CityNomixです。
東京の東側、隅田川沿いに広がる「蔵前(くらまえ)」エリア。かつては玩具問屋や職人の街として知られていましたが、今では古い倉庫をリノベーションしたおしゃれなカフェや雑貨店が立ち並び、「東京のブルックリン」とも形容されるカルチャーの発信地となっています。
デジタルマーケティングの仕事でPCと向き合う日々の中、ふとアナログな感覚を取り戻したくなるとき、私はこの街を歩きます。目的もなく路地を曲がり、コーヒーの香りを頼りに新しい場所を見つける。それが私の週末のルーティンであり、Photomoでお伝えしたい「体験」の原点です。
今回は、そんな蔵前エリアに2024年12月にオープンしたばかりの注目スポット、「WESTSIDE COFFEE(ウエストサイドコーヒー)」蔵前店をご紹介します。浅草で絶大な人気を誇るロースタリーの2号店として誕生したこの場所は、単なるコーヒースタンドの枠を超え、街に新たなリズムを生み出していました。
こだわりの浅煎りコーヒー、思わず唸った大人のティラミス、そして妊婦さんやカフェインを控えている方にも自信を持っておすすめできる高品質なデカフェ。実際に足を運び、味わい、感じたことを、余すことなくレポートします。
浅草の人気店が蔵前に上陸。街に馴染むスタイリッシュな外観
都営浅草線・蔵前駅から歩くこと数分。落ち着いた街並みの中に、ひときわ目を引くレンガ造りの建物が現れます。

まず目に飛び込んでくるのは、茶色とグレーのレンガが織りなすテクスチャ豊かな壁面。そのコーナーには、ラフな質感の石に「WESTSIDE COFFEE」のロゴが刻まれた看板が掲げられています。無骨さと洗練が同居するこのデザインは、職人の街・蔵前の空気に敬意を払いながらも、新しい風を吹き込んでいるように感じられます。

エントランスは全面ガラス張りで、開放感は抜群。店先のメタルベンチには、柔らかな午後の日差しが落ちていました。天気の良い日には、ここで風を感じながらドリップコーヒーを待つのも贅沢な時間になりそうです。入りにくさを微塵も感じさせない、街に対して「開かれた」デザインが、このカフェのスタンスを物語っています。
無機質と温もりが交差する、ミニマルな空間美
重厚なドアを開けて一歩足を踏み入れると、そこにはノイズのない静謐な空間が広がっていました。

内装は、コンクリート打ちっぱなしの壁や床を基調としたインダストリアルなテイスト。しかし、冷たい印象にならないのは、随所に配置された温かみのある木製ベンチのおかげでしょう。無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルな空間は、Photomoが大切にしている「記録ではなく体験を、日常ではなく感覚を」というテーマと深く共鳴します。

キッチンエリアに目を向けると、美しくモルタルで仕上げられたカウンターが鎮座しています。その上には、バリスタの相棒であるエスプレッソマシンが輝き、グラインダーが静かに出番を待っています。大きな窓から切り取られた蔵前の日常風景を眺めながら、バリスタが丁寧にコーヒーを淹れる所作を眺める。この「待つ時間」さえも、ここでの体験の一部です。
こだわり抜かれたシングルオリジンと、選びやすさへの配慮
カウンターに進み、オーダーを。WESTSIDE COFFEEの真骨頂は、なんといっても自家焙煎のスペシャルティコーヒーです。

レジ横には、その日取り扱っているコーヒー豆のカードが整然と並べられていました。メキシコ、ケニア、中国、コロンビア、コスタリカ……。世界各地の農園から厳選された豆たちが、それぞれの個性を主張しています。
特筆すべきは、その情報の細やかさです。産地や精製方法(プロセス)だけでなく、「ブルーベリー」「ライム」「フローラル」といった具体的なフレーバーノートが明記されており、コーヒーに詳しくない方でも「どんな味がするのか」を想像しながら選べるよう工夫されています。こういう細やかな配慮に、お店の誠実さを感じますね。

ドリンクメニューはシンプルかつ明快。「FILTER(ハンドドリップ)」、「ESPRESSO(ラテやアメリカーノ)」、そして「OTHERS」としてエスプレッソトニックなどもラインナップされています。
実食レポ:浅煎りの真髄を感じるコロンビア
今回、私が選んだのはハンドドリップの「コロンビア(Campo Hermoso)」。最近のトレンドである浅煎り(ライトロースト)の中でも、特にフルーティーさが際立つ豆です。
一口飲んで、そのクリーンな味わいに驚きました。雑味が一切なく、透き通るような液体が喉を滑り落ちていきます。そして口いっぱいに広がるのは、まるでフルーツティーのような爽やかな酸味と甘み。コーヒー特有の苦味や重さはほとんど感じられず、余韻に華やかな香りが残ります。
「コーヒーは苦いもの」という固定観念を持っている方にこそ、ぜひ体験してほしい一杯です。仕事の合間のリフレッシュにも最適で、飲み疲れない軽やかさがありました。
驚きのクオリティ!デカフェ ラテの発見
そしてもう一杯、同行者がオーダーしたのが「デカフェ ラテ」です。使用しているのはメキシコのデカフェ豆。
正直なところ、デカフェ(カフェインレス)には「味が薄い」「物足りない」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか? しかし、WESTSIDE COFFEEのデカフェは、良い意味でその期待を裏切ってくれます。
一口もらいましたが、しっかりとしたコーヒーのボディ感とコクがあり、ミルクの甘みに負けていません。知らされずに飲んだら、デカフェだとは気づかないレベルの高さです。これなら、妊娠中の方やカフェインを控えている方、あるいは夜遅くにコーヒーを楽しみたい方でも、妥協することなく「美味しいコーヒー」を味わうことができます。追加料金なしで変更できる点も、非常に良心的だと感じました。
ペアリングの妙:お酒香る「大人のティラミス」
美味しいコーヒーには、美味しいスイーツが欠かせません。ショーケースの中で輝いていた「ティラミス」をオーダーしました。

