雨の有楽町、予期せぬ巨大アートとの遭遇
こんにちは、PhotomoのCityNomixです。普段はデジタルマーケティングの喧騒の中に身を置きつつ、週末や仕事の合間を縫っては国内外の街を歩き、その土地ならではのカルチャーを掬い上げる日々。今回は、東京・有楽町で出会った、まるでSF映画のセットのような巨大建築物、東京国際フォーラムの魅力に迫ります。
あれは2025年6月3日、火曜日の午後4時。有楽町のビックカメラに所用があり、久しぶりにこの地に降り立ちました。目的を果たし、さて帰ろうかと地下通路を歩いていると、ふと目に飛び込んできた「東京国際フォーラム」への案内サイン。まるで何かに吸い寄せられるように、私はその方向へと足を踏み入れていました。外はあいにくの雨模様でしたが、それがかえって今日の発見を特別なものにしてくれるとは、この時はまだ知る由もありませんでした。

雨に濡れた床面が生み出す非日常の輝き
エスカレーターで1階へ上がると、まだ雨は降り続いていました。濡れた床に足元を注意しながら、反対側の建物へと渡るガラス張りの通路「ガラス棟プラザ」。ここがまず、雨の日ならではの表情を見せてくれます。
雨に濡れた床面がまるで鏡のように周囲の景色を映し込み、キラキラと輝いていました。通路の両脇に植えられた樹木も雨に洗われて一層鮮やかさを増し、都会の喧騒を忘れさせてくれる静謐な空間が広がっています。平日はランチタイムになるとフードトラックが軒を連ね、週末には賑やかなマーケットが開かれるこの場所。ファッションデザイナーのナイジェル・ケーボン氏も来日時には時折訪れるという話を聞いたことがありますが、それも頷ける魅力的な雰囲気です。

圧巻のスケール!ガラス棟の内部へ
JR線路側に位置する、船のような形をしたガラス張りの建物「ガラス棟」。こここそが、東京国際フォーラム 建築の真骨頂と言えるでしょう。一歩足を踏み入れると、その巨大さと開放感に誰もが息をのむはずです。まさに「巨大なアート」そのもの。
実は以前からこの建物の存在は知っていましたが、上部にあるガラスのブリッジ(連絡通路)に登ったことはありませんでした。「もしかして、登れるのでは…?」淡い期待を胸に受付の方に尋ねてみると、「本日は開放しておりますので、どなたでもエレベーターでお上がりいただけますよ」と嬉しいお返事!逸る心を抑え、まずは一度地下へ降りてエレベーターを探すことにしました。
1階から見上げる吹き抜けの迫力
エレベーターホールへ向かう途中、1階からガラス棟の吹き抜けを見上げてみました。ここからの眺めもまた圧巻です。

幾層にも重なるブリッジと、遥か上空から降り注ぐ自然光が織りなす光景は、まるで未来都市の一角のよう。こんなダイナミックな空間が東京のど真ん中に存在すること自体、信じられないほどの驚きです。この時点で、私の期待感は最高潮に達していました。
いざ、天空の回廊「ガラス棟ブリッジ」へ
エレベーターで7階へ。扉が開いた瞬間、目の前に広がったのは、これまた非日常的な光景でした。どうやらここはちょっとした東京 穴場 撮影スポットにもなっているようで、カップルが楽しそうに写真を撮っていました。
巨大な天井と未来都市のような空間
まずは天井を見上げてみます。

船底を思わせる巨大な鉄骨のフレームが、空へと続くかのように湾曲しながら連なっています。「デカイな…」思わず心の声が漏れてしまうほどのスケール感。改めて、ここは巨大なアート作品なのだと実感します。
まるで巨人の肋骨?ユニークな構造美
そして、いよいよブリッジを渡ります。全長約57mのガラスのチューブが宙に浮いているかのようなデザイン。

