日本橋の酒蔵アンテナショップで未知の味覚と邂逅。八海山 千年こうじやで見つけた革新と伝統

今日の日本橋は、初夏の太陽が心地よく照りつける晴天。クライアントとの打ち合わせを終え、オフィスへと戻る足取りもどこか軽やかだ。そんな時、ふと先日味わった八海山のクリアな美味しさが脳裏をよぎった。「確か、コレド室町に八海山の店があったはずだ」。デジタルマーケターとしての日常から少しだけ寄り道し、感覚を研ぎ澄ます旅へと足を踏み入れることにした。これぞPhotomoの精神、「歩いて、撮って、書く」の始まりだ。

コレド室町に佇む、麹文化の発信拠点「千年こうじや」

目指すはコレド室町1。その一角に、八海山 千年こうじやはあった。

八海山千年こうじやの木製看板、縦書きで「千年こうじや」、右上に八海山のロゴ
歴史と温もりを感じさせる、八海山 千年こうじやの木製看板。

趣のある木製の看板が、私を温かく迎え入れてくれる。店頭では、麹の優しい香りが漂い、甘酒の試飲が行われていた。誘われるように一杯いただくと、自然な甘みが身体に染み渡り、打ち合わせの疲れがすっと引いていくのを感じる。甘酒は、まさに飲む点滴。日本の発酵文化の奥深さを改めて実感する瞬間だ。

圧巻のラインナップと、蔵元のこだわり

店内へ足を踏み入れると、そこは八海山の宇宙。清酒はもちろん、焼酎、梅酒、そして麹を使った食品まで、八海醸造が手掛ける全ラインナップが整然と並ぶ様は圧巻だ。

一つ一つのボトルが、それぞれの物語を秘めているように見える。これだけの種類を一度に見られるのは、ここ八海山 千年こうじやならではの体験だろう。

様々な種類の八海山の日本酒ボトルが棚に整然と並べられている様子を別アングルから捉えた写真。
八海山の全ラインナップを別アングルから。多彩なボトルが並ぶ圧巻の光景。

限定スイーツの「大吟醸和三盆バウムクーヘン」など、ここでしか手に入らない品々も魅力的だ。まさに東京 日本酒 お土産を探すのにも最適な場所と言えるだろう。

店員さんとの対話が生んだ、予期せぬ「日本酒 おすすめ 発見」

せっかく来たのだから、何か新しい発見をしたい。私は早速、店員さんに「夏におすすめのお酒はありますか?」と尋ねてみた。デジタルマーケティングで培った「まず聞く」姿勢は、こんな時にも役立つ。

凍らせて楽しむ、新感覚の特別純米原酒

「でしたら、こちらの特別純米原酒はいかがでしょう」。そう言って勧められたのは、意外な飲み方を提案された一本だった。

冷凍庫で冷やしてシャリシャリ感を楽しむ特別純米原酒のボトル
店員さんイチオシ!冷凍庫でシャリシャリ新食感の特別純米原酒

「飲む前に1時間ほど冷凍庫で冷やすと、シャリシャリとしたシャーベットのような口当たりになるんですよ」。なんと、凍らせる日本酒!これは面白い。キリッと冷えたその味わいを、愛用のイッタラ ウルティマツーレのグラスで楽しむ光景が目に浮かぶ。「これは、買います」。即決だった。

ブルックリンからの逆輸入?ホップ香る純米酒

「他にも何か面白いものはありますか?」私の好奇心は止まらない。「しつこい客だと思われたかな」と一瞬頭をよぎったが、店員さんは笑顔で応じてくれた。「でしたら、こちらなど…」。次に紹介されたのは、なんとブルックリン産だという。 

赤いラベルの「ブルックリンクラオクシデンタル」というホップを使ったビール風味の純米酒のボトル。
一番右の赤いラベルは「ブルックリンクラオクシデンタル」。ホップを注入した純米酒で、ビールのような風味が楽しみな一本。

写真一番右、赤いラベルが目を引く「ブルックリンクラオクシデンタル」。ラベルには「HOP INFUSED JUNMAI」の文字が。ホップを使って醸造された純米酒で、ビールのような爽やかな香りと苦味が楽しめるという。新潟の老舗酒蔵が、ニューヨーク・ブルックリンで酒造りに挑戦し、それが逆輸入される。このストーリーだけで、もう飲む前からワクワクする。「これもください」。新たな日本酒 おすすめ 発見の連続だ。

まるでモヒート?ハッカが香るクラフトジン

「さらに、何か…」と畳み掛ける私に(我ながら本当にしつこい)、店員さんは少し考えてからクラフトジンを提案してくれた。以前、同じシリーズの別のジンを購入したことを伝えると、「でしたら、こちらのハッカのジンはいかがでしょう?」と。

ハッカのクラフトジンのボトル。モヒートのような味わいと説明されている。
すすめられたハッカのクラフトジン。飲んでみたら、まるでモヒートのような爽快な味わい!

ハッカのジン。グラスに注げば、清涼感あふれる香りが広がり、味わいはまるでモヒートのようだと。これは試してみるしかない。「これも、お願いします」。

探求心が生む出会い、日本橋で見つけた宝物

結局、3本もの未知なるお酒を手に、店を後にすることになった。やはり、専門家におすすめを聞くのは素晴らしい体験だ。自分の知識だけでは決して辿り着けない、新しい世界への扉を開いてくれる。これはまさに、日本橋 日本酒探訪の醍醐味と言えるだろう。もしかしたら、外国人観光客が求める「Sake tasting Tokyo」のような体験も、こうしたコミュニケーションから生まれるのかもしれない。

購入したお酒たちを抱え、帰路につく。頭の中は、それぞれの味わいをどう楽しもうかという期待でいっぱいだ。この感覚、この体験こそが、Photomoで伝えたいこと。日常の中の小さな冒険が、人生を豊かにしてくれる。

八海山 千年こうじや COREDO室町店へのアクセスと店舗情報

今回訪れた「八海山 千年こうじや」は、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅直結、JR総武本線「新日本橋」駅直結のコレド室町1の1階にあります。伝統と革新が融合した日本酒や、米・麹・発酵をテーマにした多彩な食品、そして限定スイーツなど、魅力的な商品が揃っています。日本橋 日本酒をお探しの方、東京 日本酒 お土産を選びたい方には、ぜひ立ち寄っていただきたい場所です。

公式サイト:https://www.sennen-koujiya.jp/shop/hakkaisan-sennenkoujiya/

Google Map:

この素晴らしい発見の興奮冷めやらぬまま、私は次の目的地へと向かう。そう、この後にはYanaka Coffeeでの衝撃的な出会いが待っているのだが…それはまた、別のお話で。 

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