Waitroseで探すロンドン土産No.1紅茶!幻のビスケットティー完全攻略ガイド

ロンドンの夜、スニーカーの熱狂から紅茶探しの旅へ – なぜ僕はWaitroseを目指すのか

ロンドンの夜気は、歴史と現代が交差する独特の香りを纏っている。ソーホーの喧騒を抜け、手に入れたばかりのWTAPS×New Balanceのスニーカーの箱を抱えながら、僕、CityNomixの足は次なる目的地へと向かっていた。今日のミッションはまだ終わっていない。それは、僕がロンドンを訪れるたびに必ず遂行する、ある種の儀式のようなもの。そう、究極のロンドン土産を手に入れるための旅だ。

 

向かう先は、英国王室御用達の高級スーパーマーケット、Waitrose。数ある店舗の中でも、僕が目指すのはブルームズベリー地区にあるザ・ブランズウィック・センター店だ。なぜ、この店舗でなければならないのか。その答えは、棚に並ぶ一つの黄色い箱にある。それは、紅茶大国イギリスが誇るYorkshire Teaが生み出した傑作、「Malty Biscuit Brew」。ミルクティーにすると、まるでビスケットを浸して飲んでいるかのような、香ばしく優しい甘さが口いっぱいに広がる魔法の紅茶だ。

 

不思議なことに、このビスケットティー、他のスーパーではほとんど見かけない。僕の知る限り、このWaitroseの店舗が最も確実に入手できる場所なのだ。だからこそ、ロンドンに来るたび、僕は吸い寄せられるようにこの場所を訪れる。それは単なる買い物ではない。大切な人へ、そして自分自身への最高の贈り物を探し出す、ささやかで、しかし確かな喜びに満ちた冒険なのだ。

 

夜の光に導かれて。ザ・ブランズウィック・センターのWaitroseへ

11月のロンドンの夜は早い。19時を回ると、街はすっかりイルミネーションの光に包まれる。ザ・ブランズウィック・センターのモダンな建築の中に、Waitroseの緑色のロゴが温かく浮かび上がっていた。ホリデーシーズンが近いこともあり、店頭にはクリスマスツリー用のモミの木が並び、道行く人々の心を和ませている。

夜のライトアップされたWaitrose & Partners ザ・ブランズウィック・センター店の外観。大きなガラス窓とロゴ、入口付近に並ぶ販売用のクリスマスツリー。
英国王室御用達スーパー「Waitrose」ザ・ブランズウィック・センター店。華やかなイルミネーションと店頭のクリスマスツリーが、ロンドンの夜にホリデーシーズンの温かみを添えています。

ガラス張りの店内は明るく、質の良い食材やデリカテッセンが整然と並んでいる。この洗練された雰囲気こそ、Waitroseが多くのロンドナーに愛される理由だろう。僕は逸る気持ちを抑え、まずは店内をゆっくりと一周することにした。旅先でスーパーマーケットを訪れるのは、その土地の日常を垣間見る最高の機会だ。どんなものが、どんな価格で売られているのか。人々のカートには何が入っているのか。そんなことを観察するだけで、街の解像度がぐっと上がる気がする。

 

さて、感傷に浸るのはこのくらいにして、本日のミッションに取り掛かろう。時間は限られている。まずは、前回訪れた際に発見し、その味とコストパフォーマンスに感動したコーヒー豆のコーナーへ。そして、本命のビスケットティーが待つ紅茶の棚へと向かうのだ。

 

Waitroseで見つけるべき宝物:絶品コーヒーと幻の紅茶

スーパーでの買い物は、時に宝探しにも似た興奮を与えてくれる。特にWaitroseのようなプライベートブランドに力を入れている店では、思わぬ発見があるからだ。

 

ダークホースはこれ!Waitroseのシングルオリジンコーヒー豆

紅茶の国のスーパーだからと侮ってはいけない。Waitroseのコーヒーコーナーは、確かに広大な紅茶セクションに比べれば控えめかもしれないが、選りすぐりの豆が並んでいる。

