喧騒を離れ、知的好奇心の聖域へ。私がハワイでBarnes&Nobleを訪れる理由
常夏の太陽が照りつけるホノルル。アラモアナショッピングセンターの賑わいは、旅の高揚感を掻き立てる一方で、ふと静寂を求める瞬間をもたらします。そんな時、私の足が自然と向かう場所があります。それが、アメリカ最大の書店チェーン、Barnes&Nobleです。
緑色の楕円形の、温かい光を放つ看板が見えると、まるで旧知の友人に再会したかのような安堵感に包まれます。ここは単なる本屋ではありません。書籍はもちろん、音楽、文具、そして思いがけないカルチャーが交差する、知的な発見に満ちた空間なのです。

Photomoのテーマは「歩いて、撮って、書く」。デジタルマーケティングを生業とする私、CityNomixが、自身の足で稼いだリアルな体験をお届けします。今回は、多くの旅行者が見過ごしがちなBarnes&Nobleの奥深い魅力、そしてハワイ滞在をさらに豊かにする、とっておきの秘密を共有しましょう。最高のお土産探しから、音楽好きにはたまらない限定アイテム、さらにはあの超人気店のスイーツを並ばずに味わえる裏技まで。さあ、一緒にページをめくるように、この魅力的な書店の物語を紐解いていきましょう。
ハワイのBarnes&Nobleで見つけた、心躍るサプライズの数々
一歩足を踏み入れると、紙とインクの心地よい香りが迎えてくれます。整然と並ぶ本棚の森は、これから始まる冒険への期待感を高めてくれます。しかし、この日の私の目的は、単に本を探すことだけではありませんでした。この場所には、常に新しい発見が隠されているのです。
サプライズ①:スターバックスで味わう「チーズケーキファクトリー」という禁断の果実
まず向かったのは、店内に併設されたカフェスペース。多くのBarnes&Nobleにはスターバックスコーヒーが入っており、ここアラモアナ店も例外ではありません。本を選びながら、あるいは購入したばかりの本を片手にコーヒーブレイク。これだけでも十分に魅力的ですが、ここにはさらに特別な秘密が隠されています。

それは、メニューの中にひっそりと、しかし確かに存在する「The Cheesecake Factory」の文字。そうです、あの常に行列が絶えない大人気レストランのチーズケーキが、なんとこのスターバックスでオーダー可能なのです。レストランの長い待ち時間を横目に、ここで優雅に濃厚なチーズケーキを味わう。これぞ、知る人ぞ知る究極の贅沢と言えるでしょう。この情報を知っているだけで、あなたのハワイでのカフェタイムは格段にレベルアップするはずです。残念ながら今回は写真に収めるのを失念してしまいましたが、この感動はぜひご自身の舌で確かめてみてください。
サプライズ②:国境を越えたポップカルチャーの熱量。バーンズ アンド ノーブル 漫画コーナー
カフェでの甘い誘惑を後にし、店内をさらに奥へと進むと、見慣れた、しかしどこか新鮮な光景が目に飛び込んできました。テーブルの上に山と積まれた、日本の漫画です。

『呪術廻戦』、『SPY×FAMILY』、『ONE PIECE』。日本が世界に誇る人気作品が、すべて英語版となって並んでいます。その熱気は、日本の書店にも引けを取りません。これは、日本のポップカルチャーがどれほど世界に浸透しているかの証左です。漫画好きの友人へのお土産に、英語版のコミックをプレゼントするというのはいかがでしょうか。好きな作品の、好きな表紙を選ぶ時間もまた、楽しいものです。あるいは、自身の英語学習の教材として手に取るのも一興かもしれません。
サプライズ③:なぜここに?書店でガンプラという異文化交流。進化するB&n storeの姿
漫画コーナーの隣で、私はさらに目を疑う光景に出くわしました。なんと、そこには「ガンプラ」が鎮座していたのです。様々なモビルスーツの箱が、レゴブロックと並んで堂々と陳列されています。書店でガンプラ。この予期せぬ組み合わせに、思わず笑みがこぼれます。

