【ロンドン音楽体験記】ノッティングヒルRough Trade WestでSOFYのインストアライブに遭遇!予期せぬ感動とレコード探しのヒント

ロンドン到着、ノッティングヒルの夕暮れに誘われて

2023年11月11日、夕刻。ヒースロー空港からロンドン市内へは地下鉄で移動しました。しかし、いきなりの洗礼。多くの駅でエレベーターがなく、重いスーツケースを抱えて階段を上り下りするのは、想像以上の重労働でした。デジタルマーケティングの仕事ではスムーズな導線設計を考えることが多いのですが、現実のフィジカルな移動ではそうもいかないものですね。ようやくホテルに到着し、チェックインを済ませると、まだ外は明るさが残っていました。「せっかくノッティングヒルに宿を取ったのだから、少し散歩してみよう」。そんな気軽な気持ちで、カメラ片手に街へ繰り出しました。

目指すは、有名なポートベローマーケット方面。カラフルな建物が並び、アンティークショップやカフェが軒を連ねるこのエリアは、歩いているだけで心が躍ります。Photomoのテーマである「歩いて、撮って、書く」をまさに体現できる場所だと感じました。そして、ふと頭をよぎったのです。「そういえば、この近くにRough Trade Westがあったはずだ」。音楽好き、特にレコードを愛する者にとって、Rough Tradeは聖地のような存在。期待に胸を膨らませ、足を速めました。

予期せぬ熱気!Rough Trade WestとSOFYのインストアライブ

ホテルから歩くこと約15分。ついに、その象徴的な看板が見えてきました。Rough Trade Westです。

ロンドンのレコード店「Rough Trade West」の外観。SOFYのインストアライブ開催中を示す看板が見える。
Rough Trade Westの外観。SOFYのインストアライブに遭遇!

ところが、店の前に着くと何やら普段とは違う雰囲気。店内が妙に混雑しており、入口には「SOFY IN-STORE LIVE TODAY」の文字が。え、インストアライブ? まさに「ラフ トレード ウエスト インストアライブ」の瞬間に立ち会えるなんて!

偶然の出会い、SOFYの奏でるチルなサウンド

逸る心を抑えきれず、そっと店内へ。すでにアコースティックライブは始まっていました。心地よいギターの音色と、透明感のある歌声。事前に情報をチェックしていなかったため、アーティストが誰なのかは分かりません。すぐにスマートホンで公式サイトをチェックすると、ロンドン出身のアーティスト、SOFYだと判明しました。彼女の音楽は、どこかチルで心地よく、それでいて芯のあるサウンド。まさに今のロンドンの空気感を体現しているかのようでした。このロンドン 音楽体験は、旅の素晴らしい幕開けを予感させてくれました。

ファンは皆、体を揺らしながら一緒に歌っていて、その一体感が素晴らしい。アーティストとファンの距離が驚くほど近く、手を伸ばせば届きそうなほど。これがロンドンのライブハウスの、いや、レコードショップの日常なのでしょうか。大手レーベルの大きな会場では味わえない、この親密な雰囲気こそ、ローカルな音楽シーンの醍醐味だと感じました。彼女のパフォーマンスは、まさに「感覚を伝える」Photomoの精神そのものでした。

ライブの余韻と、ちょっぴりの後悔

SOFYは5、6曲を演奏し、インストアライブはあっという間に終了。その後はファンとの交流タイムです。気さくにサインに応じたり、談笑したりする彼女の姿を見て、「レコードを買ったらサインをしてもらえるかな…」という思いが頭をよぎりました。しかし、その場の雰囲気に少し気後れしてしまい、結局声をかけることができませんでした。この時のちょっとした勇気が出せなかったことを、今でも時々思い出しては後悔しています。旅先での小さな「もしも」は、時に長く心に残るものですね。読者の皆さん、もし同じような機会があれば、ぜひ一歩踏み出してみてください!その小さな勇気が、忘れられない思い出に繋がるはずです。

