【東京・日比谷】Buvette(ブヴェット)体験記|五感を満たすオールデイフレンチ食堂の魔法

Buvetteとの出会い:日比谷で小腹を満たす、最高の選択

こんにちは、CityNomixです。デジタルマーケティングの仕事をしながら、国内外の街を歩き、その土地ならではのカルチャーを発掘しています。Photomoでは、「歩いて、撮って、書く」をテーマに、私が見つけた世界の魅力をお届けしています。単なる情報の羅列ではなく、私のリアルな体験を通して、読者の皆さんの知的好奇心を刺激し、次の行動を後押しできるような、そんな旅仲間のような存在でありたいと思っています。

その日は、平日の午後2時過ぎ。場所は東京ミッドタウン日比谷。少し早めのランチを済ませた私は、心地よい満腹感と、それに続くちょっとした小腹の空きを感じていました。「日比谷で、少しだけ何か美味しいものを…」そう考えた時、頭に浮かんだのはただ一つのお店でした。それが、Buvette(ブヴェット)です。

パリのカフェ「Buvette」の外観。赤い日除けと緑色の壁、店先にテーブルと椅子が置かれている様子。
パリの人気カフェ「Buvette」の外観。平日の午後は比較的空いており、すぐに入店できました。

ニューヨーク発祥、世界で愛される「オールデイフレンチ食堂」

Buvetteは、ニューヨークのウエストヴィレッジに本店を構え、その後パリ、東京、そしてソウルへと展開している人気のフレンチ食堂。そのコンセプトは「オールデイ」。朝から夜まで、どんな時間帯に訪れても、美味しい食事や飲み物を楽しめるのが最大の魅力です。ここ日比谷店は、私が東京で最も信頼し、愛してやまないレストランの一つ。食事はもちろん、カフェとしての利用も素晴らしい。まだディナータイムに訪れたことはありませんが、きっと期待を裏切らない美味しさでしょう。

いつ、誰と来ても、必ず満足できる。そんな安心感と期待感がBuvetteにはあります。もちろん、デートにだって最高なのは言うまでもありません。大切な人と、美味しい時間を共有するには、これ以上ない選択肢の一つだと私は確信しています。

期待感を高める外観と、まるで異世界のような内装

インテリアショップのような洗練された佇まい

東京ミッドタウン日比谷の一角に佇むBuvette。その外観は、まるで上質なインテリアショップのよう。 “ ガラス越しに見える店内の温かな光と、アンティーク調の設えが、道行く人の足を止めさせます。この時点で、すでに期待感は高まるばかりです。「きっと素敵な空間に違いない」そう思わせるだけの説得力が、このファサードにはあります。

左側から見たSENDA COFFEEの外観。休日には行列ができる人気カフェの様子。
行列必至の人気カフェ「SENDA COFFEE」の外観(左から)。休日は特に多くの人で賑わいます。

ディズニーランドのような、完成されたワクワク空間

一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。天井が高く、開放感がありながらも、どこか懐かしさを感じる温かみに満ちています。使い込まれた木の質感、アンティークの照明、壁に掛けられた絵画や鏡。その一つ一つが計算され尽くされているのに、決して堅苦しさはなく、むしろ「なんだかワクワクする」そんな気持ちにさせてくれるのです。内装の完成度は非常に高く、まるでディズニーランドのアトラクションに迷い込んだかのよう。しかし、それは子供だましなハリボテではなく、本物の質感が伴った、大人も心から楽しめる上質な空間です。

ドライフラワーや鳥かご、絵画で埋め尽くされた独創的なカフェの店内
一歩足を踏み入れれば異空間。細部までこだわりが光る、個性的な店内装飾。

この日も、その魔法のような空間に魅了されながら、奥のテーブルへと案内されました。美味しいのは分かっているのに、何度来てもこのワクワク感は薄れません。さて、今日は何を頼もうか。

Buvetteの魔法:一口ごとに訪れる幸福感

普段、食事で訪れる際は、ステーキフリットや、名物のクロックマダムを頼むことが多いのです。特にクロックマダムは、濃厚なベシャメルソースと卵、ハム、チーズのコンビネーションが絶妙で、忘れられない一品。しかし、今日はあくまでカフェ利用。心は決まっていました。

