丸の内の洗練と、心躍る出会いを求めて大手町へ
先日、筑紫樓 丸の内店で至福のフカヒレ姿煮ランチを堪能。食後の余韻に浸りながらスターバックスで一息。心地よい満腹感とともにメールをチェックしつつ、次なる目的地に思いを巡らせていました。ふと、以前から気になっていたショップのことを思い出し、「そうだ、あそこへ行ってみよう!」と心が躍りました。行き先は、コム・デ・ギャルソン (COMME des GARCONS) が展開するブランド、CDG。新緑が目に鮮やかな大手町のオフィス街を、心地よい風を感じながら歩を進めます。
大手町の街並みは、近代的な高層ビルが整然と立ち並ぶ一方で、手入れの行き届いた街路樹が美しい緑のトンネルを作り出しています。特にCDG丸の内店が面している通りは、冬になると美しいイルミネーションで彩られることでも知られており、季節ごとに異なる表情を見せてくれる魅力的なエリアです。石畳の歩道を歩いていると、まるで都会のオアシスにいるような清々しい気持ちになります。

ついに到着!ミニマルながらも強烈な個性を放つCDG丸の内店
目的のCDG丸の内店が見えてきました。白いクリーンなファサードに、大きく黒いCDGロゴが際立っています。ガラス張りのエントランスからは、壁一面にアイコニックなロゴがリピートされた、ブランドの世界観が凝縮された空間が垣間見え、期待感が高まります。お隣はドイツのスーツケースブランド、リモワですね。この洗練された佇まいは、さすが大手町といった雰囲気です。

一歩足を踏み入れると、そこはまさにCDGワールド。外観の印象とはまた異なり、内装は床から壁、そして天井の一部に至るまで、白地に黒のCDGロゴが大胆に、そしてリズミカルに配置されています。この徹底されたデザインは、コム・デ・ギャルソンならではの揺るぎない美意識を感じさせます。入ってすぐのエリアには、人気のロゴ入りTシャツやスウェット、ナイロンジャケットなどが豊富にディスプレイされていました。

CDGブランドの魅力とは?
CDGは、もともとコム・デ・ギャルソンのグラフィックをメインとしたグッドデザインショップ (Good Design Shop) で展開されていたロゴアイテムが人気を博し、独立したブランドとして誕生した経緯があります。そのため、コム・デ・ギャルソンの持つ前衛的でアーティスティックなエッセンスを受け継ぎつつも、よりデイリーユースしやすく、幅広い層が手に取りやすい価格帯とラインナップが魅力です。シンプルながらも一度見たら忘れられないCDGロゴは、まさにブランドの顔と言えるでしょう。
店内は、ロゴで埋め尽くされた通路が奥へと続き、まるで迷路に迷い込んだような感覚も。しかし、それがまた探求心をくすぐります。右手にはシンプルな白い壁の試着室エリアがあり、落ち着いて商品と向き合える空間も確保されていました。

運命のアイテムとの出会い – シャツ、BIG T、そしてまさかのニット帽
早速、気になるアイテムを手に取ってみることに。まず目に飛び込んできたのは、ハンガーにかけられたシャツのコレクション。その中でも、爽やかなブルーストライプのシャツに心が惹かれました。手に取ってみると、さらりとした上質なコットン素材で肌触りが抜群。背中にはさりげなくCDGのロゴが配されており、シンプルながらもブランドのアイデンティティを感じさせます。少し大きめのサイズを選んで、ゆったりと着こなしたら絶対に格好いいだろうなと想像が膨らみました。

