【2026年最新】ヒースロー空港T3 ブリティッシュ・エアウェイズ・ラウンジ完全ガイド:食事からシャワーまで徹底解説

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リスボンの朝陽を浴びながらポルトガルを後にし、ヒースロー空港ターミナル3(T3)に降り立ったのは、まだ午前中のことでした。ここから東京・羽田行きのJAL便への乗り継ぎ時間はたっぷりと残されています。通常であれば、この隙間時間を活用してロンドン市内へ繰り出し、ショーディッチあたりのカフェでフラットホワイトでも楽しむところです。しかし、今回の私には「終わらせなければならない仕事」という、逃れられないミッションがありました。

 参考記事:【ヒースロー空港ラウンジ】BA「Galleries Club North」潜入レポート!混雑の実情と利用ガイド

「街に出るか、ラウンジに籠もるか」。旅人にとって究極の二択を迫られた私が選んだのは、後者でした。CityNomixとして、今回はヒースロー空港T3にある「ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)ギャラリーズ・クラブ・ラウンジ」を徹底的に使い倒し、そこが単なる待合室ではなく、極上のワークプレイスになり得るのか、あるいは予期せぬ落とし穴があるのかを検証することにしたのです。

 

本記事では、2026年現在の最新情報に基づき、ラウンジの場所、食事のクオリティ、シャワー設備、そしてデジタルノマドにとって死活問題となる「電源事情」まで、忖度なしのリアルな体験記をお届けします。

 

ヒースロー空港T3:BAラウンジへの道程

 

ヒースロー空港は巨大な迷宮ですが、T3のラウンジエリアはある程度固まっています。保安検査を抜け、免税店の煌びやかな誘惑を振り切って進むと、「Lounge F」というエリア区分が見えてきます。

ターミナル3のラウンジ案内表示板。ゲートの方向と、ブリティッシュ・エアウェイズ(Lounge F)や日本航空などの各ラウンジの場所が一覧で表示されている。
ターミナル3のラウンジ案内。ブリティッシュ・エアウェイズやJALは「Lounge F」にあります。

案内板に従い、喧騒から離れるように通路を進みます。壁面には「Heathrow」のロゴと雲のモチーフ。この通路の静けさが、これから始まるリラックスタイムへの期待を高めてくれます。

ヒースロー空港のラウンジへ続く通路。青い壁に雲の模様があり、奥にブリティッシュ・エアウェイズのファースト&クラブ・ラウンジの入り口が見える
ヒースロー空港、ブリティッシュ・エアウェイズのラウンジへ続く通路

エントランスを抜けると、そこにはBAラウンジ特有の、落ち着いた照明とモダンなインテリアが広がっています。まずは座席を確保し、戦闘(仕事)の準備を整えましょう。ラウンジ内は非常に広く、ダイニングエリア、リラックスエリア、ワークエリアと緩やかにゾーニングされています。

空港ラウンジ内の青い案内サイン。トイレ、キッズゾーン、ゲストサービスへの方向を示している
ラウンジ内の各エリア(トイレ、キッズゾーン、ゲストサービス)を示す案内標識

【実食レポ】朝食からカレーまで、英国の味覚を堪能する

 

ラウンジ滞在の醍醐味といえば、やはり食事です。今回は午前中の到着だったため、朝食メニューからランチメニューへの切り替わりを体験することができました。

 

ヘルシーで充実した朝食ビュッフェ

 

朝の時間帯は、ヘルシーなオプションが充実しています。シリアルやフレッシュなカットフルーツ、ヨーグルトが並び、長時間のフライトで疲れた胃腸を優しく起こしてくれます。

朝食ビュッフェのカウンターに並ぶシリアル、ハム、チーズ、カットフルーツ、セミスキムミルク
シリアル、ハム、チーズ、フルーツなどが並ぶ、ヘルシーで充実した朝食ビュッフェコーナー

特筆すべきは、英国の朝食に欠かせない「ポーリッジ(オートミール粥)」です。温かい鍋からよそい、ハチミツやメープルシロップ、ドライフルーツをトッピングしていただきます。地味な見た目とは裏腹に、じんわりと染み渡る優しさがあります。

蓋の開いた銀色の鍋に入った温かいお粥(オートミール)と、ハチミツ、メープルシロップ、ドライフルーツなどのトッピングコーナー
お好みのトッピングで楽しめる、温かいお粥(ポーリッジ)のコーナー

もちろん、パン派のためのコーナーも万全です。クロワッサンやデニッシュ、そして英国らしいトーストが用意されています。

ホテルの朝食ブッフェにあるパンとトーストのコーナー。バスケットに入ったクロワッサンや、皿に並べられたトースト。
朝食ブッフェのパンコーナー。クロワッサンやデニッシュ、数種類のトーストが並びます。

ランチタイム:カレーとサンドイッチの誘惑

 