至福のデザート体験:クリームブリュレとチョコレートムース

「頼んだことのないものを試してみよう」そう思い、選んだのはクリームブリュレ。しかし、メニューを眺めていると、濃厚そうなチョコレートムースも私を誘惑します。「うーん、両方いってしまおうか!」食いしん坊な私の心は、すぐにそう結論を出しました。飲み物は、カフェオレと紅茶をそれぞれ。

そして、Buvetteに来たなら絶対に外せないものがあります。それがフレンチフライ。カフェ利用だろうと、食事利用だろうと、これはマストオーダー。あの魔法のソースと共に楽しまなくては始まりません。

オーダーを済ませ、ほどなくして飲み物が運ばれてきました。美しいラテアートが施されたカフェオレ、香り高い紅茶。ただの飲み物でさえ、どこか特別なものに感じさせてくれるのがBuvetteの不思議なところ。一口飲むと、そのレベルの高さに改めて気づかされます。細部にまでこだわりが行き届いている証拠です。

木製のテーブルに置かれた、ラテアートが施されたカフェオレとガラスカップに入った紅茶。
午後のカフェタイム、カフェオレと紅茶でくつろぎのひととき。

そして、ついに主役たちが登場しました。クリームブリュレとチョコレートムース。驚いたことに、クリームブリュレにはチョコレートムースが少量添えられていました。「あら、違うものを頼むべきだったかな?」と一瞬思いましたが、チョコレートムースを一口運んで、その考えは杞憂だったと悟ります。

クレームブリュレ、チョコムース、ビスケットを盛り付けたデザート
香ばしいカラメルと濃厚カスタードのクレームブリュレ。一口サイズのチョコムースとビスケットを添えて。

「いやいや、これはチョコレートムースも頼んで大正解!」
思わず心の中で叫んでしまうほど、濃厚で、カカオの風味が豊か。舌の上でとろける滑らかさは、まさに至福。少量添えられたものとは全く異なる満足感があります。

続いて、クリームブリュレ。スプーンで表面のキャラメルをコンコンと割る瞬間は、いくつになっても心が躍ります。パリッと割れたキャラメルは、驚くほど香ばしく、ほんのりビター。その下から現れるカスタードプリンは、卵とバニラの風味が凝縮された、信じられないほど濃厚な味わいです。この組み合わせを考えた人は天才ではないでしょうか。

Buvetteの料理は、まるで魔法のようです。初めて食べるメニューでも、その一口目が「ハッ」とさせられる衝撃をもたらし、そしてその感動が最後まで、いえ、食べ終わった後までも続くのです。二度目に同じものを食べても、その感動は薄れるどころか、新たな発見があったりする。だから、何度でも訪れたくなる。一口ごとに幸せな気分に満たされるのは、決して私だけではないはずです。

魔法の立役者:フレンチフライとアイオリソース

デザートの余韻に浸っていると、最後のお楽しみ、フレンチフライが運ばれてきました。カリッと揚げられた黄金色のポテト。しかし、Buvetteのフレンチフライを特別なものにしているのは、何と言っても添えられたアイオリソースです。

アイオリソースが添えられたフレンチフライ
フレンチフライ with アイオリソース。このソースが決め手!

このアイオリソースこそが、フレンチフライにかける究極の魔法。ガーリックと卵黄、オリーブオイルが織りなす、クリーミーでコクのあるソースは、一度食べたら忘れられません。フレンチフライの塩気と、アイオリソースの濃厚な旨味が口の中で一体となり、まさに「止まらない美味しさ」を生み出します。Buvetteに来たら、これを食べずには帰れません。強く、強く、おすすめします。 

幸せな〆:タルトタタンの誘惑

クリームブリュレ、チョコレートムース、そしてフレンチフライ。あれだけ堪能したはずなのに、「まだ食べられそう…」と思ってしまうのが、Buvetteの恐ろしいところ(笑)。ふとメニューに目をやると、輝いて見えたのがタルトタタンでした。「りんごに、この幸せな時間を締めくくってもらおう」。

艶やかなキャラメル色に輝くリンゴが美しい、一切れのタルトタタン、白い皿にフォーク添え
午後の光に照らされる、一切れのタルトタタン。美しいキャラメルの層にうっとり。