スーパーマーケットの棚に並ぶ様々なブランドのコーヒー豆と粉
スーパーのコーヒー売り場。紅茶コーナーに比べると少し物足りないかもしれませんが、多様な銘柄が揃っています。

僕のお目当ては、プライベートブランド「No.1」シリーズのシングルオリジンコーヒーだ。前回購入してすっかりファンになった「India Monsoon Malabar」。深紫色のパッケージが目印の、ダークローストの力強い豆だ。ココアやスパイスを思わせる複雑な風味がありながら、後味は驚くほどクリーン。これが1袋4.75ポンド、日本円にして1000円以下で手に入るのだから、買わない理由はない。

スーパーの棚に陳列されたWaitroseのNo.1 India Monsoon Malabarコーヒー豆の紫色のパッケージ
お手頃価格で美味しい、Waitrose「No.1」シリーズのシングルオリジンコーヒー豆(India Monsoon Malabar)。

今回は、この「India Monsoon Malabar」に加え、金色のパッケージが美しい「Kenya」と、青いパッケージのオーガニック「Peru Decaffeinated」もカートに入れた。旅の思い出を、帰国後の朝のコーヒータイムで反芻する。これもまた、旅の醍醐味の一つだ。

ウェイトローズNo.1のシングルオリジンコーヒー豆3袋(左からケニア、インド、ペルー・デカフェ)
英国のスーパーWaitroseで購入した、ケニア、インド、ペルー産のシングルオリジンコーヒー豆。

本命登場!Yorkshire Teaのビスケットブリューを確保せよ

そして、ついに本日の主役との対面だ。紅茶コーナーの一角に、見慣れた黄色い箱が積まれているのを発見した時、僕は心の中で小さくガッツポーズをした。「Malty Biscuit Brew」、あった!

 

この紅茶の魅力は、その唯一無二のフレーバーにある。ティーバッグをお湯に浸した瞬間から、甘く香ばしい、まるで焼きたてのビスケットのような香りが立ち上る。ミルクをたっぷり注いでミルクティーにすれば、その魅力は頂点に達する。砂糖を入れなくても感じられる、麦芽(Malty)由来の優しい甘み。仕事の合間や、休日の午後にこの一杯があれば、それだけで心が満たされる。誰にお土産として渡しても、「こんな紅茶初めて!」「美味しい!」と絶賛される、まさにキラーアイテムなのだ。

 

僕は迷わず、棚にあった6箱すべてをカートに入れた。毎回これで店頭在庫がなくなるのが少し心苦しいが、こればかりは譲れない。友人の顔、家族の顔を思い浮かべながら、最高の戦利品を確保した満足感に浸る。ホテルに戻って、この紅茶の山をベッドに並べて写真を撮るのが、僕のささやかな楽しみでもある。

白いシーツの上に積み上げられたTaylors of Harrogateの紅茶の箱。一番上に赤いパッケージのYorkshire Teaが1箱、その下に黄色いパッケージのMalty Biscuit Brewが2列に3箱ずつ、合計6箱並んでいる。
Waitroseで大量購入したヨークシャーティーの「ビスケット・ブリュー」と定番の赤箱。

Waitroseとロンドン土産に関するQ&A:CityNomixの視点

さて、ここからは僕がWaitroseとYorkshire Teaについて、よく尋ねられる質問や皆さんが疑問に思うであろう点について、CityNomixならではの視点でお答えしていこう。ロンドン旅行の計画や、お土産選びの参考になれば幸いだ。

 

Waitrose エコバッグはお土産に最適?

結論から言うと、Waitroseのエコバッグは非常におすすめだ。ジュート(麻)素材で作られたものが多く、丈夫でデザインもシンプルかつ上品。緑色のロゴが映えるデザインは、いかにも「イギリスのいいスーパーで買いました」という雰囲気を醸し出してくれる。価格も手頃で、数ポンドで手に入る。かさばらないので、複数個買ってバラマキ用のお土産にするのも良いだろう。自分用としても、日本で日常使いできるデザイン性の高さが魅力だ。

 

Waitrose 店舗はどこにある?おすすめは?

