【patisserie ease】イートイン限定かき氷と特大桃タルトに感動!日本橋の行列店を徹底レビュー

再び、あの感動を求めて。patisserie easeへの再訪

PhotomoのCityNomixです。東京・日本橋兜町。かつて金融の中心地として栄えたこの街は、今、新しいクリエイティブなエネルギーに満ち溢れています。古い建物をリノベーションしたお洒落なカフェやレストランが次々とオープンし、歩くたびに新しい発見がある。そんな兜町の変化を象徴する存在が、patisserie easeです。

前回の訪問で受けた衝撃的な美味しさ。その記憶が薄れる前に、新しい季節のメニューが登場したと聞けば、足を運ばない理由はありません。デジマケの仕事の合間を縫って、期待に胸を膨らませて向かいました。

2025年7月8日、火曜日の午前。前回よりも早く、開店15分前に到着したにもかかわらず、そこには既に8人のお客様が静かに列をなしていました。店内のイートインスペースはわずか7席。一巡目には入れないことが確定した瞬間です。少し残念な気持ちと、それ以上に高まる期待感。この行列こそが、patisserie easeの実力を物語っているのですから。

行列必至!patisserie easeの待ち時間とオーダー戦略

Ease 日本橋店の攻略法:アクセスとウェイティングシステム

開店と同時に、まずはテイクアウトとイートインのオーダー列に並びます。私の番が来てイートイン希望を伝えると、やはり満席とのこと。しかし、patisserie easeのウェイティングシステムは非常にスマートです。電話番号を伝えれば、席が空き次第連絡をくれるというスタイル。席は45分制なので、途方もなく待つことはありません。これは、時間を有効活用したい私たちにとって非常にありがたい配慮です。

電話番号を伝え、まずはオーダーを済ませます。支払いは前払い制。これで、席に着いてからスムーズにデザートを楽しめます。待ち時間は約45分とのこと。この時間を使って、周辺を散策することにしました。すぐ近くには、系列店の「Bistro Yen」や美味しいパンが人気の「bank」、少し足を延せばチョコレートとアイスクリームの「Teal」もあります。兜町は本当に魅力的なエリアです。

patisserie ease(パティスリー イーズ)

日本橋パティスリーeaseのおしゃれな緑色の外観とエントランス
東京・日本橋にある人気パティスリー「ease(イーズ)」の洗練されたグリーンの外壁が目を引く正面玄関。

Patisserie ease メニューの誘惑と、Pâtisserie ease 写真で見る究極の選択

オーダーの列でショーケースを覗き込む時間は、至福の悩みをもたらします。まず目に飛び込んできたのは、今日のお目当てである桃のタルト。なんと、通常サイズと特大サイズの2種類が用意されています。これは悩ましい。

木製のテーブルの上に白いお皿に乗せられた、通常サイズと特大サイズの2つの桃のタルト。
季節限定!通常サイズと特大サイズの桃のタルト。

ショーケースの中は、まさに宝石箱。艶やかなアメリカンチェリーのケーキも輝いていますが、店員さん曰く「季節的にもう少しで終了です」とのこと。旬の終わりを告げる儚さが、その魅力を一層引き立てます。

透明なガラスのボウルに山盛りにされた、水滴がついてみずみずしいアメリカンチェリー。
旬の終わりを告げる、つややかなアメリカンチェリー。

そして、私の心を鷲掴みにしたのが、想定外のメニューでした。なんと、patisserie easeのかき氷。しかも、ただのかき氷ではありません。メロンを丸ごと器にした、尋常ではない大きさの芸術品です。

暗いテーブルの上に置かれた白い器に盛られた、Patisserie easeのかき氷。上には濃厚なソースとナッツのようなトッピングが乗っている。
Patisserie easeのイートイン限定かき氷

桃はタルトで味わいたい。でも、メロンも捨てがたい。前回、メロンのショートケーキを見送った後悔が蘇ります。そして、前回涙をのんだイートイン限定のプリンの存在も忘れてはいけない…。脳内で繰り広げられる甘美な会議の結果、私は決断しました。「桃のタルトは特大で。そして、かき氷はメロンでお願いします」。プリンは…ひとまず、この2品を味わってから考えよう。そう心に誓ったのです。