運ばれてきたタルトタタンは、キャラメリゼされたりんごが艶やかに輝き、見るからに美味しそう。フォークを入れると、じっくりと煮詰められたりんごの甘酸っぱさと、バター香るタルト生地の香ばしさが口いっぱいに広がります。これまでの濃厚なデザートとはまた違う、フルーティーで優しい甘さが、完璧なフィナーレを飾ってくれました。

大満足で会計を済ませ、店を出る頃には、幸福感で満たされていました。「今日摂取したカロリーは、たくさん歩いて消費するぞ!」そう心に誓いながら、私は日比谷の街を後にしたのでした。

Buvetteが多くの人を惹きつける理由:CityNomixの視点

なぜBuvetteは、これほどまでに多くの人々を魅了し続けるのでしょうか。私なりに考えてみると、いくつかの理由が挙げられます。

「オールデイ」というコンセプトの秀逸さ

まず、「オールデイフレンチ食堂」というコンセプトが素晴らしい。朝食からランチ、午後のカフェタイム、そしてディナーまで、どんな時間帯でも、どんなニーズにも応えてくれる懐の深さ。これが、多くの人にとって「使いやすい」と感じる大きな理由でしょう。実際に、私が訪れた平日午後の時間帯も、様々な目的のお客さんで賑わっていました。

空間が生み出す特別な体験価値

そして、あの独特の雰囲気。アンティーク調で統一された内装は、非日常感を演出しつつも、どこか居心地が良い。細部までこだわり抜かれた空間は、ただ食事をする場所ではなく、「Buvetteで時間を過ごす」という体験そのものに価値を与えています。これは、おしゃれなカフェを探している人や、デートで特別な時間を過ごしたいカップルにとって、非常に大きな魅力となるはずです。

期待を裏切らない、確かな「美味しさ」

もちろん、最も重要なのは料理の美味しさ。どんなに雰囲気が良くても、味が伴わなければリピーターは生まれません。Buvetteの料理は、どれも素材の良さが活きており、シンプルながらも奥深い味わい。特にデザートやフレンチフライのような、一見すると脇役になりがちなメニューにも一切手抜きがなく、むしろそれらが主役級の輝きを放っている点が特筆すべきです。Buvetteのメニューはどれもおすすめできますが、まずは体験メモで触れた品々から試してみてはいかがでしょうか。

Buvette 東京(日比谷)へのアクセスとおすすめ利用シーン

Buvette 東京は、東京ミッドタウン日比谷の1階にあります。日比谷駅直結というアクセスの良さも魅力の一つです。

公式サイト:https://buvettetokyo.com/
Google Map :

おすすめの利用シーンは本当に幅広いです。 

  • 友人とのランチやカフェタイム:気軽に美味しいものを楽しみたい時に。
  • デート:おしゃれな雰囲気で、特別な時間を過ごしたいカップルに。ディナーもロマンチックでしょう。
  • 一人でのんびりと:カウンター席もあるので、一人で読書をしながら美味しいコーヒーとデザートを、というのも素敵です。
  • 観劇や映画の前に軽く一杯:日比谷・有楽町エリアは劇場や映画館も多いので、その前後に立ち寄るのにも便利です。

人気店なので、特に週末やランチ・ディナーのピークタイムは予約を検討するのが賢明かもしれません。カフェ利用であれば、少し時間をずらすと比較的スムーズに入りやすい印象です。 

まとめ:日比谷のBuvetteは、何度でも訪れたい魔法の場所

今回のBuvette 東京での体験は、改めてその魅力と実力を再認識させてくれるものでした。一口食べれば誰もが笑顔になる料理、細部までこだわり抜かれた美しい空間、そしてどんなシーンにも寄り添ってくれる懐の深さ。これらが融合することで、Buvetteは「また来たい」と思わせる魔法を生み出しているのでしょう。

日比谷でおしゃれなカフェを探している方も、東京で本当に美味しいオールデイフレンチ食堂を求めている方も、ぜひ一度Buvetteを訪れてみてください。きっと、あなたにとっても忘れられない場所になるはずです。ニューヨーク、パリ、ソウルにも店舗があるので、いつか他の都市のBuvetteも巡ってみたい、そんな新たな旅の目標もできました。

Photomoでは、これからも私が実際に歩き、心で感じた世界の魅力をお届けしていきます。この記事が、あなたの次の素敵な体験のきっかけになれば幸いです。

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