【体験談】行くなら絶対こっち!リリハベーカリー ワイキキ店!ローカルが愛する味とココパフの真実

リリハベーカリー ワイキキ訪問前に知るべき、たった一つの重要なこと

ハワイの風が肌を撫でるたび、僕の記憶はいつも食の風景へと誘われる。パンケーキの甘い香り、ガーリックシュリンプの香ばしさ、そしてロコモコの濃厚なグレービー。そんな無数の食体験の中でも、「リリハベーカリー」は常に僕のリストの上位にあり続ける、特別な存在だ。

ローカルに深く愛される老舗のダイニング&ベーカリー。その響きだけで、旅人の心は躍る。しかし、この記事を読み進めていただく前に、どうしても、本当に忘れる前に、読者の皆さんに覚えておいてほしいことがある。これは僕の失敗から得た、極めて重要な教訓だ。

リリハベーカリーに行くなら、アラモアナショッピングセンターのMacy’s内にある店舗ではなく、必ず「インターナショナルマーケットプレイス店」へ向かってほしい。

なぜここまで強く言うのか。それは、この二つの店舗で提供される体験が、驚くほど異なっていたからだ。CityNomixとして、誠実な情報提供を信条とする僕だからこそ、この事実をまず伝えたい。昨年のハワイ滞在中、僕はリリハベーカリーに二度訪れた。一度目はアラモアナ店。正直に言えば、味はごく普通で、特別な感動はなかった。「こんなものか」と少し肩を落としたのを覚えている。

しかし、何か腑に落ちず、滞在中にインターナショナルマーケットプレイス店へ再訪した。そこで食べた唐揚げの一口が、僕の評価を180度変えた。「うまい!」と思わず声が漏れたほどの衝撃。そして今年、僕はまた同じ過ちを繰り返してしまった。一年という歳月は、苦い記憶を都合よく薄れさせるらしい。一度目にアラモアナ店へ行き、再び「普通だ…」と落胆。そして二度目にインターナショナルマーケットプレイス店へ。やはり、こちらの味は格別だった。サービスも心地よい。

この記事では、僕が心からおすすめする、あの感動を再び味わった「リリハベーカリー ワイキキ」のインターナショナルマーケットプレイス店について、その魅力を余すことなく伝えていきたい。僕の二度にわたる失敗が、あなたのハワイでの食事を最高のものにする一助となれば、これほど嬉しいことはない。

これぞ本物!リリハベーカリー ワイキキ(インターナショナルマーケットプレイス店)の魅力を徹底レビュー

さて、気を取り直して、ワイキキの中心で温かい光を放つリリハベーカリー、インターナショナルマーケットプレイス店の話に戻ろう。この場所こそ、僕が探し求めていた「本物」の味がする場所だ。

ワイキキの中心で輝くネオンサイン:アクセスと店の雰囲気

夜のインターナショナルマーケットプレイス。多くのショップが並ぶその一角に、リリハベーカリーのネオンサインは温かく輝いていた。赤色の「Liliha」と緑色の「Bakery」の文字が、どこか懐かしく、そして食欲をそそる。ワイキキのメインストリート、カラカウア通りからのアクセスも抜群で、ショッピングの合間やディナーに立ち寄るのに最高のロケーションだ。

夜のインターナショナルマーケットプレイスにあるリリハベーカリーの店舗外観。赤色の「Liliha」と緑色の「Bakery」という文字のネオンサインが輝いている。
ハワイの人気店、リリハベーカリーのインターナショナルマーケットプレイス店。

店の前には写真付きのメニューが掲げられている。これは非常にありがたい。入店前にどんな料理があるのかをじっくり確認できるため、何を注文するか仲間と話しながら待つ時間もまた楽しいひとときとなる。メニューの豊富さに、期待は高まるばかりだ。

リリハ・ベーカリーの店頭に飾られた、写真付きの美味しそうなメニュー。朝食、ランチ、ディナーの項目が並んでいる。
お店の外にメニューがあるので、入る前にじっくり選べます。

まずはこれをテイクアウト!リリハベーカリー ワイキキ名物「ココパフ」の魅力

リリハベーカリーを語る上で、絶対に外せないのが名物のココパフだ。ダイニングを利用しなくても、これだけはテイクアウトしてほしい。店内のベーカリーコーナーには、冷蔵ショーケースが鎮座し、そこには宝石のようにスイーツが並んでいる。

