的な雲の絨毯。

ロンドンの厚い雲を抜け、上空には深い青と、一面に広がる雲海。地上での忙しなさから解放され、ただ景色を眺める贅沢。デジタルデバイスから少し離れ、感覚を研ぎ澄ますこの時間が、私は大好きです。

 

やがて雲が切れ、眼下に海と陸地の境界線が見えてきました。ちょうどその頃、待ちに待った機内食が運ばれてきました。

飛行機の窓から見える青いエンジンと、雲の切れ間から覗く海と陸地
雲が切れて、眼下に広がる青い海と陸地が見えてきました。

汚名返上? 進化する英国の機内食

 

「イギリスの食事は美味しくない」なんて言われていたのは、もう遠い昔の話です。サーブされたサーモンのグリルは、見た目にも美しく、食欲をそそります。

機内食のトレーに載せられたサーモンのソテーとクリームソース、付け合わせのジャガイモ、チーズプレート、デザート
クリーミーなソースがかかったサーモンのソテーと、チーズやデザートがセットになった機内食。

ナイフを入れると、サーモンはふっくらと柔らかく、クリーミーなソースがよく絡みます。付け合わせのポテトやインゲンも、素材の味がしっかりと感じられます。そして、デザートのチーズとクラッカー、甘いムースまで、コースとしての完成度が非常に高い。ブリティッシュ・エアウェイズの機内食は、期待を裏切らない、いや、期待以上のクオリティでした。

 

リスボン、再会の予感

 

食事を終え、コーヒーを飲みながら一息ついていると、機体はすでに降下体制に入っていました。ロンドンからリスボンまでは約2時間半。美味しい食事と景色を楽しんでいれば、あっという間の距離です。

テージョ川とバスコ・ダ・ガマタワーを臨む、雲の浮かぶ青空の下に広がるリスボンの街並み
眼下に広がるリスボンの街並みとテージョ川。遠くには特徴的なバスコ・ダ・ガマタワーも確認でき、旅への期待が一気に高まる瞬間です。

窓の外には、テージョ川と、白とオレンジのコントラストが美しいリスボンの街並みが見えてきました。遠くにはバスコ・ダ・ガマタワーも確認できます。
さあ、いよいよWeb Summitです。熱気あふれるテックの祭典と、この街のカルチャーが私を待っています。

 


Photomo読者のためのQ&A:ブリティッシュ・エアウェイズの機内食とサービス

 

今回のフライト体験を踏まえ、これからブリティッシュ・エアウェイズを利用される方が気になるであろうポイントを、SEOの観点も含めてQ&A形式でまとめました。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内食 羽田

 

今回はロンドン発のフライトでしたが、日本からロンドンへ向かう場合、羽田空港発の便を利用される方も多いでしょう。羽田発の長距離線では、和食のオプションや、より本格的なフルコースの機内食が提供されます。日本人の味覚に合わせたメニュー構成になっており、長時間のフライトでも食の楽しみが尽きることはありません。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内食 エコノミー

 

「ワールド・トラベラー(エコノミークラス)」でも、長距離線では温かい食事、ドリンク、スナックが無料で提供されます。短距離線(ユーロ・トラベラー)では、以前は有料販売(M&Sとのコラボなど)が主でしたが、最近ではミネラルウォーターとスナックの無料提供が復活している路線もあります。しっかり食事をしたい場合は、空港で購入して持ち込むのも賢い選択です。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内食 まずい

 

ネット検索で「まずい」というキーワードを見かけることがありますが、私の体験から言えば、それは過去のステレオタイプか、個人の好みの問題でしょう。特に今回体験したクラブ・ヨーロッパの食事は、素材の質も調理もレベルが高く、非常に満足のいくものでした。機内食は進化しています。先入観を持たずにトライしてみてください。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内食 ビジネスクラス

 

ビジネスクラス(クラブ・ワールド/クラブ・ヨーロッパ)の食事は、やはり別格です。磁器の皿で提供されるコース料理、厳選されたワインやシャンパン。特にロンドン発の便では、英国産の食材にこだわったメニューが多く、空の上で「英国の今」を味わうことができます。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内 食 時間

 

機内食の提供時間は路線によって異なりますが、今回のロンドン-リスボン線のような中距離フライトでは、離陸後水平飛行に入ってから30分〜1時間程度でサービスが始まります。長距離線では、離陸後のメインの食事と、着陸前の軽食(または朝食)の2回提供されるのが一般的です。

 

ブリティッシュエアウェイズ 機内食 プレミアムエコノミー

 

「ワールド・トラベラー・プラス(プレミアムエコノミー)」では、ビジネスクラスに近いクオリティの食事が提供されます。メインディッシュはビジネスクラスのメニューから選べることも多く、陶器の食器でサーブされるため、エコノミーとは一線を画す優雅な食事を楽しめます。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内食 飲み物

 

アルコール類は、エコノミークラスを含め多くの路線で無料で提供されています(短距離エコノミーを除く)。特筆すべきは、今回紹介したBrewDogの限定IPA「Speedbird OG」です。ビール好きなら、これを飲むためだけにブリティッシュ・エアウェイズを選んでも良いほどです。

 

ブリティッシュ エアウェイズ 機内持ち込み

 

機内食に満足できない場合や、小腹が空いた時のために食べ物を持ち込むことは可能です。ただし、液体物(スープやジャムなど)は保安検査のルールに従う必要があります。また、リスボン到着後の入国審査で食品の持ち込み制限がある場合もあるので、機内で食べ切れる分量にするのが無難でしょう。

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