正午が近づくと、メニューがガラリと変わります。軽食として優秀なサンドイッチやラップサンドが、赤と白のチェック柄のクロスの上に並べられ、ピクニック気分を演出しています。

赤と白のチェック柄のクロスの上に木箱に入ったサンドイッチが並ぶビュッフェカウンターと照明用のランプ
赤と白のチェック柄が彩る、サンドイッチなどの軽食ビュッフェコーナー

そして、絶対に外せないのが「スコーン」です。ここイギリスでスコーンを食べずして帰るわけにはいきません。Rodda’s(ロダス)のクロテッドクリームとジャムをたっぷりと乗せれば、空港にいながらにしてクリームティーの完成です。

ホテルの朝食ブッフェカウンターに並ぶ、山盛りのスコーン、Rodda'sのクロテッドクリーム、ジャム、そしてオレンジジュースなどのドリンクサーバー
英国の牧草風景をバックに、焼きたてのスコーンとクロテッドクリーム、そしてフレッシュなジュースが並ぶ朝食コーナー。

がっつり食べたい派には、ホットミールコーナーがおすすめ。特にBAラウンジのカレーは、スパイスが効いていて侮れない美味しさです。パスタやライスと共に、自分だけのワンプレートを作るのが楽しい時間です。

ブッフェのホットミールコーナー。パスタ、ライス、カレーなどの温かい料理が大きな鍋に入って並んでいる様子
パスタやカレー、揚げ物などが並ぶ充実したホットミールコーナー
カレー、ライス、サラダが盛られたプレートと、サンミゲルおよびブリュードッグの缶ビール
カレーのワンプレートとサンミゲル、ブリュードッグのビール

ドリンク・バー:シャンパンと「Speedbird」で乾杯

 

仕事の合間の息抜き、あるいは仕事終わりの祝杯には、充実したドリンクコーナーが待っています。シャンパンやスパークリングワインが氷で冷やされており、いつでもセルフで注ぐことができます。

空港ラウンジの黒いカウンターに並ぶ、氷の入ったシルバーのアイスペールで冷やされているシャンパンとスパークリングワインのボトル
氷で冷やされたボトルが並ぶシャンパン・スパークリングワインコーナー

ビール党の私が歓喜したのは、BrewDog(ブリュードッグ)のBA限定ビール「Speedbird OG」が置いてあったことです。爽やかな柑橘系の香りが特徴のIPAで、カレーとの相性も抜群。もちろん、定番のサンミゲルなども冷蔵庫に常備されています。

ラウンジにあるセルフサービスのバーカウンター。各種リカー、フレーバーウォーター、冷蔵庫内の缶ビールやソフトドリンクが並んでいる
アルコールからソフトドリンクまで自由に選べる、充実したセルフサービスのバーエリア

コーヒーは「UNION HAND-ROASTED COFFEE」の豆を使用したマシンがあり、本格的なアメリカーノやラテを楽しめます。仕事のお供には欠かせません。

「UNION HAND-ROASTED COFFEE」の看板とコーヒーマシンが並ぶドリンクコーナー
本格的な味わいが楽しめる「UNION」のセルフサービスコーヒーマシン

仕事環境の罠:電源喪失の危機と「BFタイプ」の教訓

 

さて、ここからが今回の滞在で最も共有したい「教訓」です。私は意気揚々とラップトップを開き、座席に備え付けのUSBポートにケーブルを差し込みました。「これで充電しながら仕事ができる」と高を括っていたのです。

 

しかし、数十分後。PCのバッテリー残量が減っていることに気づきました。「ヒースロー ラウンジ PC 充電 できない」という検索ワードが頭をよぎります。そう、座席にあるUSBポートは出力が微弱で、スマートフォンならいざ知らず、消費電力の大きいラップトップを充電するには全くパワーが足りなかったのです。

 

さらに悪いことに、私はイギリス独自の「BFタイプ(Type G)」の変換プラグをスーツケースに入れたまま預けてしまっていました。手元にあるのは日本のプラグのみ。ラウンジの壁や床にあるACコンセントは、無情にも3本足のBFタイプしか受け付けてくれません。

 

テザリングで通信しながらの作業はバッテリーを激しく消耗します。刻一刻と減っていくパーセンテージを見つめながらの仕事は、まさにスリル満点。教訓として、イギリスのラウンジを利用する際は、必ず手荷物に「全世界対応のマルチ変換プラグ」を入れておくことを強くおすすめします。USBポートを過信してはいけません。

 

シャワールーム:ELEMISで整える

 