ベーカリーの冷蔵ショーケースに、ケーキやココパフ(シュークリーム)などのペストリーがぎっしりと並べられている様子。
ここはベーカリーコーナー。名物のココパフがところ狭しと並んでいます。

特にココパフが並ぶ一角は圧巻だ。シュー生地の中にクリームが詰まっている。ただそれだけのシンプルなデザート。しかし、その一口がもたらす幸福感は計り知れない。どこか懐かしさを感じる、優しい甘さ。ハワイアンでなくとも、心の琴線に触れる味なのだ。だから僕は、毎回ハワイに来るたびにこのココパフを買ってしまう。忘れられない、アロハの味がする。

もちろん、ココパフ以外にもドーナツやケーキなど、魅力的な焼き菓子がずらりと並んでいる。見ているだけでも幸せな気分になれるこのベーカリーコーナーは、リリハベーカリーの心臓部と言えるだろう。

パン屋の陳列ケースに並んだ、カップケーキ、スコーン、マフィン、ポンデリング風ドーナツなど、様々な焼き菓子。
ドーナツも充実。

リリハベーカリー ワイキキのおすすめディナーメニューを実食レビュー

ダイニングエリアで味わう食事もまた、リリハベーカリーの大きな魅力だ。ハワイアンフードを中心に、多彩なメニューが揃っている。僕がインターナショナルマーケットプレイス店で実際に味わい、感動した料理たちを紹介しよう。

心と体に染み渡る一杯:オックステールスープ

まず驚いたのが、オックステールスープのレベルの高さだ。ホロホロと骨から崩れるほど柔らかく煮込まれたオックステール。その旨味が溶け出した滋味深いスープは、長旅の疲れを癒してくれるかのよう。ハワイには「朝日グリル」というオックステールスープの名店があるが、正直なところ、それに勝るとも劣らない美味しさだと感じた。

オプションで中華麺(ラーメン)を追加できるのも嬉しいポイント。スープの旨味を吸った麺をすすると、それはもう至福の瞬間だ。たっぷりの刻みネギとパクチーが、豊かな香りと爽やかなアクセントを加えている。

大きな白い丼に入ったラーメン入りオックステールスープ。刻みネギとパクチーがたっぷりとかかっており、袋に入った箸が丼の上に置かれている。
ネギとパクチーが食欲をそそる、ラーメン入りオックステールスープ。

ローカルフードの真髄:サイミン

ハワイのローカルヌードル、サイミンもぜひ試してほしい一品。あっさりとしていながらも、出汁の効いたスープが特徴だ。リリハベーカリーのサイミンは、大きな焼きエビがごろっと入っており、見た目にも豪華。エビの香ばしい風味がスープに溶け込み、食欲を一層かき立てる。なるとや卵、ネギといった定番の具材も、この心温まる一杯に彩りを添えている。

白い器に入ったエビ入りのサイミン。焼きエビ、刻みネギ、なると、卵がトッピングされている。
香ばしい焼きエビが食欲をそそる、ハワイのローカルフード「サイミン」。

王道の美味しさ:チーズバーガー

ハワイに来たら、やはり豪快なハンバーガーも食べたくなる。リリハベーカリーのチーズバーガーは、その期待を裏切らない。肉厚でジューシーなパティ、とろけるチーズ、香ばしいベーコン。それらをふっくらとしたバンズがしっかりと受け止める。付け合わせのローストポテトやサラダも手抜きがなく、一皿としての完成度が非常に高い。間違いなく美味しい、王道の味だ。

木のテーブルの上に置かれた四角い皿。皿の上には、大きなチーズバーガー、ローストポテト、クリーミーなドレッシングがかかったグリーンサラダ、ピクルスが盛り付けられている。
こちらも絶品、ボリューム満点のチーズバーガー。

写真すらない幻の逸品:絶品フライドチキン(唐揚げ)

