【日比谷ランチ探訪】Drawing house of Hibiyaで味わう、日本の恵みとフレンチ・イタリアンの融合体験

こんにちは、PhotomoのCityNomixです。普段はデジタルマーケティングの世界に身を置きつつ、週末や仕事の合間を縫っては国内外の街を歩き、その土地ならではのカルチャーや食の魅力に触れています。私の足で稼いだリアルな体験と、時にはちょっぴり手痛い失敗から得た教訓を、Photomo読者の皆さんと分かち合えることを楽しみにしています。

さて、今日は東京・日比谷でのとある打ち合わせ後のお話。時刻はちょうどお昼時。先日訪れたフレンチビストロ「Buvette(ブヴェット)」も素晴らしかったのですが、今日は少し違う気分。「そうだ、あのお店に行ってみよう!」と思い立ったのが、東京ミッドタウン日比谷の6階にある「Drawing house of Hibiya(ドローイング ハウス・オブ・ヒビヤ)」さんでした。

日比谷の天空に佇む、洗練された空間へ

以前から、東京ミッドタウン日比谷に広々としたガーデンテラスがあることは知っていました。そして、そのテラスに面しているのが「Drawing house of Hibiya」。「日比谷 会食 おすすめ」といったキーワードで検索する方にも良さそうな、落ち着いた雰囲気だと聞いていたので、いつか下見がてら訪れたいと思っていたのです。

エレベーターで6階へ。フロアに降り立ち、案内に従って左手に進むと、柔らかな光を放つ「Drawing house of Hibiya」のサインが見えてきました。夜は特に美しいのでしょうね。

Drawing house of Hibiyaのライトアップされた店名サインとエントランス
夜に輝く「Drawing house of Hibiya」の店名サイン

お店の外に置かれたランチメニューの看板を覗き込むと、そこには魅力的な料理名が並んでいます。写真こそありませんが、手書き風の文字で綴られたメニューから、すでに美味しさが伝わってくるよう。期待に胸を膨らませ、店員さんに声をかけました。

飲食店の店先に掲示された、食欲をそそるランチメニューの看板
店外で見つけたランチメニューの看板。どれも美味しそうで、入る前からワクワクしますね。

雨の日ならではの落ち着きと、賑わいの調和

幸いすぐに席に案内していただけることに。訪れたのは2025年6月10日、火曜日の13時頃。あいにくの雨模様でしたが、平日のお昼時ということもあり、店内は多くのお客様で賑わっていました。それでも、席数がかなり多い印象で、窮屈さは感じません。

通されたのは窓際の席。大きな窓の外には、雨に濡れてしっとりとしたガーデンテラスが広がっています。晴れた日には、きっと開放的なテラス席での食事も楽しめるのでしょう。雨音を聞きながらのランチもまた、乙なものです。

雨の日のカフェの窓から見える、テーブルと椅子が置かれたガーデンテラス。
店内から眺める、雨に煙るガーデンテラス。

店内は、「日比谷 おしゃれ ランチ」を求める方々の期待を裏切らない、洗練されたデザイン。それでいて、どこか温かみも感じられる居心地の良い空間でした。

五感を刺激する、珠玉のランチコース体験

さて、お待ちかねのメニュー選びです。「パスタも食べたいし、お魚もいいな…」と、しばし嬉しい悩みの時間。健康を意識して、外食時は魚を選ぶことが多い私。今日はなんだかパスタの気分。じゃあ、パスタと魚にしよう。そして、デザートの「バスクチーズケーキの食べ比べ」の文字が目に飛び込んできます。「これは…頼むしかないでしょう!」

ふと、隣のテーブルに運ばれていくデザートに目が釘付けに。メニューにはなかったけれど、おそらくセットのデザートなのでしょう。それも追加でお願いすることに。飲み物はアイスコーヒーと、色鮮やかなハイビスカスのハーブティーを注文しました。