白いプレートに載せられた四角いティラミスは、たっぷりのココアパウダーを纏った美しい佇まい。フォークを入れると、マスカルポーネクリームの層と、コーヒーシロップが染み込んだスポンジの層が綺麗な断面を見せます。
口に運ぶと、ふわっと広がるのは洋酒の香り。想像以上にしっかりとお酒の風味が効いた、まさに「大人のティラミス」です。マスカルポーネの濃厚なコクとココアのほろ苦さ、そして洋酒の芳醇な香りが複雑に絡み合います。
そして、これが先ほどの浅煎りコロンビアと抜群に合うのです! コーヒーの爽やかな酸味が、ティラミスの濃厚さをさらりと流し、次の一口を誘います。甘すぎるスイーツが苦手な私でも、ペロリと完食してしまいました。このペアリングは、間違いなくここでの「ベスト・バイ」体験です。
WESTSIDE COFFEE 蔵前店をより楽しむためのQ&A
ここからは、実際に訪問を検討されている方のために、よく検索されるキーワードに基づいた実用的な情報をお届けします。
WESTSIDE COFFEE 浅草と蔵前店の違いは?
本店である浅草店(WESTSIDE COFFEE)も非常に人気がありますが、蔵前店はより洗練された「コーヒースタンド」としての側面が強いように感じました。浅草店がロースタリーとしての拠点であるのに対し、蔵前店はその豆を使って、より街に開かれた形でコーヒーを提供する場。もちろん、どちらの店舗でもクオリティの高い豆を購入することができますが、蔵前散策の途中にサクッと立ち寄るなら、こちらの新店舗がアクセスも良くおすすめです。
WESTSIDE COFFEE のメニュー構成と価格帯は?
メニューはハンドドリップコーヒー(600円〜 ※豆によって変動)、カフェラテ(600円前後)、エスプレッソトニックなど。スイーツはティラミスの他に、パウンドケーキやプリンなどが日替わりで並ぶこともあります。決して安価なチェーン店価格ではありませんが、提供されるクオリティと空間体験を考えれば、十分に価値のある価格設定です。特にシングルオリジンの種類の豊富さは特筆モノです。
WESTSIDE COFFEE 蔵前での写真撮影について
ご覧の通り、店内は非常にフォトジェニックです。コンクリートの壁、自然光が入る大きな窓、スタイリッシュなコーヒーカップ。どこを切り取っても絵になります。ただし、他のお客様やスタッフの方への配慮は忘れずに。シャッター音を抑え、譲り合って撮影するのがスマートなCityNomix流のマナーです。
WESTSIDE COFFEE 浅草橋からのアクセスは?
「蔵前」エリアですが、実はJR総武線の「浅草橋」駅からも徒歩圏内です。浅草橋駅から江戸通りを北上し、蔵前方面へ歩いて約10分〜15分ほど。問屋街の雰囲気が残る浅草橋から、リノベーション文化が根付く蔵前へと街の表情が変わっていく様子を楽しみながら歩くのも一興です。
Westside cafe グラノーラも人気?
今回はいただきませんでしたが、WESTSIDE COFFEEでは自家製のグラノーラも販売していることがあるようです。コーヒー豆と同様、素材にこだわって作られており、お土産や自宅での朝食クオリティアップアイテムとして人気があります。見かけた際はぜひチェックしてみてください。
まとめ:蔵前で過ごす、上質なコーヒーブレイク
新しくオープンしたWESTSIDE COFFEE 蔵前店は、単に「新しいカフェができた」という以上の価値をこの街にもたらしています。
それは、こだわり抜かれた浅煎りコーヒーの新たな味覚体験であり、洗練された空間で過ごす心地よい時間であり、街歩きの途中でふと立ち止まる余裕でもあります。デジタルな日常に疲れたとき、美味しいコーヒーと大人のティラミスで五感を満たす。そんな贅沢な使い方ができる場所です。
おすすめポイントまとめ:
- 浅煎り派必見:フルーティーでクリーンなコーヒー体験。
- デカフェ難民へ:妥協のない美味しいカフェインレスラテがあります。
- スイーツ好きへ:お酒の効いたティラミスは必食。
- ノマド・散策者へ:Wi-Fi等の長居設備よりは、思考を整理するブレイクタイムに最適。
蔵前・浅草エリアを訪れる際は、ぜひこの新しいランドマークに足を運んでみてください。きっと、あなたの「東京カフェマップ」のお気に入りに加わるはずです。
CityNomixでした。それでは、また次の街角でお会いしましょう。
公式サイト:https://www.instagram.com/ws_coffee_kuramae
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