Waitroseはロンドン市内に数多く店舗を構えている。主要な駅の近くや、高級住宅街などで見かけることが多いだろう。観光客がアクセスしやすい店舗としては、今回僕が訪れたブルームズベリーの「ザ・ブランズウィック・センター店」のほか、サウス・ケンジントン店、キングス・クロス駅近くの店舗などが挙げられる。大型店ほど品揃えが豊富なので、時間に余裕があれば少し足を延してでも大型店舗を訪れることをおすすめする。特にビスケットティーのような少し珍しい商品を探すなら、なおさらだ。

 

Waitrose 日本で買える?

残念ながら、2025年現在、Waitroseは日本に実店舗を展開していない。また、公式のオンラインストアも日本への直接発送は行っていない。一部の輸入食料品店やオンラインショップで、プライベートブランドの商品が扱われることもあるが、品揃えは非常に限定的で、価格も割高になることが多い。だからこそ、ロンドンを訪れた際にWaitroseで買い物をする価値があるのだ。現地でしか手に入らないものを探す楽しみは、旅の大きな魅力だろう。

 

Waitrose ショートブレッドは買うべき?

もちろん、買うべきだ。特に「Duchy Organic」シリーズのショートブレッドは鉄板。バターの風味が豊かで、サクサクとした食感は一度食べたら忘れられない。チャールズ国王が立ち上げたオーガニックブランドというストーリーも、お土産としての価値を高めてくれる。箱のデザインも美しいので、目上の方へのお土産にも最適だ。プレーンなものから、レモン風味やチョコチップ入りなど、種類もいくつかあるので、好みに合わせて選んでみてほしい。

 

Waitrose クッキーとの違いは?

イギリスでは、僕たちが「クッキー」と呼ぶものを一般的に「ビスケット(Biscuit)」と呼ぶことが多い。ショートブレッドはビスケットの一種で、バターをふんだんに使ったスコットランド発祥の伝統的な焼き菓子だ。一方で、チョコチップが入ったようなアメリカンスタイルのものは「クッキー(Cookie)」と呼ばれることもある。Waitroseではどちらも美味しいものが揃っているが、よりイギリスらしいお土産を探しているなら、ショートブレッドを選ぶのが間違いないだろう。

 

Waitrose 紅茶の品揃えは?

さすが紅茶の国、Waitroseの紅茶コーナーの品揃えは圧巻だ。自社ブランドの紅茶はもちろん、Twining’s、PG Tips、そして僕が愛してやまないYorkshire Teaなど、主要なブランドはほぼ網羅されている。ハーブティーやフルーツティーの種類も豊富で、見ているだけで時間が経つのを忘れてしまうほどだ。パッケージのデザインも美しいものが多いので、紅茶好きにはたまらない空間だろう。ぜひ時間をかけて、お気に入りの一箱を見つけてほしい。

 

Waitrose duchyとは?

先ほどショートブレッドの項でも触れたが、「Duchy Organic(ダッチー・オーガニック)」は、現国王チャールズ3世が皇太子時代に設立したオーガニック食品ブランドだ。もともとは独立したブランドだったが、現在はWaitroseが独占的に販売している。ショートブレッドのほか、ジャム、紅茶、シリアルなど、様々な商品が展開されている。品質の高さはもちろん、英国王室との繋がりの深さから、特別感のあるお土産として非常に人気が高い。

 

Waitrose magazineは手に入れるべき?

「Waitrose & Partners Food」という月刊のフードマガジンは、無料で配布されていることが多い。美しい写真と洗練されたレシピが満載で、クオリティが非常に高い。英語の勉強にもなるし、イギリスの食文化に触れる良い機会にもなる。レジの近くに置いてあることが多いので、買い物のついでに一部もらって帰ることを強くおすすめする。旅の記念にもなるし、帰国後に眺めるだけでも楽しいはずだ。

 

ヨークシャー ティー ビスケットの味を詳しく

「ヨークシャー ティー ビスケットブリュー」の味は、まさに「飲むビスケット」。紅茶のしっかりとした味わいをベースに、麦芽の甘く香ばしい風味が加わっている。特にミルクとの相性が抜群で、ミルクティーにすることでその真価を発揮する。まるで、イギリスの伝統的なビスケット「モルテッドミルク」を紅茶に浸したような味わいだ。甘いけれど、しつこくない。ホッとする優しい味で、一度飲むと病みつきになること間違いなしだ。

 

ヨークシャー ティー カルディで買える?