そして、僕がこの店を「本物だ」と確信したきっかけが、フライドチキン、いわゆる唐揚げだ。甘辛いてりやきソースが絡んだチキンは、外はカリッと、中は驚くほどジューシー。あまりの美味しさに、僕は写真を撮ることすら忘れて夢中で食べてしまった。アラモアナ店で食べた唐揚げとは全くの別物。「あれは本当に同じメニューだったのか?」と自問自答するほど、味のレベルが違うのだ。この唐揚げを食べるためだけに、再訪する価値があると断言できる。

参考:アラモアナ店で食べたメニュー

ちなみに、こちらのロコモコと食前のグリルドバターロールの写真は、アラモアナ店で撮影したものだ。バターロールは温かく、添えられた赤いジェリーが美味しい。ロコモコも、見た目はクラシックで美味しそうに見える。しかし、感動という点では、インターナショナルマーケットプレイス店の料理には及ばなかった、というのが僕の正直な感想だ。

木製のテーブルの上の白い皿に盛られた、目玉焼きが2つのったロコモコ。
とろりとした黄身が食欲をそそる、ハワイの定番料理ロコモコ。
バスケットに盛られたリリハベーカリーのグリルドバターロール。横には赤いジェリーとシロップが入った小さなカップが添えられている。
リリハベーカリー名物のグリルドバターロール。甘いジェリーが食欲をそそります。

リリハベーカリー ワイキキのメニュー構成:朝食からディナーまで

リリハベーカリーの魅力は、そのメニューの幅広さにもある。パンケーキやロコモコが楽しめる朝食から、サンドイッチやサイミンが嬉しいランチ、そして今回僕が楽しんだような本格的なディナーまで、一日中どんなシーンでも利用できる。キムチチャーハンにスパムを添えるような、ローカル色豊かなメニューも存在する。いつ訪れても、きっと食べたいものが見つかるはずだ。

白い皿に盛られたキムチチャーハン。目玉焼き2つとスライスされたスパム、グリーンサラダが添えられている。
とろりとした目玉焼きが乗ったキムチチャーハン。サイドに選んだスパムとの相性も抜群。

旅行者が知りたい!リリハベーカリー ワイキキ店の予約、テイクアウト情報

最後に、実際に訪れる際に役立つ実践的な情報をお伝えしたい。特に人気店なので、予約やテイクアウトの活用はスマートな旅の鍵となる。

リリハベーカリー ワイキキの予約は必要?

リリハベーカリーはローカルにも観光客にも大人気の店だ。そのため、特にディナータイムなどのピーク時は混雑が予想される。公式サイトなどから予約が可能であれば、事前に席を確保しておくのが賢明だろう。僕が訪れた際も多くの人で賑わっていた。待ち時間を避け、スムーズに食事を楽しみたい方は、ぜひ予約を検討してみてほしい。

手軽に楽しむリリハベーカリー ワイキキのテイクアウト

もし店内で食事をする時間がない場合でも、諦める必要はない。前述の通り、ベーカリーコーナーはテイクアウトに最適だ。名物のココパフをいくつか買って、ホテルのラナイでワイキキの風を感じながら味わう。それもまた、最高のハワイ体験ではないだろうか。もちろん、ダイニングのメニューもテイクアウトできる場合があるので、スタッフに確認してみると良いだろう。

まとめ:なぜリリハベーカリー ワイキキ(インターナショナルマーケットプレイス店)を強くおすすめするのか

円安や物価高が続く昨今のハワイ。そんな中でも、リリハベーカリー ワイキキのインターナショナルマーケットプレイス店は、コストパフォーマンスに優れ、本格的なローカルフードを心ゆくまで楽しめる貴重な場所だ。ワイキキの中心という便利な立地で、朝食からディナー、そして絶品のココパフまで、あらゆるニーズに応えてくれる。

僕自身の失敗談から始まったこの記事だが、最終的にたどり着いた結論は極めてシンプルだ。もしあなたがハワイで心に残る食事をしたいと願うなら、迷わずインターナショナルマーケットプレイスのリリハベーカリー ワイキキ店へ足を運んでほしい。そこには、ローカルに長年愛され続ける理由が、確かに存在しているのだから。

店舗情報

Liliha Bakery – International Market Place

住所: 2330 Kalākaua Ave, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国 (インターナショナルマーケットプレイス3階)

公式サイト: http://lilihabakery.com/

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