プロローグ:期待を高める、香り高いサラダとパン

注文を終えてほどなく、まず運ばれてきたのはサラダです。

ランチセットのサラダ、2種類のドレッシング添え
ランチセットについてきたサラダ。2種類のドレッシングで楽しめます。

新鮮な野菜に、2種類のソースが添えられています。一つはキリッとしたビネガーが効いたドレッシング。もう一つは、オリーブオイルとはまた違う、ナッツのような香ばしさを感じるオイルベースのソース。このソースが特に絶品で、野菜の甘みを引き立てます。この時点で、「このお店は間違いない」と確信に近いものを感じました。美味しいサラダは、続く料理への期待を否が応でも高めてくれます。

続いて、パンが運ばれてきました。柔らかいタイプと、外はカリッと中はもっちりとしたハード系の2種類。どちらもほんのりとした甘みがあり、添えられたオリーブオイルと塩でいただくと、シンプルながらも深い味わいです。

赤いギンガムチェックのテーブルクロスの上に置かれた、トマトソースのパスタと数切れのパンが盛られた白い皿。
セットのパンも美味しかった!パスタソースにつけて食べると絶品です。

メインディッシュ:衝撃的な出会い、ズワイガニの生パスタ

そして、ついにメインの登場です。私が選んだのは「ズワイガニとカラスミのアーリオオーリオ生パスタ」。 

ズワイガニの身がたっぷり乗った、濃厚ソースの生パスタ
濃厚なカニの旨味!ズワイガニを贅沢に使った絶品生パスタ。

テーブルに置かれた瞬間、思わず「わぁ…」と声が漏れそうになりました。まず、ズワイガニの身がたっぷりと使われていることに驚きます。そして一口。…これは、なんだ!カニの濃厚な旨味が凝縮されたソースが、もちもちの生パスタに絡みつき、口の中いっぱいに広がります。カラスミの塩気と風味が、全体の味を見事に引き締めている。あまりの美味しさに、しばし言葉を失いました。

そして、このパスタの真価はソースにあり。残ったソースを先ほどのパンにつけていただくと…これがもう、別次元の美味しさ!パンがソースを吸い込み、先ほどとは全く違う料理へと昇華します。この一皿だけで、「Drawing house of Hibiya 口コミ」を書く価値がある、いや、「再訪決定!」と心に誓いました。本当に、うまい。

もう一つの主役:岐阜県産鮮魚のポワレ、絶妙な塩梅

「岐阜県産鮮魚のポワレ 飛騨山椒と芹の緑鮮やかなフォンデュソース」は「日本の食材 フレンチ イタリアン 東京」を体現するような一品。

白い皿に美しく盛り付けられた岐阜県産鮮魚のポワレ。飛騨山椒と芹の緑鮮やかなフォンデュソースがかかっている。
岐阜の幸を味わう、本日鮮魚のポワレ。飛騨山椒と芹のフォンデュソースが香る逸品。

このレストランは塩の使い方が非常に巧みだと感じました。塩のメリハリがしっかりしていて、それが素材本来の旨味を最大限に引き出している。きっとこの魚料理も、皮はパリッと香ばしく、身は驚くほどプリプリとした食感で、飛騨山椒の爽やかな刺激と芹のほろ苦さがアクセントのクリーミーなフォンデュソースと完璧に調和していました。

至福のフィナーレ:魅惑のデザートタイム

さて、感動のメインディッシュを堪能した後は、お楽しみのデザートです。まずは「バスクチーズケーキの食べ比べ」から。

白い皿に盛られた3種類のバスクチーズケーキの食べ比べ。手前から塩、柑橘、抹茶フレーバー。
贅沢なバスクチーズケーキの食べ比べ。塩、柑橘、そして濃厚な抹茶の味わいを堪能。