待ち時間に発見!patisserie easeの可愛い新グッズ

オーダーを待つ間、ふと物販コーナーに目をやると、見慣れないアイテムが。可愛らしいキャラクターがデザインされた靴下と、水色の保冷バッグです。保冷バッグは2,480円とお手頃価格。これからの季節、焼き菓子をテイクアウトするのに重宝しそうです。こういう細やかな楽しみを提供してくれるのも、patisserie easeの魅力の一つです。

水色の保冷バッグと、キャラクターがデザインされた3足の靴下が陳列されている様子。
新しいグッズを発見!靴下と保冷バッグ、どちらも可愛い。

感動の連続!patisserie ease のイートイン限定デザート体験記

Ease ケーキの真髄!特大桃のタルトに舌鼓

兜町を散策し、気になるスリランカ料理店や複合施設「K5」に思いを馳せていると、ポケットの中でスマートフォンが震えました。待ちに待った席が空いた合図です。足早に店に戻ると、一番手前の席に案内されました。

オーダーは済んでいるので、すぐにデザートが運ばれてきます。まずは、特大桃のタルト。その名の通り、圧巻のボリュームです。艶やかにカットされた桃が、タルト生地の上に隙間なく並べられています。ショーケースでは気づきませんでしたが、周りにはパッションフルーツのソースが添えられており、見た目にも爽やかな印象を与えます。

白いお皿の上に置かれた、スライスされた新鮮な桃がふんだんに乗った大きなホールタルト。
旬の桃を贅沢に使った、特大サイズのピーチタルト。

ナイフを入れると、タルト生地は「ザクッ」と心地よい手応え。想像以上に硬めに焼き上げられています。一方、桃は驚くほど柔らかく、ジューシーな果汁が溢れ出します。一口食べると、まず桃の芳醇な甘みが口いっぱいに広がり、それを追いかけるように、ザクザクとした香ばしいタルト生地、そして両者を優しく繋ぐカスタードクリームのコクが押し寄せます。最後に、パッションフルーツのキュッとした酸味が全体を引き締め、爽やかな後味を残す。これは、もはや単なるケーキではありません。緻密に計算された味と食感のオーケストラです。間違いなく、感動級の美味しさでした。

想像を超える芸術品!patisserie easeのかき氷を徹底解剖

桃のタルトの余韻に浸っていると、店員さんがもう一つの主役を運んできてくれました。丸ごとメロンのかき氷。…で、でかい。大きいとは思っていましたが、想像を遥かに超えるサイズ感です。

くり抜いたメロンの器に盛られた、山盛りの大きなかき氷。横にはルイボスティーの入ったカップが置かれている。
夏の贅沢、丸ごとメロンのかき氷。

ふわふわの氷の上には、白いソースがとろりとかかっています。まずはこの部分だけを一口。なんと、ヨーグルトソースです。爽やかな酸味とほんのりとした甘さが、メロン風味の繊細な氷と絶妙にマッチします。スプーンが止まりません。

食べ進めると、中から何かが見えてきました。しっとりとしたスポンジケーキです。やられた、と思いました。かき氷の中にケーキ。このサプライズがたまりません。さらに掘り進めると、今度はザクザクとしたビスケットが。氷のシャリシャリ感の中に、異なる食感が次々と現れる。これは、もはや宝探しです。

そして、忘れてはならないのが別添えのメロン果肉とソースです。前回の日向夏のかき氷と同じく、味変アイテムが用意されていました。ソースを口に含むと、ミントとは違う、清涼感のあるハーブの香りが鼻を抜けます。気になって店員さんに尋ねると、ヴェルヴェーヌ、別名レモンバーベナというハーブだそう。その名の通り、レモンのような爽やかな香りがメロンの甘みを引き立て、全く新しい味わいを生み出します。このソースをかき氷にかけると、さっぱりとした後味に変化し、あれだけ大きかったかき氷が、魔法のように消えていきました。一度で何度も楽しめる、まさにエンターテイメントのようなデザートでした。