続いてTシャツのコーナーへ。様々なデザインのTシャツが並んでおり、どれも魅力的で迷ってしまいます。そこで、店員さんに相談してみることに。普段使いしやすいシルエットについて尋ねると、「通常のシルエットのTシャツは着丈が長めで細身の作りなので、お客様の雰囲気ですと、身幅が広く着丈とのバランスが良いBIG Tのほうがおすすめです」と的確なアドバイスをいただきました。確かに、BIG Tを試着してみると、身幅に対して着丈のバランスが絶妙で、リラックス感がありながらもだらしなく見えないシルエットが気に入りました。素材はしっかりとしたコットンで、長く愛用できそうです。店員さん曰く、「Tシャツは洗濯で多少縮む可能性があるので、サイズ選びに迷ったら少し大きめを選ぶか、ご相談いただくのがマストです」とのこと。親切なアドバイスに感謝です。
春夏シーズンにあえてのニット帽? 意外な発見と心地よさ
小物類も充実しており、キャップやニット帽、バッグなどがディスプレイされていました。普段からキャップをよく被るので、いくつか試着してみました。CDGのキャップはかなり深めに被れるデザインで、これはこれで格好いいのですが、残念ながら自分の頭の形にはしっくりこなかったため、今回は見送ることに。ふと、隣に置かれていたニット帽が目に留まりました。季節は春から初夏へ向かう5月下旬。「この時期にニット帽?」と一瞬ためらいましたが、試しに被ってみると、意外なほどしっくりきました。ウールではなくコットンベースのニットなので、想像していたような暑苦しさはなく、むしろ柔らかな肌触りが心地よい。締め付け感も強くなく、長時間被っていてもストレスを感じなさそうです。ブラックの生地に白いCDGロゴが映え、コーディネートのアクセントとしても活躍してくれそう。「春夏にあえてニット帽」というのも、なんだかお洒落心がくすぐられます。
以前、ロンドンのドーバーストリートマーケット (Dover Street Market London) で見かけて気になっていたCDGのコーチジャケットや、MA-1ジャケットも非常に魅力的でしたが、今回は最初に心惹かれたシャツ、着心地抜群のBIG T、そして意外な出会いだったニット帽の3点を購入することに決めました。
初めてのCDG体験は大満足!購入品と着心地レビュー
こうして、初めてのCDG丸の内店でのショッピング体験は、大満足のうちに幕を閉じました。購入したアイテムがこちらです。

爽やかなブルーストライプのシャツは、期待通りの着心地の良さ。一枚でさらりと着ても、羽織りものとしても活躍してくれそうです。そして、ブラックのBIG T。まさに今、この記事をこのTシャツを着ながら書いているのですが、本当に着心地が良くてシルエットも絶妙。身幅のゆとりがリラックス感を与えてくれつつも、だらしなく見えない計算されたバランスはさすがCDGです。これは間違いなくヘビーローテーション入り決定です。そして、春夏にあえて選んだニット帽。こちらも柔らかな被り心地で、シンプルなコーディネートの日にさりげないアクセントとして重宝しそうです。コム・デ・ギャルソンの世界観に触れながら、日常に取り入れやすいアイテムを見つけることができ、非常に有意義な時間でした。
まとめ:大手町の緑とアートを感じるCDG丸の内店、再訪を誓う理由
CDG丸の内店は、大手町という東京の中心地にありながら、緑豊かな落ち着いた環境でショッピングを楽しめる素晴らしいロケーションにあります。店舗自体がアート作品のような空間であり、そこに身を置くだけで感性が刺激されるのを感じました。店員さんの丁寧で的確なアドバイスも、心地よい買い物体験には欠かせない要素です。
このエリアは、CDGだけでなく、洗練されたセレクトショップや美味しいカフェ、レストランも数多く点在しています。天気の良い日には、東京駅方面や有楽町方面から、大手町の美しい並木道を眺めながらウォーキングするのもおすすめです。今回購入したアイテムたちは、これからの季節、私のワードローブの主役として活躍してくれること間違いなしです。特にBIG Tの快適さと汎用性の高さは、多くの人に体験してみてほしい逸品。また近いうちに、新しい発見を求めてCDG丸の内店を訪れたいと思います。
公式サイト:https://jp.cdgcdgcdg.com/
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