白いお皿に上品に盛り付けられた3種類の小さなバスクチーズケーキ。手前から塩、柑橘、そして抹茶です。まずは「塩」から。チーズの濃厚な風味に、塩味が絶妙なアクセントを加えています。これは美味しい。次に「柑橘」。口の中に爽やかな酸味が広がり、濃厚なチーズケーキをさっぱりといただけます。そして最後に「抹茶」。これが…濃厚!抹茶の芳醇な香りとほろ苦さが、チーズのコクと見事に融合しています。個人的には、この抹茶が一番のお気に入り。もちろん、全部美味しいのですが、抹茶のインパクトは格別でした。

そして、もう一つのデザート、セットに追加した「ほうじ茶のプリン」です。

白い皿に盛られたほうじ茶プリン、上にはクリームとミントの葉
セットに追加したデザートのほうじ茶プリン。クリームとミントが添えられています。

こちらは、先ほどのバスクチーズケーキとは対照的に、さっぱりとした味わい。しかし、ただのプリンではありません。よく見ると2層になっていて、異なる食感が楽しめます。ほうじ茶の香ばしい風味が口いっぱいに広がり、甘さも控えめ。スプーンが止まらなくなる系の、危険な美味しさです。添えられたピスタチオのアイスクリームも、これまたレベルが高い。最後まで一切手抜きなし、というシェフの心意気を感じました。

アイスコーヒーとハイビスカスのハーブティーをいただきながら、食後の余韻に浸ります。本当に満足なひとときでした。

会食から普段使いまで。多彩な魅力を持つレストラン

食事を終えて、改めて店内を見渡すと、ビジネスランチらしき方々や、友人同士で楽しそうにおしゃべりしているマダムたちなど、様々なお客様がいらっしゃいました。このお店の雰囲気と料理のクオリティなら、「日比谷 会食 おすすめ」としてリストアップされるのも納得です。

お会計はテーブルで済ませることができました。お店を出る途中、素敵なバーカウンターがあることに気づきました。温かみのある照明が灯る、落ち着いた雰囲気のバーコーナーです。

暖色系の照明に照らされたバーコーナー。木製カウンターとハイスツールがあり、背後のレンガ壁にはボトルが並ぶ棚がある。
食事の前後の一杯に。心安らぐ雰囲気のバーコーナー。

「あぁ、ここで食前酒を一杯、あるいは食後にゆっくりとグラスを傾けるのも良いだろうな」と想像しながら、お店を後にしました。

CityNomixのおすすめポイントと実践的情報

今回訪れた「Drawing house of Hibiya」は、期待を遥かに超える素晴らしいレストランでした。最後に、これから訪れる方のために、いくつかポイントをまとめておきます。

まず、店内はかなり広く、席数が多いのが魅力です。私が訪れた平日のランチタイムも賑わっていましたが、比較的スムーズに入店できました。とはいえ、人気店なので予約がおすすめです。予約は当日でもウェブサイトから可能なのが嬉しいポイント。公式サイト(https://drawing.restaurant/)をチェックしてみてください。

コース料理を頼むと、個室も利用可能とのこと。大切な会食や、プライベートな集まりにもぴったりですね。通常は90分制となる場合があるようですが、コース料理の場合は120分滞在可能という情報も。ゆっくりと食事を楽しみたい方には朗報です。

さらに、テイクアウトも可能で、お酒も持ち帰れるそうです。晴れた日には、美味しい料理やビールをテイクアウトして、隣接するガーデンテラスでピクニック気分を味わう、なんていうのも素敵ですね。

「東京ミッドタウン日比谷 レストラン」の中でも、特におすすめしたい一軒です。日比谷にお越しの際は、ぜひこの天空のダイニングで、「日本の食材」を活かした絶品「フレンチ・イタリアン」を堪能してみてはいかがでしょうか。きっと、記憶に残る食体験ができるはずです。

お店の場所はこちらです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回のPhotomoもお楽しみに。CityNomixでした。

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