2025年5月9日 | Culture / Shopping
日本橋浜町の静かな午前に、特別な1足と出会う

2025年5月9日(金)、東京・日本橋浜町。天気は快晴。週末を前に穏やかな陽射しが降り注ぐ午前、私は「New Balance T-house」へと足を運んだ。 この日はNew Balanceファンにとって特別な一日。毎年5月に祝われる「Grey Days」を記念して、韓国ブランドthisisneverthatとのコラボモデル「Made in UK U991v2」が発売される日だった。
浜町エリアは、清澄白河と人形町のちょうど中間にあり、落ち着いた下町の空気が流れる街。小さなギャラリーやカフェ、ショップが点在しており、 歩くだけでも心が和らぐようなロケーションだ。New Balance T-houseはそんな街角にひっそりと佇む、スニーカーブランドの旗艦店というより“インスタレーション空間”のような存在だ。
Grey Daysにふさわしい、美しいグレーのU991v2

今回の主役は、thisisneverthatとNew Balanceが手がけた「Made in UK U991v2」。グレーを基調としながらも、 トーンの異なるパネルが立体的に配置されたこのモデルは、まさに“Grey Days”にふさわしい仕上がり。 ソールの厚みとバランス、アッパー素材の切り替えも美しく、店頭で見た瞬間に心を奪われた。
履いてみると、その良さはさらに際立つ。足の甲をしっかりと包み込むホールド感と、Made in UKならではの高いフィニッシュクオリティ。 つま先のフォルムはやや細身で、私は普段New BalanceはUS9を履くが、今回は0.5サイズアップしてUS9.5を選んだ。 結果、大正解。厚めのソックスでも快適に履けるフィット感だった。
スニーカー史に刻まれた、1300JPの系譜


T-houseの訪問で特に印象深かったのが、過去の名作「1300JP」のアーカイブ展示だった。 1985年に初登場したモデルから、1995年、2000年、2005年…と5年ごとに復刻されてきた1300JPが、 今年の2025年版を含めて全8モデル並ぶ圧巻の展示。特に2025年版は、日本企画ならではの「畳」の上に展示されており、 その姿はまさに“スニーカー界のロールス・ロイス”。








フレンドリーなスタッフと、会話が生む体験
スタッフの対応も非常に丁寧で、スニーカー愛にあふれていた。 U991v2の履き心地や生産背景、1300JPの復刻タイミングの話など、ただの接客ではなく“会話”として楽しめるのもT-houseならではの魅力だ。 「このモデル、展示のたびに話題になるんですよ」といった裏話を聞けたのも訪問の醍醐味だった。
決済も柔軟、ポイントもダブルでお得
支払いは、現金・クレジットカードのほか、PayPayや楽天Payなど各種キャッシュレスにも対応。 New Balanceのメンバーズポイントだけでなく、Vポイント(旧Tポイント)も貯められるため、 カードやアプリを事前に用意しておくとお得に買い物ができる。
街歩きとセットで楽しむT-house体験
浜町〜清澄白河エリアは、名店「谷や」などの讃岐うどん店やおしゃれなカフェも豊富で、 T-house訪問とセットで楽しむのがおすすめ。静かな街並みに突然現れるモダンなスニーカー空間。 その非日常感と、文化的なインスピレーションが共存する空間は、スニーカーファンでなくとも訪れる価値がある。
再訪したくなる理由、それは「余白」と「熱」
New Balance T-houseには、商品を買うだけでなく、空間・展示・会話など“余白”がある。 その余白が訪れる人にインスピレーションを与え、また次のGrey Daysに足を運びたくなる理由となる。 スニーカーとカルチャーを愛するすべての人に、この場所は強くおすすめしたい。