冷や汗をかいた仕事の後は、シャワーでリフレッシュです。ラウンジ奥のカウンターで予約をすると、個室のシャワールームを利用できます。

木製のパーティションと洗面台が見える、モダンで清潔感のあるトイレ・シャワー室の入り口
清潔感あふれるモダンな内装のトイレおよびシャワー室へのアクセスエリア

シャワー室は管理番号で管理されており、中はトイレと洗面台が完備された完全なプライベート空間。清掃も行き届いており、非常に清潔です。

番号4が表示された木製のシャワー室のドア
管理番号「4」が振られた個室シャワーの木製ドア
ガラス張りのシャワーブース、トイレ、鏡台を備えた個室シャワールームの内部
トイレ、洗面台、鏡が完備された完全プライベートなシャワールーム

アメニティは、英国が誇るラグジュアリー・スキンケアブランド「ELEMIS(エレミス)」。この香りに包まれるだけで、長旅の疲れが吹き飛びます。エレミス シャワー ヒースロー ターミナル3で検索する人が多いのも納得のクオリティです。

ブリティッシュ・エアウェイズのシャワー室に設置されたエレミスのアメニティとシャワー設備
英国の有名スキンケアブランド「ELEMIS(エレミス)」のアメニティ

ヒースロー空港ラウンジ完全攻略Q&A

 

最後に、読者の皆様からよく寄せられる疑問について、キーワード別に解説します。

 

ヒースロー空港ラウンジ クレジットカード

 

一般的なゴールドカード等では、このBAラウンジには入れません。航空会社の上級会員資格か、ビジネスクラス以上の搭乗券が必要です。アメックス・プラチナなどで利用できるのは「センチュリオンラウンジ」や「プラザプレミアムラウンジ」となります。

 

ヒースロー空港ラウンジ プライオリティパス

 

残念ながら、BAのラウンジはプライオリティパスでは利用できません。T3でプライオリティパスを使う場合は、「Club Aspire Lounge」や「No1 Lounge」を目指してください。

 

ヒースロー 空港 ラウンジ エコノミー

 

エコノミークラス利用でも、ワンワールドのサファイアステータス(JALグローバルクラブなど)を持っていれば、このラウンジに入室可能です。ステータスの力は偉大です。

 

ヒースロー空港ラウンジ 有料

 

BAラウンジは基本的に有料での一般開放を行っていません。お金を払ってラウンジを使いたい場合は、前述のNo1 Loungeなどを予約サイト経由で確保するのが確実です。

 

ヒースロー空港ラウンジ JAL

 

T3はJALの発着ターミナルです。JALのビジネスクラス、またはJMBサファイア以上の会員は、JAL指定のラウンジとしてこのBAラウンジ(またはキャセイパシフィック航空ラウンジ)を利用できます。

 

ヒースロー空港ラウンジ 24時間

 

ヒースロー空港のラウンジは24時間営業ではありません。通常、朝5時頃から最終便の出発まで営業しています。空港内での宿泊(野宿)は推奨されないため、深夜乗り継ぎの場合は空港周辺のホテルを手配しましょう。

 

ヒースロー空港ラウンジ スターアライアンス

 

スターアライアンス(ANAなど)は主にターミナル2を使用しています。T3にあるスターアライアンス系ラウンジもありますが、自分が乗る便のターミナルを間違えないよう注意が必要です。

 

ヒースロー空港ラウンジ ターミナル5

 

BAのメインハブはターミナル5です。T5にはさらに広大な「ギャラリーズ・クラブ・サウス/ノース」や「コンコルド・ルーム」があります。今回紹介したのはT3のラウンジですが、T5を利用する際はまた違った雰囲気を楽しめるでしょう。

 

ヒースロー ターミナル3 ブリティッシュエアウェイズ ラウンジ

 

T3のBAラウンジは、T5に比べて比較的空いていることが多く、穴場とも言えます。JAL便までの待ち時間を過ごすには最適な場所です。

 

ヒースロー T3 ワンワールド サファイア ラウンジ利用

 

ワンワールド・サファイア会員は、T3において「ラウンジホッピング」が可能です。BAラウンジだけでなく、評判の高いキャセイパシフィック航空のラウンジや、カンタス航空のラウンジも利用できます。時間があれば入り比べてみるのも一興です。

 

エレミス シャワー ヒースロー ターミナル3

 

前述の通り、BAラウンジ内のシャワーにはELEMISが採用されています。タオルの質も良く、ドライヤーの風量も十分。搭乗前にさっぱりしたい方は、入室後すぐに予約を入れることをお勧めします。

 

ヒースロー ラウンジ PC 充電 できない

 

繰り返しになりますが、USBポートは信用せず、必ずBFタイプの変換プラグを持参してください。これが、T3で快適に仕事をするための唯一解です。

 

以上、ヒースロー空港T3 BAラウンジの体験レポートでした。次回訪れる際は、ぜひ「変換プラグ」を忘れずに、余裕を持ってカレーとビールを楽しんでください。

参考記事:【ヒースロー空港ラウンジ】BA「Galleries Club North」潜入レポート!混雑の実情と利用ガイド

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