日本の輸入食料品店「カルディ」では、スタンダードなYorkshire Tea(赤い箱)が販売されていることがある。しかし、「ビスケットブリュー」を見かけることは極めて稀だ。店舗によっては取り寄せ可能な場合もあるかもしれないが、基本的には定番商品ではないと考えた方が良いだろう。もしカルディで見かけたら、それは非常に幸運なことなので、迷わず購入することをおすすめする。

 

ヨークシャー ティー ビスケットブリューの魅力とは?

改めて言うまでもないかもしれないが、その魅力は「ユニークさ」と「美味しさ」に尽きる。普通の紅茶では物足りない、何か新しい体験をしたいという人にぴったりだ。話のネタにもなるので、ホームパーティーなどで振る舞っても喜ばれるだろう。紅茶好きはもちろん、甘いものが好きな人にもぜひ試してみてほしい。この味を知ってしまったら、もう普通のミルクティーには戻れないかもしれない。

 

ヨークシャー ティー 成城石井での取り扱いは?

カルディと同様に、高級スーパー「成城石井」でもスタンダードなYorkshire Teaは取り扱いがある場合がある。しかし、ビスケットブリューに関しては、こちらも見かけることはほとんどないのが現状だ。やはり、このユニークなフレーバーティーは、まだまだ日本ではニッチな存在なのかもしれない。

 

ビスケット紅茶 ドンキにある可能性は?

ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」は、意外な輸入品が見つかることがあるため、可能性はゼロではないかもしれない。しかし、定番商品として置かれている可能性は極めて低いだろう。もし探すのであれば、輸入菓子や飲料を多く扱っている大型店舗を覗いてみると、ひょっとしたら発見があるかもしれない、という程度に考えておくのが現実的だ。

 

結局、ヨークシャー ティー どこで 売ってる?

まとめると、スタンダードなYorkshire Teaは、日本国内ではカルディや成城石井、一部のオンラインストアで購入可能だ。しかし、この記事の主役である「ビスケットブリュー」に関しては、英国のWaitroseやSainsbury’s、Tescoといった大手スーパーで探すのが最も確実だ。僕の経験上は、Waitroseが最も在庫が安定しているように感じる。ロンドンを訪れる際は、ぜひスーパー巡りのリストに加えてほしい。

 

ヨークシャー ティー 通販で買うには?

日本から通販で購入する場合、Amazonや楽天市場などのプラットフォームで、並行輸入品として販売されていることがある。ただし、価格は現地で買うよりもかなり高くなることを覚悟しなければならない。また、英国のオンラインスーパーから直接購入し、転送サービスを利用するという方法もあるが、送料や手間を考えると、やはり現地で購入するのが一番だと言えるだろう。

 

Waitroseでの最高のショッピング体験をあなたに

ビスケットティーとコーヒー豆をしっかりと確保し、僕は満足感に包まれてレジを済ませた。外に出ると、冷たい空気が心地よい。ここから滞在先のSt. Pancras London Autograph Collectionまでは、歩いて帰れる距離だ。お腹が空いてきた。帰り道に、どこか良いレストランでも探そうか。

 

手にしたショッピングバッグの重みが、旅の充実を物語っている。これは単なるお土産ではない。ロンドンの日常を切り取り、僕の記憶と感覚を詰め込んだ、特別な宝物なのだ。この記事を読んでくれたあなたが、次にロンドンを訪れる時、Waitroseで自分だけの宝物を見つける手助けができたなら、これほど嬉しいことはない。

 

Waitrose & Partners The Brunswick Centre

公式サイト: https://www.waitrose.com/

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