店内の探索:新品と中古のレコードたち

気を取り直して、店内を探索。Rough Trade Westの1階はすべて新品のレコードのみで、残念ながらカセットテープは見当たりませんでした。ミニマルで洗練された陳列は、さすがRough Tradeといったところ。様々なジャンルの最新リリースやインディーズ作品が並び、見ているだけでも飽きません。

そして、期待していた地下フロアへ。こちらはすべて中古レコードのコーナーです。品揃えは決して悪くないのですが、正直なところ、以前訪れたSOHO地区にあるReckless RecordsやSister Rayといった老舗レコードショップと比較すると、やや物足りなさを感じたかもしれません。ただ、これはあくまで私の主観。掘り出し物を見つける楽しみは、どの店にも共通してあります。ノッティングヒルというエリアで、新品と中古の両方を扱っているという点では、非常に貴重な存在であることは間違いありません。「ロンドン レコード屋 おすすめ」と聞かれたら、目的によって使い分けるのが良いでしょう。最新譜やインディーズの新譜ならRough Trade、ディープな中古盤を探すならSOHOの老舗、といった具合に。

結局、この日は何も購入せずにお店を後にしました。SOFYのライブという素晴らしい体験ができただけでも、十分すぎる収穫です。ポートベローロード 音楽散策の一環として、この店に立ち寄れたのは幸運でした。

Rough Trade West訪問のすすめ:ライブとレコード探しのヒント

今回、偶然ラフ トレード ウエスト インストアライブに遭遇できましたが、これは本当にラッキーでした。Rough Tradeでは、West店だけでなくEast店など他の店舗でも、頻繁にインストアライブやサイン会が開催されています。もし特定のアーティストのイベントに参加したい、あるいはライブの雰囲気を味わいたいという方は、訪問前に必ず公式サイト(https://www.roughtrade.com/)のイベントスケジュールをチェックすることをおすすめします。そうすれば、私のような「サイン貰い損ねた…」という後悔をせずに済むかもしれません!

お店の規模はそれほど大きくありませんが、特に新品レコードのセレクトは素晴らしいです。また、中古レコードのセレクションも、同じRough TradeのEast店よりは多い印象を受けました(これは私の記憶なので、最新情報はご確認ください)。

アクセスと周辺情報

Rough Trade Westは、ノッティングヒル・ゲート駅(Notting Hill Gate Station)やラドブローク・グローブ駅(Ladbroke Grove Station)から徒歩圏内です。有名なポートベロー・ロード・マーケットからも近いため、マーケット散策と合わせて訪れるのがおすすめです。このエリアは、映画『ノッティングヒルの恋人』の舞台としても知られ、美しい街並みやおしゃれなショップが多く、歩いているだけで楽しい気分になれます。

インストアライブが行われている際は、店内が混み合うことが予想されます。時間に余裕を持って訪れるか、ライブの時間を避けてゆっくりとレコードを選ぶのも良いでしょう。いずれにせよ、ロンドンで音楽に触れたい、レコードハンティングを楽しみたいという方には、ぜひ一度足を運んでほしい場所です。

まとめ:音楽との出会いは旅のスパイス

今回のRough Trade Westでの体験は、まさに予期せぬ贈り物でした。SOFY ライブという素晴らしい音楽に偶然出会えたこと、そしてロンドンのインディペンデントな音楽シーンの熱気を肌で感じられたことは、この旅のハイライトの一つです。サインを貰い損ねた小さな後悔は、次への教訓として心に刻んでおきます(笑)。

Photomoは「体験を伝える」メディアです。今回の記事が、皆さんの次なるロンドン旅行、あるいは音楽探求の旅のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。デジタルマーケティングの視点から見ても、このようなリアルな体験と感動の共有こそが、読者の心を動かし、次の行動へと繋げる力を持つと信じています。ロンドンの街角には、まだまだ発見すべきカルチャーが溢れています。さあ、あなたもカメラを片手に、自分だけの「体験」を探しに出かけてみませんか?

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