天井を見ると、そのスケールの大きさと構造の面白さが伝わるでしょうか。橋の上から下を見下ろすと、まるで自分が巨大な生物の体内にいるような、不思議な感覚に包まれます。「進撃の巨人のアバラみたいだな…エレンはどこだ?ミカサは?いやいや、ここは東京だ、国際フォーラムだ」などと、一人でウィットに富んだ(つもりの)ツッコミを入れながら進みます。
橋の上からの多角的な眺め
橋の端に立って下を見下ろすと、地上を歩く人々が本当に小さく見えます。「見てみろ、人がアリのようだ!」…おっと、ラピュタのムスカ大佐のセリフが自然と口をついて出てしまいました。それほどの高揚感と、非日常的な視点を与えてくれるのです。

橋の上から横方向に見た景色。複雑に絡み合う鉄骨の構造美と、ガラス越しに見える丸の内や有楽町のビル群とのコントラストがたまりません。
また、別のブリッジを眺めるのも一興。鉄骨とコンクリートでしっかりと作られた橋は、ローアングルから見上げるとその堅牢さが際立ち、力強い印象を与えます。

そして、高層階からは、眼下に広がる緑豊かな樹木と、遠くに見える都市のスカイラインの調和も見事です。この景色は、東京国際フォーラム 見どころの一つと言えるでしょう。


建物全体がアート!五感を刺激する体験
この東京国際フォーラムは、ウルグアイ出身の建築家ラファエル・ヴィニオリ氏の設計によるもの。1997年の開館以来、その斬新なデザインと圧倒的なスケールで、多くの人々を魅了し続けています。まさに、東京 アートスポット 建築の代表格です。
美術館に行かなくても、建物そのものがこれほどまでに強烈なアート体験を提供してくれる場所は、そう多くはありません。有楽町に来ると、なぜか吸い寄せられるようにこの空間を再訪したくなる。それが、私にとっての東京国際フォーラムなのです。
便利なアクセスと周辺情報
アート体験に満足し、再び1階へ。周辺のショップも少し覗いてみました。Shake Shackやクリスピー・クリーム・ドーナツ、PLAZAといったお馴染みのお店は健在で、なんだかホッとします。
雨の日の夕方に灯るPLAZAのサインも、また風情があって良いものです。

雨の日も安心!有楽町駅直結の地下通路
そして、何より便利なのがアクセス。特に有楽町 観光 雨の日には、その恩恵を最大限に感じられます。
JR有楽町駅や東京メトロ有楽町線の有楽町駅改札から地下通路で直結しており、雨に濡れることなくアクセス可能です。ビックカメラ有楽町店にも繋がっているので、買い物ついでに立ち寄るのにも便利。周辺には大きなファミリーマートや飲食店も充実しています。また、ここはホールAからEまでを備え、会議や展示会、人気アーティストのコンサートなど、様々な東京国際フォーラム イベントが開催される一大拠点でもあります。
【CityNomixのおすすめ】知る人ぞ知るリーズナブルな駐車場
最後に、これは私CityNomixからのちょっとしたお役立ち情報。実は東京国際フォーラムの駐車場は、この界隈では破格の料金設定なんです。普通自動車なら30分200円、しかも平日は最大2000円の上限あり(2025年6月時点)。かなりの台数が収容可能で、もちろん地下なので天候を気にせず移動できるのも嬉しいポイント。車で訪れる際には、ぜひ覚えておいてください。
まとめ:日常を忘れさせる東京の建築遺産
今回は、雨の日の有楽町でふと立ち寄った東京国際フォーラムの建築美について、私の体験を交えながらご紹介しました。ここは単なるイベント施設ではなく、訪れるたびに新たな発見と感動を与えてくれる、生きたアート空間です。展望ブリッジからの眺めは、一度は体験してみる価値がありますよ。
この記事が、あなたの次の東京散策のきっかけになれば幸いです。Photomoでは、これからもCityNomix自身の足で稼いだリアルな体験談をもとに、あなたの知的好奇心を刺激し、次の行動を後押しする情報をお届けしていきます。それでは、また次の街角でお会いしましょう。
公式サイト:東京国際フォーラム
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