かつて経営危機も囁かれたBarnes&Nobleですが、近年はこうした柔軟な商品展開で「バーンズ アンド ノーブル 復活」を遂げつつあるのかもしれません。本という文化の幹はそのままに、漫画やホビーといった新しい枝葉を広げることで、新たな顧客層を惹きつけているのです。このような変化を肌で感じられるのも、旅先でローカルな店を訪れる醍醐味の一つです。
CityNomixの真の目的。Barnes noble exclusiveレコードを求めて
さて、数々の魅力的な誘惑を乗り越え、私がようやくたどり着いたのが、この日の最終目的地であるレコード売り場です。新品のレコード、特にここでしか手に入らない限定盤、いわゆる「Barnes noble exclusive」を探すことこそ、私がここに通う最大の理由なのです。

レコードディガーの哲学と、予期せぬ試練
全米に777店舗(2024年時点)を展開する巨大チェーンだからこそ可能な、独自のカラーヴァイナルや限定ジャケット。ローカルの小さなレコードショップでは出会えない一枚を求めて、私はいつもこの棚を訪れます。しかし、この日は少し様子が違いました。棚卸しの最中だったのか、すべてのレコードが背表紙をこちらに向ける形で、ぎっしりと並べられていたのです。
これではジャケットを眺めながらインスピレーションで選ぶ「ジャケ買い」も、指で一枚一枚めくりながらお宝を探す「Digる」行為もままなりません。途方に暮れていると、親切な店員さんが「探しているものがあったら声をかけて」と話しかけてくれました。その心遣いは嬉しい。しかし、違うんだ。音楽との出会いは、時に偶然の産物なのだ。このレコードの山の中から、まるで自分を待っていたかのような運命の一枚を掘り当てたいんだ、と心の中で呟きながら、私は限られた時間の中で格闘を続けました。残念ながら、タイムオーバー。今回は運命の一枚との出会いはありませんでしたが、このもどかしさもまた、次回の訪問への期待へと繋がるのです。
Barnes & Noble 日本 から 購入は可能?トートバッグやNookの魅力
「Barnes & Noble 日本 から 購入」を考えている方もいるかもしれません。残念ながら「バーンズ アンド ノーブル 日本」に実店舗はありませんが、公式サイトから国際配送を利用して購入することは可能です。ただし、送料や関税が割高になる場合が多いので注意が必要です。また、彼らが展開する電子書籍リーダー「Barnes noble nook」も、デジタルで読書を楽しみたい方には魅力的な選択肢でしょう。
そして、忘れてはならないのがお土産の定番「バーンズアンドノーブル トートバッグ」です。シンプルで知的なデザインは、日常使いにも最適。訪れた記念に、あるいは本好きな友人へのプレゼントに、一つ手に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ:ハワイのBarnes&Nobleは、モノ以上の「体験」を売る場所
今回のBarnes&Noble訪問は、レコードという目的こそ達成できなかったものの、それを補って余りあるほどの発見に満ちた時間でした。スターバックスで味わう秘密のチーズケーキ、国境を越える日本の漫画とガンプラ、そしてレコードディガーとしての小さな冒険。ここは、本を売るだけの場所ではありません。訪れる人々の知的好奇心を刺激し、新たな発見と出会いの「体験」を提供するカルチャーの発信基地なのです。
もしあなたがハワイを訪れるなら、ショッピングやビーチだけでなく、ぜひBarnes&Nobleにも足を運んでみてください。きっとそこには、あなたの旅の記憶に新たな1ページを加えてくれる、素敵な出会いが待っているはずです。
店舗情報:Barnes & Noble アラモアナセンター店
公式サイト:https://stores.barnesandnoble.com/store/2249
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