Patisserie ease レビュー:欲望に抗えず…追加オーダーした絶品クラシックプリン

特大タルトとかき氷を完食。大満足、のはずでした。しかし、私の心にはまだ一つの灯火が燻っていました。そう、プリンです。45分の制限時間はまだ残っている。ここで諦めたら、また後悔する。私は意を決して店員さんを呼び止め、プリンを追加オーダーしました。

数分後、目の前に現れたのは、艶やかなカラメルソースをまとった、見るからに濃厚なプリン。一口食べると、その期待は確信に変わりました。少し固めの食感でありながら、舌の上でねっとりと溶けていく。卵のコクとバニラの香り、そしてほろ苦いカラメル。さらに、隠し味のようにラムレーズンが深みを加え、一口で「本物だ」と分からせる説得力があります。添えられたクリームは、意外にもさっぱりとしていて、濃厚なプリンの世界観を邪魔することなく、むしろその輪郭を際立たせていました。欲張って頼んで、本当に良かった。patisserie easeは、訪れるたびに人を感動させる天才です。

白いお皿に乗せられたカスタードプリン。つややかなカラメルソースがたっぷりかかっており、横にはホイップクリームが添えられている。
念願のクラシックプリン

自宅でも感動は続く。patisserie easeの焼き菓子を持ち帰る幸せ

Ease 焼き菓子 口コミ:珠玉のラインナップを実食レビュー

イートインでの感動体験を胸に、夜のおやつ用として焼き菓子をテイクアウトすることにしました。今日のお買い物は、幸せな気持ちを家に持ち帰るための、大切な儀式です。

焼き菓子の入った白い紙袋を手に持っている様子。袋の中にはスコーンのような焼き菓子が見える。
今日は焼き菓子をテイクアウト。袋の中から美味しそうな焼き菓子がのぞいています。

選んだのは、カヌレ、フィナンシェ、そしてバニラクッキーの3種類。自宅でコーヒーを淹れ、優雅なおやつタイムの始まりです。

白いお皿の上に、カヌレ、フィナンシェ、バニラクッキーが並べられており、背景にはコーヒーカップが写っている。
お気に入りの焼き菓子で、優雅なコーヒータイム。

まずカヌレ。外はカリッと、中はもっちり。ラム酒の香りが豊かで、Paulで食べたカヌレに勝るとも劣らない本格的な味わいです。次にフィナンシェ。焦がしバターの香りが高く、しっとりとした生地は、まさに王道。そして、バニラクッキー。これがまた、驚きの美味しさでした。バターの芳醇な香りとザクザクとした食感。シンプルながら、素材の良さが際立つ逸品です。イギリスのマークス&スペンサーのショートブレッドが大好きですが、それを超える感動がありました。クライアントへのお中元やお歳暮に、ここの焼き菓子セットを贈りたい。心からそう思えるほど、レベルの高い焼き菓子たちでした。

まとめ:なぜ人々は patisserie ease に魅了されるのか

今回の訪問で、私は改めて patisserie ease の底知れぬ魅力に気づかされました。それは単に「美味しい」という一言では片付けられません。緻密に計算された味の構成、食感のコントラスト、そして食べる者を飽きさせないサプライズの連続。一つ一つのデザートが、シェフの創造性と情熱が込められた芸術作品なのです。行列に並んででも、何度も訪れたくなる。patisserie easeは、私たちに「記録」ではなく「体験」を、「日常」ではなく「感覚」を与えてくれる、特別な場所です。次に訪れるときは、どんな感動が待っているのでしょうか。今から楽しみでなりません。

Ease 店舗情報

Pâtisserie ease(パティスリー イーズ)

  • 住所: 東京都中央区日本橋兜町9-1
  • 営業時間: 11:00~19:00
  • 定休日: 不定休(公式サイトやSNSをご確認ください)
  • アクセス: 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅 10番出口より徒歩約1分、都営浅草線「日本橋」駅 D2出口より徒歩約4分
  • 公式サイト: https://patisserie-ease.com/
  • 備考: イートインは7席、45分制。ウェイティングは店頭での電話番号登録制。支払いは前払いです。

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